「「ヒューマノイド」大型研究プログラムが立ち上がる…社会実装へ問われること」 ヒューマノイド(ヒト型)ロボットの大型研究プログラムが立ち上がる。内閣府の「ムーンショット型研究開発制度」として、2050年にあらゆる状況に対応する自律型ヒューマノイドの実現を目指す。機体構築の統合研究からAI(人工知能)の要素研究まで大小14本のポートフォリオを組み、精鋭をそろえた。長期を見据えた基礎研究を始めるが、問われるのは社会の忍耐力だ。目の前の実用化競争は官民で別の事業を用意し、技術と人材を粘り強く育てる必要がある。また現在の開発手法では作業品質や安全性の保証が難しい。普及を目指すなら契約の概念自体も拡張する必要がある。(編集委員・小寺貴之)