オタクなりたてかつ熱量がピークだった頃を共にした友人だ。面構えが違う。
男子オタクと言えばロボットアニメだし、ロボットアニメといえばとりあえずガンダムだ。異論は認める。
自分は1988年生まれなのだけど、中学生の時分に放送されていたガンダムが『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED Destiny』である。本当に懐かしいな。
「ファーストをもっかいやる」みたいなコンセプトだったと思うのだけど、当時の自分はもちろんそんなことは知る由もなく。ネットとかないしね。(あったけど中学生の手元にまともなネット環境がなかった)
毎週ただただ楽しく観ていた。強いぞーかっこいいぞー。
土曜の夕方枠だったと思うが、毎週部活があったのでリアタイはできず、ビデオデッキで録画予約をしていた。Gコードとかね、懐かしいね。
出がけに予約をするのだけど、けっこう忘れることが多くて、その場合は学校から親にメールで指示をして録画してもらっていたことも思い出した。
オタク趣味はあけっぴろげにはしてなかったのに、ガンダムの録画予約を頼むのはいいんだ。
謎の「ガンダムは市民権を得ている」感じ。「パンピー」であることを装うとするなら、もう完全に踏み越えてるラインなんだよそこは。
もっと小さい頃からガンダムは好きで、それは親も知っていたから、中学になってもガンダムのアニメは観るだろってことだったのかな。自分の中では。
これらは今から20年前の話だけど、ガンダムSEEDから20年前というと、ダンバイン、ボトムズ、マクロス(初代)あたりなので、立派なおじさんになったものであるなあと思うわけである。
下の年代・世代にガンダムSEEDの話をしたことはきっとおそらくたぶんないけれど、SEEDとダンバインが一緒だと言われたら、そりゃ軽い気持ちで喋ってしまうかもなあというのも分からんでもない。
で、少しだけ話は変わって、コンテンツの空気感が世相を反映しているというのであれば、2002年あたりの深夜アニメあの鬱っぽい感じはなんなのだろうか。『WOLF'S RAIN」とか『Witch Hunter ROBIN』とか、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』だって暗い。
ワケワカラン、フクザツなものを見ているオレ…おもしろいと感じているオレ…
そう考えると最近のものはけっこうぱっきりしているなと思ったりするわけで。
考察が捗る感じの作品も無数にあるわけだけど、見えない部分がはっきりしている気がする。
雰囲気ではなく、画面が明るい、コントラストが髙い作品が多いのか。
映像技術とデバイスの表現力が向上しているのもあり、はっきりしている。
断っておくけれど、あくまでニュアンスの話で、重厚かつ長大な設定があるものもたくさんある。本当に。
さて、今回のテーマは「おじさん」であるからして、その一側面を書いてみたけれど、やっぱり我々からみた「おじさん」に感じる「おじさんらしさ」を、今の若い年代の方々はこの文章から感じるのだろうか。感じるのだろうね。
おじさんになるのはぜんぜんいいけど、「おじさん」にはなるべくなりたくないかもなあと思ったりしながら、おじさんが分からなくなってきて、迷惑だけはかけたくないけど、「いつ会っても何やってる人か分からないけど、ちょっと良いことを教えてくれるおじさん」にはなりたいなって。