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インタビュー 輔仁大学日本語文学科教授・何思慎
「日本の食品に対する輸入規制継続が住民投票で決定、どうなる台日関係」
11月24日に投票が行われた統一地方選挙で、同時に住民投票が実施された。その中で、日本と関係の深いテーマがあった。それは、放射能汚染をめぐる日本食品の輸入規制をめぐるものだ。
テーマは「日本の福島県をはじめとする東日本大震災の放射能汚染地域、つまり福島県及びその周辺4県(茨城県、栃木県、群馬県、千葉県)からの農産品や食品の輸入禁止を続けることに同意するか否か」というものだ。つまり、福島第一原発の放射能漏れ事故をきっかけに設けられている5県からの食品輸入禁止措置を、解禁すべきかどうかを問うたものである。
結果は、全有権者の54.56%が投票し、有効票1002万3281票。うち、規制継続に「同意」779万1856票、不同意223万1425票。圧倒的な多数で同意が成立した。つまり、規制継続が決まった。
この結果を受けて日本政府は、遺憾を表明した。河野外相はWTO(世界貿易機関)への提訴も考える、台湾のCPTPP(環太平洋パートナーシップ協定)への加盟は難しい、などと表明した。現在、台湾と日本の間で最も厳しい外交問題となっている。
この住民投票、そして台湾と日本の関係、さらにはアメリカ、中国大陸の関係について、何思慎・教授に話を聞いた。
何思慎・教授は、「この住民投票は政党間の闘争の材料と考えるべきではなく、台湾の人たちの懸念を示したものであり、どの政党が政権に着いても解決できない」、と指摘する。そして、日本がWTO提訴やCPTPP加盟問題を持ち出してくることは、台日関係に悪影響を及ぼすものだ、日本政府には台湾の人々を説得する努力が足りない、と語る。
「住民投票の結果によって、2年間は解禁できないことが確定したが、どのような方法でも時間がかかることは間違いないのだから、この2年間を説得の期間に当てるべきだ、台湾と日本との関係は国際法的な手段を使うより、これまでの良好な絆を生かして、台湾の人たちを説得し、安心させるべきだ」と提言する。ならぜなら、「食の安全は、科学の問題というより、心理的要素が大きいからだ」。
この問題は、実は台湾と日本の間の関係だけでなく、台湾をめぐる日本、アメリカ、中国大陸の関係ともかかわってくる。
「現在の与党・民進党が親日、最大野党・国民党が反日、民進党が独立、国民党が統一と考えるのは間違いだ。どの政党でも、台湾の大多数の人々の支持を受けなければ政権を担うことができない。台湾の大部分の人の希望は『現状維持』だ。現状維持とは、『現在の政治体制を維持しながら、日本、アメリカ、中国大陸、ヨーロッパなどすべての国・地域とバランス良く関係を保ち、台湾の民主的な生活を守る』ということだ。また、日本との関係と中国大陸との関係は。二者択一ではなく、両立できるものだ」
「これから総統選挙に向けて、1年間、そうした論議が戦わされ、台湾の大多数の人たちの規模をかなえることができる人が、総統に選ばれるだろう」。何思慎・教授はは、こうした考え方を語ってくれた。
【何思慎 Szu-Shen Ho】
輔仁大学日本語文学科教授
国立台湾大学日本語文学科兼任教授
専攻:アジア太平洋国際関係、現代日本思想、日本外交(台湾、日本、アメリカ、中国大陸の四者関係)、日本政治
(インタビュー:早田健文)
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蔡英文・総統:
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「フェイクニュースがインターネットで広がったことが影響した」
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2.労働基準法改正、大気汚染への不満
3. 改革への不満
4.フェイクニュース
5.立法と行政のコミュニケーション不足
頼清徳・行政院長、「時間がくれば必ずポストを離れる」
頼清徳・行政院長、2020年の総統選挙への出馬を目指すのか
蔡英文・主席の引責辞任に伴う民進党主席の改選、1月6日に投票
林佳龍・台中市長は不出馬
游盈隆・台湾民意基金会董事長が立候補
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■2020年への総統レースがスタート、もうあと1年ちょっと
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▲最大野党・国民党
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インタビュー ドキュメンタリー映画監督・黄威勝
「西索米~人の最期に付き添う女たち~」
今年2018東京ドキュメンタリー映画祭に、台湾の黄威勝監督の「西索米~人の最期に付き添う女たち~」がノミネートされた。
西索米(シソミ)とは、葬儀に同行する吹奏楽隊のことだ。台湾独自の習俗で、葬送行列に随行し、演奏をする。楽隊はトランペットやサクソフォンを中心に十数人の男女で構成され、演奏される曲は悲しげなものが多かった。しかし、近年、軽快なリズムにアレンジされた曲や流行歌が多く演奏されるようになり、ミニスカートをはいた若い女性の団員だけで構成された楽隊も増えた。
