社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』今回のゲストも第185回、第186回で出演いただいた、ポッドキャスト『キャリアと学びと成長と』パーソナリティーで、社会保険労務士事務所コルトス代表の鈴木啓介さんと対談し、社労士として活躍する上での営業方法や事業戦略構築の上で重要な事をお聞きします。
【ハイライト】
・社労士としての営業方法は?
・顧客開拓の秘訣
・テレアポの極意
・社労士業を続ける上での心持ち
・書籍の執筆までの経緯、きっかけ
本エピソードの前編のリンクはこちらです。
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000513258452
前回収録した放送分のリンクはこちらです。
第185回 【対談】教えて、あなたの働き方!(① ゲスト:社労士 鈴木啓介さん)
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000504405694
第186回 【対談】社労士×ポッドキャストを語る!(② ゲスト:社労士 鈴木啓介さん)
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000504623703
社会保険労務士事務所コルトス様のホームページはこちらです。
https://www.sr-koulutus.com/
ポッドキャスト『キャリアと学びと成長と』のリンクはこちらです。
https://apple.co/3a7nxL5
本配信でもお話がありました、ポッドキャスト『キャリアと学びと成長と』パーソナリティーの社会保険労務士の鈴木啓介さんが共著で執筆された「資格を活かして自立する: キャリコンの梶原さんと社労士の鈴木さんが独立開業前に見たかったノート」のリンクはこちらです。
https://amzn.to/3csoTzw
ゲストプロフィール:
鈴木啓介さん
民間企業時代に販売促進や経理・財務をご担当され、子どもが生まれたことを機に社会保険労務士を目指されました。毎日の保育園の送り迎えをしつつ、子育て期に社会保険労務士となり、2015年に独立されました。「ワーク・ライフ・バランスの実現」をモットーに、社員一人ひとりの能力を最大限に活かす組織・環境づくりを心掛け、「イキイキと働きながら充実した人生を歩める社会」を実現するために日々事業活動を行っていらっしゃいます。趣味はギターです。
「街の先生」か「攻めの営業」か──社労士に問われるスタンス
田村の問いかけから始まった今回の対談。社労士は“街の法律家”として待ちのスタンスでいるべきか、それとも積極的に営業を仕掛けるべきか。鈴木さんは明快に「待ってたら回ってこない」と語ります。開業前からテレアポを実施し、月に何件も契約を獲得。背景には、税理士法人時代に出会った女性営業スタッフの姿勢があります。専門知識がなくても、堂々と営業をかける姿勢に衝撃を受け、「だったら自分もできるはず」と営業への意識が一気に変化したといいます。
テレアポ成功率7割の裏にあった、シンプルで誠実な工夫
営業で最も大事なのは「数を打つこと」と言いつつも、鈴木さんは単なる数撃ちではありません。無作為な電話は避け、事前に会社の情報を調べたうえで連絡。そして、電話口で経営者から質問を受ければ、契約前でもすべて答える。「出し惜しみしない。せこくならない」という信念で、相手の信頼を獲得してきました。契約にならなかったとしても「一社一社に構っている暇はない」とあっさり。結果的に訪問まで至った案件の7割が契約に至っていたという驚異の実績につながります。
「他の社労士の顧問先を奪う」ことへの葛藤はあるのか?
社労士会ではタブー視されがちな、既に顧問社労士がいる企業への営業。鈴木さんも当初は慎重に構えていたそうですが、「不満を抱える企業が自ら相談してくるのだから、ためらう必要はない」とマインドを切り替えたと言います。特に大規模な社労士法人のスタッフ対応が「歯切れが悪い」「頼りない」と感じられているケースが多く、そうしたニーズに真摯に応える形で顧問先が自然と増えていったと振り返ります。
発信の媒体を変える意味──ポッドキャストから「本」へ
続いて話題は発信手段について。これまでポッドキャスト中心だった鈴木さんが、あえて「本を書く」ことに取り組んだ背景には、自分が読みたかった本が世の中に存在しなかったという思いがあります。「おじさん社労士ばかりで、同世代に届く本がなかった」。だからこそ、30代の自分が経験をまとめ、迷っている若手社労士や開業希望者に向けて「肩肘張らなくてもいい」と伝えたいと語ります。ターゲットは“かつての自分”。
「売れなくてもいい」でも“遊べる出版”を選んだ理由
本の執筆にあたって、あえて出版社を通さず、Kindleの自己出版を選択した鈴木さん。自分の裁量で表紙やタイトルを決め、ブランディングも自由。だからこそ“遊び心”を込めたといいます。「会議室やスーツの写真はいらない。わかりやすくなくてもいい」。梶原さんとの共著では、それぞれが異なる個性を活かして構成し、読む人に二人の違いも楽しんでもらえる内容に仕上がったとのことです。
音声入力×編集で実現する「自分らしい文章」の作り方
文章化のプロセスについても、「まずは喋って出し切る」ことを重視。音声入力を活用し、思考を一気に吐き出してから編集で整える。喋り慣れているからこそ、文章化も苦にならないという鈴木さんですが、「接続詞や論理構成の見直しには時間がかかる」と語ります。それでも、ポッドキャストにはない“活字だからこそ伝えられる本音”もあり、発信チャネルを変えることで深みが出たと実感しているようです。
リスナーとの距離を縮める「等身大」の発信をこれからも
最後に、発信において大事にしているのは「等身大であること」。若手だからこそ言えること、経験が浅いからこそ届く言葉がある。「今の価値観で言い切っていい。5年後に変わっても構わない」。そんな開き直りと潔さが、鈴木さんの魅力であり、リスナーの心をつかむ理由なのだと改めて感じさせる対談でした。
ポッドキャスト、営業、出版と、あらゆる手段で「伝える」ことに挑戦し続ける鈴木啓介さん。その根底には、「自分が誰かの背中を押せる存在になれたら」という静かな情熱があります。年齢や経験、スタイルの違いを恐れず、自分の言葉で誠実に向き合う。そんな姿勢こそが、多くのリスナー・読者を惹きつけてやまないのでしょう。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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