台湾の人たちに日本のイメージを聞きますと、しっかりと区画整理がされており、都市の外観、町並みが美しく、人によっては「チリ一つ落ちていない」と表現する人もいます。多くの人が、日本に清潔な国というイメージをもっているんですね。

先ごろ、台湾の大手インターネット掲示板で、日本と台湾のターミナル駅における、ある現象の有無についての議論が盛り上がりました。リスナーの皆様の中には、実際に台湾にいらした際、ご覧になったことがあるかもしれませんが、複数の鉄道が乗り入れる台湾北部のターミナル駅、台北駅の名物の一つが、大ホールの「ジベタリアン」です。「ジベタリアン」という言葉は死語かもしれませんね。台北駅の吹き抜けの大ホールでは、特に週末、主に東南アジアから台湾に働きにきている、出稼ぎ労働者の人がたくさん集まり、地べたに座って、おしゃべりをしたり、飲み食いをして過ごすんです。

大手掲示板では、数ヶ月前、日本を訪れたという投稿者は、同じターミナル駅である日本の東京駅では、地べたに座る外国人労働者の姿は見ない。地下街でも同様だ。日本人が台湾に来たら印象が悪くならないか、と投稿しました。どのような議論が起きたのでしょうか。本日はこの話題をご紹介いたしましょう。

同じ東アジアに位置し、歴史的にも関係のある台湾と日本ですが、やはり異なる民族が暮らす異なる社会、様々な点で違いがあります。その一つが教育ではないでしょうか。本日は、台湾の大手紙「聨合報」が取り上げた、台湾の幼児教育関係者からみた、幼稚園における台湾と日本

台湾では様々な日本のカルチャーが人気ですが、特に台湾の若い世代における、アニメや漫画、ゲームは影響力の大きさには、驚かされることがしばしばです。日本語を学んでいる高校生や大学生と話をしますと、ほとんどが趣味が入口ですが、アニメ、漫画、ゲームがきっかけという人が圧倒的です。また、それよりは少し上の世代には、日本のドラマや映画が根強い人気があります。こうした中、様々な日本のコンテンツを通じて、日本の様々な事柄について理解を深めている台湾人は少なくありません。そして、インターネットの大手掲示板などでは、度々、作品の中でえかがれている日本と、台湾の違いについて議論が起きるんです。

先ごろも、大手掲示板に、ある投稿者が、高校生の生活を描いた日本の作品をみると、主人公が放課後や夏休みにアルバイトをしている。台湾ではこうしたケースは非常に少ない、日本では本当に普通なのだろうか、と問いかけました。どんな声が寄せられたのでしょうか、本日はこの話題についてご紹介いたしましょう。

リスナーの皆様は、台湾出身の芸能人といいますと、誰を思い浮かべますか。アラフィフ世代の私、子供の頃、テレサ・テンさん、欧陽菲菲さん、そしてジュディーオングさんらが、台湾出身ということを親や祖父母から聞いて知った記憶があります。学生時代になってからは、ビビアン・スーさんやインリンさんでしょうか。さて、先ごろフォロワー数78万人超えを誇るユーチューバー「TKストーリー」が日本を訪れ、5人の台湾スターの顔写真を準備、知っているスターについて尋ねるという企画の街頭インタビューを行いました。そして、今、その結果が話題になっています。ご紹介いたしましょう。

4月3日の午前7時58分、台湾東部・花蓮県和平郷の外海で発生したマグニチュード7.2の地震は、震源地の花蓮県、観光地の太魯閣(タロコ)峡谷を含め、特に山間部で、落石、土砂崩れが発生、大きな被害を出しました。また、花蓮市内でも一部の建物の崩壊がありました。今回の大地震は、発生直後から日本メディアでも大きく取り扱われ、日本の各方面から、台湾への関心が寄せられました。日本の外務省からは100万米ドル(日本円にしておよそ1億5300万円)の緊急無償資金協力があったほか、日本各地で募金活動が行われ、既に義援金も提供されています。わたくしども、台湾国際放送にも、多くの日本のリスナーの皆様からメッセージを頂きました。

日本の官民各レベルで募金活動が行われていることは、地震直後から、台湾でもしっかりと報じられており、多くの台湾の人が感謝の言葉を述べています。私も、台湾在住の日本人でありながら、タクシーの運転手さんなどからお礼を言われました。本日は、台湾の人々の反応をご紹介いたしましょう。

