台湾と日本の間は、台湾のエアラインでは、レガシーキャリアのチャイナエアライン、エバー航空、スターラックス航空の三社、そしてLCC(格安航空会社)のタイガーエア台湾が運航しており、タイガーエア台湾は、最も多い、日本全国のおよそ20の空港とのフライトを運航しています。現在、日本各地の空港と台湾との間を結ぶ路線の数は、過去最多。以前のように成田や羽田、関空や福岡に出ないと台湾にいけない、ということはないんですね。台湾側も北部、桃園市の台湾桃園国際空港や台北市の松山空港だけでなく、南部、高雄市の高雄小港国際空港、さらには中部の台中市、台中国際空港へのフライトも増えています。

こうした中、12月4日、台湾第三のレガシーキャリア、スターラックス航空から、国際チャーター便運航のニュースが入ってきました。来年、2025年4月から、台湾桃園国際空港と日本の神戸空港とを結ぶ路線を週3便、さらに神戸空港と、台中国際空港を結ぶ路線をデイリー、週7便運航することを明らかにしました。本日はこの話題をお届けいたしましょう。

台湾の農業部は11月30日、日本の関西地方を中心にチェーン展開するスーパーマーケット「マツゲン」とコラボし、12月20日までの期間限定で、「台湾パイコー飯」を5000個販売することを明らかにしました。「台湾パイコー飯」の「パイコー」は、「排骨」と書き、豚のスペアリブを指します。台湾においては定番中の定番のお弁当です。

1961年開業、和歌山県和歌山市に本社を置く「マツゲン」は、植物の松、源、もしくはカタカナで「マツゲン」と書き、和歌山県に25店舗、大阪府に18店舗、奈良県に2店舗、京都府にも1店舗展開しています。リスナーの皆様のお近くにお店はございますか。農業部のプレスリリースによりますと、今回、台湾農業部と台湾優良農産品開発協会が連携、「松源」とコラボすることで、販売が実現したということです。

税込み645円、本場の味と考えますと、リーズナブルですよね。「マツゲン」では「台湾パイコー飯」のほか、台湾肉団子や台湾ソーセージなど7種類の商品も合わせて販売されるということです。ご興味のある方はこの週末にもぜひ「マツゲン」さんでお買い求め頂きたいと思います。　

先週、11月20日に、日本政府観光局から発表された2024年10月の「訪日外客数」の統計によりますと、この10月、台湾からの外客数は国・地域別で3位、昨年の同じ月に比べ12.7％アップの47万8900人となりました。1月から10月の累計は506万4800人と、史上初めて500万人の大台に達しました。昨年同期比で49％増とおよそ1.5倍となっているほか、過去最高だった2019年との比較でも22％増となっています。残り2ヶ月ありますが、今年はこれまでで一番、台湾人が日本を訪れた一年となったわけですね。

台湾の人たちにとって、円安は追い風にはなってはいるでしょうが、日本も物価は上昇中、ホテルも高騰しています。周囲をみていますと、日本への旅行が人気あるのは、様々なカルチャーのほか、豊かな観光資源、室の高いサービスなど、満足感が高いことが理由といえそうです。さて、食いしん坊が多い台湾人、日本のグルメも台湾人に高い人気を誇り、日本旅行の最大の目的の一つですが、意外に人気が低い食べ物もあります。どんな食べ物だと思いますか。一応、先にお断りしておきますと、あくまでも、多くの台湾人にとって、好みではなかったという話です。絶対的な評価ではありませんので、お気を悪くされないよう、お願いします。

本日は、台湾人が苦手な、「意外な」日本の食べ物をご紹介いたしましょう。

11月も末になりました。今年も残り一ヶ月ほどですね。日本で、今年2024年を代表する人物をあげるとすると誰でしょうか。確実に候補にあがる人物の一人が、アメリカ大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手ではないでしょうか。

昨年9月に受けた右肘靭帯の修復手術のため、5年ぶりに打者専念のシーズンとなった今年はドジャースの一員としてプレー、首位打者と三冠王はならなかったものの、打率.310、54ホームラン、130打点で、ナショナルリーグのホームラン王と打点王の二冠王に輝いたほか、59盗塁をマーク、大リーグ史上初となる年間「50ホームラン、50盗塁」を達成しました。キャリア初めてポストシーズンに出場すると、ワールドシリーズではニューヨーク・ヤンキースを下し、初のワールドチャンピオンに輝きました。

私共の番組のほか、日本でも広く報道されていますので、ご存知の方も多いと思いますが、9月19日に大谷選手が「50-50」を達成した、記念のホームランボールは、アメリカ現地時間10月22日にオークションが行われ、台湾の投資会社、UCキャピタルが439万2000米ドル、日本円にしておよそ6億7920万円で落札しました。

台湾において、野球は、バスケットボールと並び二大人気スポーツです。そして、まるで漫画のような圧倒的な実力はもちろん、かつて北海道日本ハムファイターズで台湾出身の陽岱鋼選手と同僚であったこともあり、台湾において大谷選手の知名度、人気は圧倒的です。少年達は将来の目標に掲げるほか、「二刀流」ブームを巻き起こしましたんです。UCキャピタルは落札後、各関係期間と協力し、一般のファンが鑑賞できるよう展示すると発表していましたが、その後、台北市のランドマーク、高層ビルの「台北101」の展望台で一般公開されることが明らかになりました。

