いつもの収録スタジオを抜けて仕事途中でサテライト収録した番組、名付けてサニフラトーーク!今日はデザイナーのゲストと一緒に「大人になっていく上でのコミュニケーション論」を中心に、その他諸々色々熱く語ります。
(注)このご時世ですので、トーク中はソーシャルディスタンスに配慮しております。
■ 「100年は生きたくない」――自分の“終わり方”に向き合うという選択
対談は、インパクトのあるひと言から始まります。「誰かに連れて行ってもらうくらいなら、100年は生きたくない」。つまり、自立して生きられない“その先”を望まないという感覚。この率直さは、現代の「長寿=幸福」という常識に対するカウンターでもあります。
コロナ禍を経て、「発病が早ければ、痛くなく逝けるのなら、それはそれでいいのかもしれない」と語る場面もありました。極端に聞こえる発言の背景には、“生きること”だけを目的にせず、“自分らしく生きる時間の質”に価値を置いていることがうかがえます。
■ 可愛がられる後輩・距離をとる若手――崩れた“上下のバランス”
話は次第に、人間関係の構造へと移っていきます。「昔はバカやってくれる後輩がいた。でも今は“これも仕事ですか?”と距離を置かれてしまう」と嘆く先輩世代。対して、「可愛がる文化があってもいい」と共感する場面も。
お互いに踏み込みづらくなった現代の職場では、「ちょっと誘っても“労働時間外”という文脈で判断されてしまう」ジレンマがあるのも事実。それでも、「距離感の崩れた職場より、踏み込める関係の方があたたかい」と語られるやりとりに、昭和と令和をつなぐ“間”の感覚がにじみます。
■ 「図書館で新聞読んで酔うなよ」――本質を突かれて崩れた自意識
中盤のハイライトは、“新聞を読む自分”に酔っていたというエピソード。図書館で新聞を読んでいたという若手の話に、「それって内容じゃなくて“読んでる自分”に酔ってるよね」とベテランから鋭いひと言。
これがまさに“グサッときた”瞬間であり、そこから「情報の摂り方を変えた」という大きな意識転換につながったとのこと。
形式や所作が目的になってしまっているとき、人は無意識に“正しいことをしている感覚”に酔ってしまいがちです。しかし大切なのは「何をどう摂取して、どう活かすか」。その本質を突かれたことで、初めて「自分が何のために行動していたか」を見つめ直す機会になったと語られました。
■ 社会の“ルールの変化”に、子ども心は混乱する
「小中学校では“人に迷惑かけるな”と叩かれたのに、大人になると“遠慮せずに自分を出せ”と言われる」。そんな矛盾に誰しも覚えがあるはずです。ルールは一貫していない。大人になるにつれて“矛盾に耐える力”が求められるという現実に、戸惑いを抱えながらも向き合っている様子が印象的です。
この「さしなみを守れ」から「ぶっちゃけろ」への転換を、どう受け止めるか。参加者たちは、「それを不条理と取るのではなく、“そういうもんだ”と割り切ると楽になる」と語ります。ルールが変わることを前提に、それでも自分なりの芯を持つという生き方は、多くの人にとって励ましになるでしょう。
■ “結果主義”への違和感と、「過程」に価値を見出す視点
終盤では、「人はなぜ結果だけを求めるのか?」という問いが立ち上がります。「プロセスを評価しない社会では、面白い試行錯誤や葛藤がこぼれてしまう」という思いが語られました。
「昔バスで水をかけられた時、注意しなかったのを今も後悔してる」という実体験から、「その場でゼロより1アクションを取る方が後悔が少ない」という反省もシェアされます。
他人の視線に怯えて黙るより、多少浮いても“行動した”方が記憶にも残るし、自分を肯定できる。そんな実感が、リスナーの心にも届く内容となりました。
■ 偏っていてもいい。“自分なりの言葉”を語るということ
今回の対談は、「偏っていてもいい」「正解から外れていてもいい」というメッセージに貫かれていました。
ビジネスマナー、上下関係、情報収集、社会のルール――どれも正解があるようでいて、時代によって変化するものばかり。その中で、「自分はこう思う」と語れる人の言葉にこそ、人は耳を傾けます。
「新聞に酔ってた自分に気づけた」「長生きしなくていいと思えた」「距離を取りすぎる関係性に寂しさを感じた」――これらはすべて、嘘のない言葉たち。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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