こんにちは。河野です。
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---<おしらせ>------
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起業しようとしていたり、すでに起業していると、
「最初は背伸びも必要だ。」
という意見があります。
「目の前のことをコツコツやるべきだ。」
という意見もあります。
起業にまつわるエトセトラでは、
こういうふうな「どっちなんだよ!」
って話はよくありますよね(笑)
背伸びはしなきゃだめだし、
無理せず目の前のことを一生懸命やれともいわれると
本当にわけわかりません。
「先輩マジで適当なこと言うのやめてもらえます?」
って感じですよね。
でもたいていはこういう場合
解釈が違うだけで
両方合ってたりするものです。
つまり
先輩は適当なことなんていってないのだけど、
説明が”雑”なだけってことかなと。
最初に話した背伸びする?しない?論も
その類だと思ったりします。
ということで今日は、
起業して背伸びして良い事と悪い事のお話です。
■起業して背伸びして良い事
起業して”背伸びして良い”というより、
”背伸びしたほうがいいなって思う事は
たった一つじゃないかと。
それは”仕事の内容”です。
例えばの話。
韓国でアテンド業をはじめたとします。
ビジネスアテンドなので、
いろんな依頼がくることになります。
あるときアパレルの仕入れ交渉や、
OEM製造のアテンドの依頼がありました。
ここでアパレルは詳しくないからといって断る。
これは誠実な対応をしているように見えて、
ビジネスをしていきたいなら違うのじゃないかなと。
アテンド業の中でも、
できそうなものだけやる。
正しい判断だと思うんですが、
事業になにかの飛躍を起こしたくて
はじめたならやはり受けるべきじゃないかと。
そう思うんですね。
ここでまず一つ目の背伸びをしたほうがいいと
僕は思うんです。
でも、そのアパレルのアテンドを受けたときに、
口癖のように「私は専門じゃないので。」と説明したり、
「初めてなので。」と補足するとします。
これも誠実な対応をしているように見えて、
なんか違うのじゃないかなと。
背伸びとは、精一杯できるようにすることなんですよね。
「初めて」とか「専門じゃない」とか、
話していればお客さんはわかってたりします。
保険かけてる場合じゃなくて、
専門家のように書物を読み、
情報を集め
足で稼ぐことで望みをかなえて差し上げようとする。
お客さんに手間をおかけするとしても
聞く必要があればレクチャーしてもらう。
そういうことを背伸びって僕は言うと思うんですね。
最悪なのは、
「こっちは知らないのだから、
お客さんがやるべきことを言ってくれないと・・・。」
という主張。
これはもう。だめですね。
僕は上司ならクビです(笑)
「聞けよ。あなたが。」
「心配してあげなさいよ。あなたが。」
って話じゃないかと。
たとえば、
韓国の工場は納期を守らないことが多いかどうか?
韓国の仕入れは現金じゃないと無理かどうか?
それは調べておけばいいと思うし、
調べ切れなかった漏れで契約の段階で知ったのなら、
直ちに説明してお詫びして判断を仰ぐって話だと思うんですね。
すごいど根性論かもしれませんが、
できないことを できるように2倍くらいがんばって
次はもうすこしなれてできるようにすること。
だなって思うんです。
決してできない仕事でも
どんどん受けることではないし、
受けといて、
自分は精一杯やっているけど相手が悪い。
みたいな話じゃないと思うんですよね。
コンサルティングの人も
よくはまる人がいます。
自分の知識や知恵の及ばないことを聞くと
「全部否定」みたいな(笑)
クライアントさんになる前の人なら
まーまだいいのかもしれませんが
(背伸びできないという意味では不幸ですが)
クライアントさんにさえ
「それは無理ですよ」とか言っちゃうコンサルタントが
いるとしたらそれは2重に最悪かなと。
この話、
快適に仕事人生を送りたい人とか、
もう私はできあがっていると思っている人には
つまんない話なんですが、
やっぱり僕は
”仕事の内容”
の背伸びって起業したてに限らず
ある程度はいると思うんですよね。
結論:
背伸び=できなかったことをできるようにすること。
■起業して背伸びして悪い事
今度は背伸びしないほうがいいかなって思うこと。
「成功者のように振舞え」
って話があるじゃないですか?
あれは要するに背伸びをしようってことですよね?
あ。僕は120%そのほうがいいと思っています。
・嫉妬より応援できる人になろう。
・人に優しくしよう。
・何かを与えれる人になろう。
・仲間を作ろう。
・成功しているように振舞おう。
・今を大事に。
まーこういう類のことです。(笑)
でも、
「嫉妬心」「競争心」って
僕の知る限り特に男性は(女性もですかね。)
相当強い。
なので、
・応援するはずのあの人を見ていたら
嫉妬と焦りが交差して自分のやるべきことが手につかない。
・調子のいいあの人を見ていたら
自分の現状に泣きたくなる。
・応援してくれているはずのあの人の言葉が
馬鹿にされているようで気になってしょうがない。
要するに焦り嫉妬しているわけです。
そうなるとですね。
目の前のことがまずできません。
大当たり=「あの人」に追いつける起爆剤を探すことに執着しちゃうんですよね。
さらに悪いのは
その「あの人」が話している手法やメソッドが
起爆剤だと信じたくなってしまいます。
その手「あの人」が複数いる場合は、
手を出したくなる起爆剤が何種類もあって
どれもちゃんとできません。
ブログをちょろっとやって、
広告をちょろっとやって、
動画をちょろっとやって、
facebookをちょろっとやって、
何かの交流会に一時期だけ没頭して、
どれもちゃんとできません。
僕は全部「焦り」からきていると
思うことがあります。
なぜ起こるかというと、
やはり「成功者みたいに振舞おう」と
背伸びをしているからじゃないかと思うんですよね。
かといって嫉妬や競争心だけは
根っこに残ってたりします。
自分が満たされていないのに
聖人みたく振舞える人なんてそうはいませんしね。
ここでお勧めなのは、
いっそのこと”成功者のように振舞う”という背伸びを
やめてみればいいのじゃないかと。