11月13日から始まった「夢想高飛」特別展は、来年の3月2日まで開催されます。外国人の方の展望台の入場料は台湾元600元、日本円でおよそ2860円です。来年3月2日までに台北にいらっしゃる方は、ぜひこのチャンスを逃さないで頂きたいと思います。

リスナーの皆様は、お住いのエリアのドラッグストアで、台湾人観光客の姿をご覧になったことはおありですか。

各コーナーでお伝えしています通り、台湾人の海外旅行先人気ナンバーワンは日本です。そして、台湾の人たちの日本旅行といいますと、欠かせないのがグルメとお土産の購入です。台湾への帰国便の搭乗手続きをする人たちの中には、びっくりするような量のお土産をもってかえる人も少なくありません。リピーターが多いのに不思議ですよね。それだけ、日本には、魅力的に感じられるモノが多いのでしょう。そして、こうしたお土産の中で、特に人気なのが、ビタミン剤、胃腸薬、風邪薬、目薬、湿布、ニキビ薬などの医薬品なんです。さらに手軽な化粧品や、定番のお菓子なども売られている為、ドラッグストアは日本旅行で必ずよるスポットのうちの一つなんです。

その人気には様々な理由がありますが、台湾に輸入されるものよりも、現地日本で買ったほうが安いということに加え、日本製と台湾製では成分が違い、日本製の方が効き目がいい、品質のいい商品は日本で売られているという、いわば「都市伝説」もあるからなんです。

本日はこの話題をお送りしましょう。

現在、台湾から日本を訪れる人は年間延べ500万人。これだけ多くの人が日本を訪れている中、台湾の人たちは、日本と台湾で同じ気温の際、なんでここまで体感気温が違うのだろうと思っているんです。さきごろも、インターネットの大手掲示板で話題となりました。

本日は、この話題についてご紹介いたしましょう。

日本の最西端、沖縄県の与那国島は、日本の領土の中で最も台湾まで近く、その距離は111キロ。年に数回、肉眼でもみることができます。歴史的に強い結びつきをもつ与那国島と台湾。戦後の一時期、交流が途絶えて時代もありましたが、1980年代に交流が復活、近年は台湾東部、花蓮県とを結ぶ高速船の運航構想が持ち上がるなど、盛り上がりをみせています。

そして、このほど、与那国島の児童及び先生が、国際交流事業で台湾東部の花蓮県を訪れました。花蓮県の中心都市、花蓮市は1982年に、与那国町と姉妹都市を締結、台湾の中でも古くから与那国町と交流している都市の一つです。

本日は、10月末に行われた双方の交流について、ご紹介しましょう。

本日は、日本とゆかりの深いトップアスリートが現役引退を宣言、指導者に転向した話題をお伝えしましょう。そのアスリートとは台湾女子柔道の第一人者、日本のコマツ柔道部所属、昨年の杭州アジア大会金メダリスト、連珍羚(レン・ツェンリン)選手です。

本日は、この1年ほどで、台湾ではユーザーが急増中、フェイスブックやインスタグラムと同じアメリカ、メタ社のテキスト共有SNS「スレッズ」で先日話題となった、台湾と日本のある事柄に関する比較の話題をご紹介しましょう。

その話題とはなんでしょうか、ずばり「ニオイ」についてです。この投稿者は、自身の日本での経験をもとに、日本では、まだまだ蒸し暑い日が続く9月、放課後、生徒たちで溢れかえる電車内でも、一切臭い匂いがせず、女性、男性を問わず、さわやかな香りがすると指摘、台湾も「体臭のコントロール」を基本マナーにするべきだ、と主張しました。逆にいいますと、台湾では「ニオイコントロール」が出来ていないという事をいいたいわけですが、この投稿はすぐさま大きな反響を呼びました。

この投稿とはどんな内容で、そして、どのような議論になったのでしょう。

 台湾の人々にとって、日本は圧倒的一番人気の海外旅行先です。日本政府観光局が先月9月18日に発表した、2024年8月の訪日外客数に関するプレスリリースによりますと、この8月、台湾から日本を訪れた旅行客の数は延べ56万4300人で、国・地域別で中国大陸、韓国についで3位でした。延べ56万4300人は感染症流行前の2019年に比べ34.3％プラス、昨年2023年に比べ42.4％プラスで、8月として過去最高でした。1月から8月のトータルも、過去最高だった2019年に比べ、22.5％のプラスとなっています。

こうした台湾の日本旅行の高いニーズを支えているのが、各航空会社です。中でも日本路線を非常に重視しているエアラインがあります。それが、チャイナエアラインの子会社、台湾唯一のLCC(格安航空会社)、タイガーエア台湾です。2024年、タイガーエア台湾は、売上高、収益ともに過去最高となることが確実となっていますが、このうち、平均搭乗率9割を誇る日本路線は、なんと売上の8割近くを占めているんです。

本日は、タイガーエア台湾の主に日本路線の話題をご紹介しましょう。