この作品は、その台湾の葬式女子楽団の一つに密着した、その活動を追ったものだ。日本人から見ると、厳粛な葬儀の場に不謹慎とも思われるかもしれない。しかしそこには、台湾の人たちの「死」というものに対する意識とその時代による変化が表れている。
そして、この仕事に携わる女性たちが何を思い、死者に向き合っているのか。そのキーワードは「同情心」だ。死者に最後まで付き添うのは、彼女たちなのだ。
インタビューでは、黄威勝監督がこの映画に対する思いを語ってくれた。
黄威勝監督は日本との付き合いが深い。取材のための渡航経験は200回。監督と日本との付き合いについても話してくれた。
【黄威勝 Huang Weisheng】
ドキュメンタリー映画監督
フォトジャーナリスト
1974年台湾新竹市生まれ。大学卒業後、週刊誌『壹週刊』専属フォグラファーを務めた後、同誌デジタル化に伴い壹週刊デジタルセンターの一員として現在に至る。撮影・監督を担当した同誌短編ドキュメンタリーが16年台湾外交部主催ドキュメンタリー映画祭で最優秀賞を受賞。監修を担当した許鴻財監督作品「遥遠之地」が17年台湾新北市ドキュメンタリー映画祭で最優秀賞を受賞。「西索米~人の最後に付き添う女たち~」が18年東京ドキュメンタリー映画祭でノミネートされる。
曲 歐陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)「熱情的沙漠(情熱の砂漠)」
(インタビュー:早田健文)
■■予告編■■
https://www.youtube.com/watch?v=dtLtUlSaXHU&feature=youtu.be&fbclid=IwAR1PDexN8WP4JOXx4ISuFOJ8tT6cNr8-fKUEDbE1aY7CsQiUdWcF5EtXtAs
2018年統一地方選挙で政党勢力が大きく移動、国民党15・民進党6・無所属1(全22)
前回2014年の国民党6・民進党13・無所属3から
行政院直轄6市では、高雄市と台中市が民進党から国民党に変わる
台湾の「中間選挙」で、民進党・蔡英文政権に批判
2020年の総統選挙にどう影響か
国民党の躍進・民進党の後退は、本当に中国大陸の要因が原因なのか
台湾の民主政治の質が問われるものの、有権者は冷静な投票行動
台湾の民主政治は安定感を示す
住民投票と同時で選挙事務が大混乱、開票の横で投票が続く投開票所も
台北市長選挙で次点の国民党・丁守中候補が3254票で落選、選挙無効を訴え
高雄市長選挙で国民党の韓国瑜候補が大旋風巻き起こす、「韓流」ブームが到来
選挙前10日間は世論調査結果の発表を禁止、違反すれば罰金最高500万元
選挙運動は午前7時から午後10時まで
投開票日の当日、選挙活動はインターネットでも禁止
統一地方選挙で生まれた人気者、「蜂蜜檸檬水」(蜂蜜レモン水)
台北市長選挙の無所属候補が、テレビ政見発表会で推薦
蜂蜜レモン水の健康効果を伝えるために立候補、と
医師・栄養士からは否定的な意見相次ぎ、論議の的に
胃腸科の医師は、胃潰瘍・胃酸過多の患者に注意喚起
コンビニエンスストアで蜂蜜レモン水の販売量が倍増
便乗商法でキャンペーン
高雄市で大気汚染反対デモ、激しく競い合う与野党の候補者も参加
台中市長選挙の政見発表会、大気汚染問題で論争
中国大陸が統一地方選挙に干渉か、法務部調査局は情報33件・送検4件と説明
票の買収の資金を提供との情報
中国大陸側はねつ造だと反発
中国大陸に進出している台湾企業関係者の、台湾に帰って投票するのに航空12社が団体割引提供
台湾に戻って投票する中国大陸の台湾企業関係者、6万人程度の見込み
統一選挙投票日11月24日は法定休日、残業手当の計算方法は
住民投票は18歳以上に投票権、選挙投票権のない20歳未満~18歳以上も法定休日
住民投票の成立ハードルは約495万票、10案の成立難度は高い
選挙・住民投票の経費は46億9000万台湾元(選挙31.9億元、住民投票15億元)
選挙結果は当日12時以前、住民投票結果は翌日未明2時ごろ
台湾全土の投開票所1万5886、1カ所平均で選挙を担当13.5人、住民投票担当6人
選挙・住民投票に27万9000人、警察1万6000人を動員
高雄市長選、情勢緊迫
与党・民進党の陳其邁候補、最大野党・国民党の韓国瑜候補
住民投票10項目、11月24日の統一地方選挙と同時実施
「公民投票法」とはどのような法律か
4割近くの有権者、「住民投票のルール分からない」
50回の発表会を開催、賛成・反対の意見を戦わす
住民投票10項目の内容紹介
5項目は同性婚に関する内容、賛成派と反対派の提案が入り乱れ
同性婚を民法に入れるかだけで、反対派・賛成派の2項目
台湾のLGBTパレードに13万7000人、
エネルギー政策に関する内容が3項目、最大野党・国民党が民進党の電力政策にプレッシャー
「原発廃止を取りやめ、原発でグリーンエネルギーを育成」、経済界も支持
東京オリンピックに「台湾」のチーム名で参加、スポーツ界は懸念
中国大陸は、独立の賛否を問う住民投票の前哨戦だと反発
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