世界保健機関(WHO)が2020年に発表したレポートで、中華民国台湾は、東アジアの国の中で、あるものの比率がワーストでした。一体なんだと思いますか、答えは肥満率です。体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数、ボディマス指数(BMI)という指数がありますが、台湾ではこのBMIが24以上から27未満の人を過体重、27以上を肥満と定義しています。そして、衛生福利部国民健康署の統計によりますと、2017年から2020年、国民の半数以上、50.3%の人が過体重ないし肥満であることがわかりました。台湾が東アジアでトップ、アジアでも有数の肥満国であるということは、国民の間でも広く知られていますが、こうした中、大手インターネット掲示板にある質問が投げかけれました。それは、日本人も台湾と同じように「食」にこだわる人が多く、お米や小麦など炭水化物をよく摂取し、かつ接待文化があり、最近は台湾のドリンクスタンドも出店しているのに、なぜ台湾のように肥満の人が多くないのか、という疑問です。