久留米市美術館で〜1/13(月祝)まで開催中の展覧会「日本が見たドニ | ドニの見た日本」を2週にわたって特集します。
本展は、19世紀末のパリで画家・評論家として活動をはじめたモーリス・ドニと、同時代に生きた日本の画家たちとの接点を辿る展覧会です。
19世紀末のパリでは、ポスト印象派、象徴主義(人間の精神的なものを神話や幻想など神秘的なモチーフを用いて描き出す運動)、クロワゾニスム(対象を太い輪郭と単純化・平面化された色や形でとらえる技法)、そしてそれまでの異国情緒趣味とは異なる態度から新たに日本の美術や表現が見出されたジャポニスムなど、いずれもそれまでの西洋美術の先を探究する様々な動向が展開していました。その動向を引き受け、新たな美術表現を模索すべくドニらが結成したのが前衛グループ「ナビ派」でした。
特集前半となる今回の放送では、展覧会の構成に沿って、ドニの「ナビ派」結成までを見つめる第1章、古典美術に回帰し自らの新たな表現を見出していくかたわら、画塾「アカデミー・ランソン」の教壇に立ちはじめるドニを見ていく第2章の前半まで。ゲストに同展学芸員の佐々木奈美子さんをお迎えしてお話を伺います。