社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶコーナー『教えて、あなたの働き方!』
今回のゲストは前回の続きで、居酒屋気分のオンラインチャットサービスを運営する村井美奈さんと対談します。
※このご時世ですのでソーシャルディスタンスに配慮して収録しております。
【ハイライト】
・オンラインチャットを利用される方の動機
・顧客に満足してもらう為に心がけている事
・対面とオンラインでの意志疎通の違い
・新型コロナにおけるチャットサービスの更なる需要
・ポッドキャスト配信のきっかけと今後の野望
・会話をする上で一番大事な事
本エピソードの前編のリンクはこちらです。
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000517919673
居酒屋気分のオンラインチャットサービスHPはこちらです。
https://bit.ly/3dJ0aZT
村井さんがパーソナリティーとして配信されている、『今、学校をお休みしているあなたに届ける番組「こどもおとなラジオ」』のリンクはこちらです。
https://spoti.fi/3n9Vq2t
村井さんのTwitterアカウント(@mina_chitchat)です。
ゲストプロフィール:
村井美奈さん
明治大学法学部を卒業後、法曹の試験勉強をしながら勤務した後、心理学×写真を組み合わせた新しい仕事がしたいと思いでカメラマンに転身しました。写真館での勤務や独立も経験し、その後チャットレディとして独立開業しました。趣味、仕事、恋愛、結婚、子育て等トークテーマは何でもお受けし、今まで500名以上の方とお話した実績を持っています。
いつも頑張って生きている方達に、少しでも肩の力を抜いてリラックスした時間を過ごしてほしいとの想いから、「友達のように何でも話せる空間」をインターネットで提供することで、一人でも多くの人が、また明日からも笑顔で過ごすことができるよう、"会話を通して心と向き合うこと"を大切に、日々お仕事をされています。
また現在、ポッドキャスト『今、学校をお休みしているあなたに届ける番組「こどもおとなラジオ」』のパーソナリティーとしても活動しています。
チャットの向こうにある“話したい気持ち”——利用者の動機は十人十色
オンラインチャットサービスの利用者は「誰かと話したい」「寂しさを埋めたい」といった気持ちから始まる人が多いという村井さん。中には「起業に向けた人脈づくり」など、明確な目的を持った利用者もいるそうです。単身赴任や職場に同性がいない環境など、背景はさまざまですが、共通するのは“誰かと話したい”という切実な思い。そうした声に丁寧に応えていくことが、サービスの根底にある信頼感につながっています。
「ありがとう」の裏側にある感情の動き——心を動かす会話の仕組み
村井さんにとって、毎回「ありがとう」と言われることはとても不思議な体験だそう。何か特別なことをしているわけではなく、「ただ楽しんでもらえたらいいな」と思って話している中で、自然と感謝が返ってくる。この理由として、相手の話を一方的に聞くだけでなく、自らの話をする“循環型の対話”を意識するようになったからだと語ります。マシンガントークの時期を経て、会話の配分や空気感を大切にする現在のスタイルが築かれました。
見えないからこそ伝える——オンラインだからできる工夫とは
チャットでは、顔も声も出さない“文字だけ”でのやり取りが大半を占めます。そのため村井さんは、文字の背後にある相手の感情を想像しながら会話を進めているといいます。相手の文体や表現から感情を読み取り、テンションや反応を調整しながらコミュニケーションを深める。画面越しでも伝わるよう、うなずきや表情を意識的に増やすことで「見えないけれど通じ合える」関係を築いています。
自分も救われた“無目的の対話”——チャットが与えた癒しの実感
村井さん自身、かつて寂しさを抱えていた頃、チャットを通じて「目的もなく話せること」に救われたと語ります。宗教やカウンセリングなどを経ても満たされなかった心に、ただ誰かと会話をする——その行為自体が心を和らげてくれたのです。だからこそ、村井さんはこのサービスを“人との対話を求める誰か”の選択肢として、もっと広げていきたいという強い思いを抱いています。
若者に「別の世界を届ける」——ポッドキャストという新たな挑戦
そんな村井さんがもう一つ取り組んでいるのが、ポッドキャスト番組『こどもおとなラジオ』。不登校や生きづらさを抱えた学生たちに向けて、いろんな働き方や価値観を持つ大人たちの生の声を届けています。過去にネットスクールの担任を務める話がありながらも「一対一の対話を大切にしたい」と感じた経験から生まれたこの番組は、「心が変わるきっかけを与える存在になりたい」という彼女のもう一つの使命でもあります。
会話は信頼で成り立つ——ポッドキャスターとして大切にしていること
チャットとポッドキャストの違いはあれど、村井さんが大切にしているのは「信じる姿勢」。相手の発言の真偽を疑うことなく、一言一句を信じて耳を傾けるチャット。同様にポッドキャストでは「この質問に、この人はきっと良い答えを返してくれる」と信じて投げかける。この“信頼を前提とした対話”があるからこそ、本音を引き出せるのだといいます。対話とはテクニックではなく、関係性そのもの。村井さんの言葉がそれを証明しています。
特別じゃなくていい——誰かと話せる場所の存在を広げたい
村井さんにとって、チャットは“特別なこと”ではなく“友達と話すような時間”。家庭を持ちづらい、友達に遠慮してしまう、そんな人たちが気軽に話せる場所の一つとしてチャットが存在してほしいと語ります。「自分が何かをしたいのではなく、話したい誰かの存在を支える場所でありたい」。そのためにSNSやポッドキャストなどを活用しながら、“話すことが選択肢になる社会”を広げようとしています。
“対話は生き方そのもの”
今回の対談を振り返り、「思っていたことは全然話せなかった」と笑う村井さん。しかし、それこそが“リアルな対話”の面白さだとも感じているそうです。準備した言葉ではなく、その場で生まれた言葉が、誰かに届く。そんな“生きた会話”の魅力と、それを信じる姿勢が、村井さんの活動を支えています。話すことの可能性を、あらためて感じさせてくれる対談でした。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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