●振付け化された動作に対して、それをどのように描写するかという度合い。
例えば、相手のパンチを受けて殴り返す場合、普通の現代劇なら左腕で受けながら殴り●返す。この時受け動作は、流れの中で行われるのでさほど強調されることはない。
●これを空手のようにガッチリ受けて形を残し、それから殴るということもできる。=これが描写の度合い。
●相手のパンチを避ける際、「危ない!」という表情を見せて避けるのか、眉毛だけを動かして避けるのか、眉毛一つ動かさずに避けるのかで印象が異なる。
●その動作の輪郭線を濃くするように、動きを強調する方向で濃厚化するのがエンパシスである。
・アクション表現において過剰性(エクセシブネス)は不可欠だが、やり過ぎはB級化、二流化する可能性大。
・だから足し算だけでなく、引き算のデザインも考慮する必要がある。
●極意は量的表現を超えた、質的表現によるミニマリズム=例:椿三十郎
●量的過剰さは、カルト化する効果がある(近年では、狙いとして使用されている)=ただしB級作品止まりとなる。