半導体の受託生産世界最大手のTSMCの熊本工場開所もあり、ビジネス界でも昨今、台湾への関心が高まっています。そして、台湾と日本の文化の違いについて話題となることが増えました。本日は、台湾のビジネス誌『ビジネスウイークリー』に掲載されたコラムから、来台から日が浅い日本人記者が台湾で感じた様々なカルチャーショックについて、果たしてどんなものが挙げられたのか、台湾にやってきて18年目の私の考えも交えて、ご紹介いたしましょう。

リスナーの皆様は、日本の女性ダンスパフォーマンスグループ「avantgardey（アバンギャルディ）」はご存知ですか。2022年にデビューするとすぐに注目され、昨年11月末には『VOGUE JAPAN』の2023年注目の8組に選ばれたほか、大晦日の紅白歌合戦でも、音楽ユニット「YOASOBI」のスペシャルダンサーとして登場しました。日本だけでなく、アメリカのオーディション番組で決勝進出を果たすなど世界的な活躍をみせている彼女たちですが、日本のカルチャーが人気の台湾でも、注目を集めているんです。では、台湾でどのような人気をもつのでしょうか。台湾での話題をご紹介いたしましょう。

台湾人は海外旅行が大好きですが、なかでも日本は海外旅行先で圧倒的な人気ナンバーワン。ポストコロナ時代に突入した昨年2023年は、延べ420万人の人が日本を訪れました。国、地域別の人数では、およそ695万人の韓国に次いで2位ですが、人口が2340万人と考えると、すごいボリュームですよね。そして、台湾人の特徴としてあげられるのが、リピーターの多さと、各地を訪れていること、宿泊した外国人観光客の数の統計をみますと、なんと47都道府県のうち、20の県で台湾人が1位、東北地方の六県については全県トップとなっています。そして、この度、日本の観光庁から3月20日に発表された統計によりますと、日本の2023年度、福島県内の宿泊施設に宿泊した外国人は過去最多の延べ18万6160人でとなり、このうち台湾からの観光客はなんと、およそ半分の9万人あまりをが占め、堂々のトップとなったことがわかりました。2位がタイの2万人、3位が中国大陸の1万4700人、4位がアメリカの6600人ですので、圧倒的です。福島県は、人数増の要因について、県内の企業と、台湾を中心とした海外の企業の提携や、現地商談会など各活動の成果が出ていると分析、今後も引き続き、SNSなどの各メディアを通じ、福島県の魅力をPRして、インバウンド産業を盛り上げていきたいとしています。さらに18日には、双方の観光交流促進に勢いがつく、嬉しいニュースが入ってきました。ご紹介しましょう。

近年、台湾で度々話題となるのが、台湾華語で「行人地獄」と言われる交通事情をいかにして改善するかという問題です。「行人地獄」の「行人」とは歩行者、通行人を指します。つまり「歩行者にとっての地獄」という意味です。台湾では以前から、交通事故による死傷者の多さが問題視されてはいましたが、2021年11月に日本の大手ポータルサイトyahooで、台湾在住日本人ライターによる記事が掲載され話題になったことや、オーストラリア在住の台湾人が、問題提起をしたフェイスブックファンページを立ち上げ、これがアメリカの大手ニュースメディアCNNで報じられるなど、海外メディアでも伝えられたことにより、台湾でも、より重視されるようになりました。

先ごろ、台湾のインターネット大手掲示板で、あるインターネットユーザーが、旅行先の日本先で見た習慣について「台湾も学ぶべき」と投稿したところ、議論を呼びました。それは一体日本のどんな習慣で、また、どのような議論を呼んだのでしょうか、ご紹介しましょう。

カルチャーショックという言葉がありますね。一般的には、慣れ親しんできた生まれ育った国や地域を離れ、異なる社会や文化に触れた時に感じるショックのことをいいますが、長期間海外で暮らし、その国に慣れ親しんだ人にとっては、母国に帰った時に感じるケースもあります。本日は、世界の人々に多言語で日本の情報を伝えている「LIVE　JAPAN」の台湾版がまとめた、日本に長く暮らしている台湾人が、台湾に戻ったときに感じる、一種の「カルチャーショック」について、主なものを8つご紹介しましょう。