「コスト転嫁・調達の多角化急ぐ…製紙大手6社の通期見通し、中東情勢が営業益下押し」 中東情勢の影響に伴う原燃料費などの増加が製紙大手6社の2027年3月期連結業績予想の営業利益見通しを下押しする。6月末に中東情勢が沈静化することを前提とした王子ホールディングス(HD)は、価格転嫁分を含めても150億円の減益影響を見込む。大王製紙は主に26年4―6月期の直接的な影響として66億円の悪化を織り込むとともに、8月からトイレットペーパーなどを15%以上値上げすることを決めた。各社がコスト転嫁や原料調達の多角化を急ぐ。(編集委員・田中明夫)