およそ2100年という、悠久の歴史を誇る日吉大社は、 全国に3800社以上ある日吉・日枝・山王神社の総本宮です。 日吉大社では、古くより山の地主の神様、大山咋神が祀られていましたが、天智天皇が大津宮を遷都した際、国の守護を願って、 奈良の大神神社から大己貴神が勧請されました。 このため日吉大社は、もともとあった大山咋神の「東本宮」と、奈良から招かれた大己貴神の「西本宮」という、2つの本宮が並び立つ、 珍しい神社となりました。 その後、奈良時代の終わりに、延暦寺が開かれると、日吉大社は守護神となり、以降、天台宗の教えと神道が融合した独自の信仰が築かれていきました。 さらにその後の平安時代に平安京が造られると、日吉大社は都の鬼門を護る存在となりました。日吉大社は永い歴史の様々な場面で、人々を守り、心の支えとしてあり続けてきたのです。