Podcast - 蒼井 悠人

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Podcast - 蒼井 悠人 episodes

  • 第28話:『日本美術論』(金原省吾)を讀む(7)
    第28話:『日本美術論』(金原省吾)を讀む(7)
    蒼井悠人/Aoi Haruto

    <Topics>
    『日本美術論』(金原省吾)の「第七章 表現の老境性」を朗讀してゐます。

    “現はれてゐる小なるものの中に、その小を拡大し、その小と交替して来る様様の性質をふくむ表現が日本の表現の姿である。盆栽の小樹が大樹として、はては森林風景として拡大して行く力は、このまま日本のすべての表現に共通する性質である。表現形を具體的に小にし、是と交替するものを反對定立的に大にする処に、表現の姿が成り立つ。この事は日本の文學に於いても、漸次に表現形を小さくして行く經過に見ることが出来る。日本の美學が、その基礎をこの老境と具體的小の問題に置いてゐることは注意すべきである。”

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    金原省吾(1888〜1958)
    『日本美術論』(金原省吾)

    1 hr 16 min
  • 第27話:『日本美術論』(金原省吾)を讀む(6)
    第27話:『日本美術論』(金原省吾)を讀む(6)
    蒼井悠人/Aoi Haruto

    <Topics>
    『日本美術論』(金原省吾)の「第六章 石の藝術」を朗讀してゐます。

    “篆刻に於ける石の藝術的性質は、その重さと餘白との二つの点にあつた。石の有する重さを文字の上にもあらはし、石自らの上にも呼びさますのが、その第一の點である、文字の表現と、その餘白とに於いて、餘白の意味が表現の中にも入り込んで、餘白的性質と、表現的性質とにおいて、餘白的性質が表現的性質を呼びおこし、表現的性質が餘白的性質を呼びおこし、相互に滲透しつつ對立した。これが第二の点であつた。この不思議な存在の仕方の上に、篆刻の美はあつた。これがまた同様の形で庭石の上にあらはれてゐる。”

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    金原省吾(1888〜1958)
    『日本美術論』(金原省吾)

    30 min
  • 第25話:「BOOTH」にてAudiobook販賣開始
    第25話:「BOOTH」にてAudiobook販賣開始
    蒼井悠人/Aoi Haruto

    <Topics>
    「BOOTH」にてオーディオブックの販売を開始したことについてお話してゐます。

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    「BOOTH」ショップ:蒼井悠人

    18 min
  • 第24話:『日本美術論』(金原省吾)を讀む(5)
    第24話:『日本美術論』(金原省吾)を讀む(5)
    蒼井悠人/Aoi Haruto

    <Topics>
    『日本美術論』(金原省吾)の「第五章 日本画の論理」を朗讀してゐます。

    “東洋の畫は、霧の中にある形體として考へ得る。形は霧によつて細部を消され、角を消されて、一つの省略體となる。 物と物との關係に於いては、遠いものは消失し、そこは餘白となる。個物形體的に言へば、省略形體であり、畫面形體的にいへば、餘白形體である。 この濕度の與へる形體の變成は、日本の畫面形體の形成に露はな影響を与へ、これ迄の畫面形體は多少とも、霧による變形作用をうけて成立してゐる。そしてこれ迄の變成形體は、色彩の變成によつて成立した水墨の系統中に入り、この餘白と省略とが、水墨或は水墨中心の組織で表現される。これが風土的な日本畫の形成作用である。”

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    金原省吾(1888〜1958)
    『日本美術論』(金原省吾)

    49 min
  • 第23話:寧樂旅(1)
    第23話:寧樂旅(1)
    蒼井悠人/Aoi Haruto

    <Topics>
    令和四年四月の奈良旅についてお話してゐます。

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    36 min
  • 第22話:『日本美術論』(金原省吾)を讀む(4)

    <Topics>

    『日本美術論』(金原省吾)の「第四章 作品の完成」を朗讀してゐます。

    “日本の作品は、あらはれたるものよりも、隱れたるものに、今あるよりもやがて在るものに、一層の價値が感じられる。顯れたるもの、今あるものは、價値の未完成の狀態である。在るものよりも、在らんとするものに、卽ち繼續するものに、傾斜せるものに、ものの價値がある。かくの如く價値が常に豫想される形であることが、吾等の作品の姿である。表現は一步後退し、價値は一步前進し、その繼續の傾向の上に作品がある。かういふ作品のあり方も亦、實に濕度的である。あるものの全部を明光の中に、明示するのでなくて、繼續の薄明の形の上に示されるのである。すべては一時に明露されるのでなくて、薄明の中に徐徐にあらはれてくる。”

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    金原省吾(1888〜1958)
    『日本美術論』(金原省吾)

    <訂正>
    「日本は雨ばかり降つてゐ(た)やうなものだ」→「日本は雨ばかり降つてゐ(る)やうなものだ」(11:04)
    「濕(度)の多いこの風土に居て」→「濕(氣)の多いこの風土に居て」(16:13)
    「かういふ疑(問)が起つて來る」→「かういふ疑(惑)が起つて來る」(16:46)
    「澱んでゐるのを(見)た瞬間の気持ちである」→「澱んでゐるのを(眺め)た瞬間の気持ちである」(28:38)
    「茶と灰(色)とである」→「茶と灰(綠)とである」(33:36)
    「助詞は」→「二、助詞は」(35:41)
    「持續である」→「持續であり」(40:43)
    「拭かれなくてはなら(ない)」→「拭かれなくてはなら(ぬ)」(44:39)

    1 hr 1 min
  • 第22話:『日本美術論』(金原省吾)を讀む(4)
    第22話:『日本美術論』(金原省吾)を讀む(4)
    蒼井悠人/Aoi Haruto

    <Topics>
    『日本美術論』(金原省吾)の「第四章 作品の完成」を朗讀してゐます。

    “日本の作品は、あらはれたるものよりも、隱れたるものに、今あるよりもやがて在るものに、一層の價値が感じられる。顯れたるもの、今あるものは、價値の未完成の狀態である。在るものよりも、在らんとするものに、卽ち繼續するものに、傾斜せるものに、ものの價値がある。かくの如く價値が常に豫想される形であることが、吾等の作品の姿である。表現は一步後退し、價値は一步前進し、その繼續の傾向の上に作品がある。かういふ作品のあり方も亦、実に濕度的である。あるものの全部を明光の中に、明示するのでなくて、繼續の薄明の形の上に示されるのである。すべては一時に明露されるのでなくて、薄明の中に徐徐にあらはれてくる。”

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    金原省吾(1888〜1958)
    『日本美術論』(金原省吾)

    <訂正>
    「日本は雨ばかり降つてゐ(た)やうなものだ」→「日本は雨ばかり降つてゐ(る)やうなものだ」(11:04)
    「濕(度)の多いこの風土に居て」→「濕(氣)の多いこの風土に居て」(16:13)
    「かういふ疑(問)が起つて來る」→「かういふ疑(惑)が起つて來る」(16:46)
    「澱んでゐるのを(見)た瞬間の気持ちである」→「澱んでゐるのを(眺め)た瞬間の気持ちである」(28:38)
    「茶と灰(色)とである」→「茶と灰(綠)とである」
    (33:36)
    「助詞は」→「二、助詞は」(35:41)
    「持續である」→「持續であり」(40:43)
    「拭かれなくてはなら(ない)」→「拭かれなくてはなら(ぬ)」(44:39)

    1 hr 1 min