日本の居場所と未来を創る!TCK(帰国子女) Podcast

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日本の居場所と未来を創る!TCK(帰国子女) Podcast episodes

  • 190. 親はどう助ける?-説教しない
    親はどう助ける?―説教しない


    本日は、タイ・バンコク在住のナビゲーター/芙美さんとお送りしています。

    オープニングトークは「インターの日本人PTA」です(^^♪

    「親はどう助ける」のTCKをサポートするシリーズです。本日は「説教しない」というテーマでお送りします。

    親は「説教しているつもりはない」のに、子どもにとっては「説教に聞こえる」という事実。「親はよかれと思って」という枕詞は、TCK親子に限らず、どの親子でも発生する問題です。書籍では、子どもが自己破壊的な行動を重ねるうちに、親が所属している価値観で説教してしまうことが多いと指摘しています。

    【参考図書】

    デビット・C.ポロック&ルース=ヴァン・リーケン(2010).サードカルチャーキッズ
    ―多文化の間で生きる子どもたちー スリーエーネットワーク

    TCK Podcast 【今週のポイント】

    ★親はどう助ける?-説教しない

    子どもの価値観を育てる上で、子どもの感じ方を否定することはあってはならないとはよく言われます。TCKは、大人になれば、TCK自身が言語化して自分を表現できるようになります。その際に、自分のことを最も聴いてもらいたい相手が親なのかもしれません。そんな日が来るのです。

    「今日もTCKの氣もちにありがとう!」

    ◆TCK基礎講座(オンライン)

    文化適応を余儀なくされるTCKの特徴や伸ばしていきたい点をオンラインで解説しています。下記URLより詳細をご覧いただき、お申込みください。お待ちしています。

    https://crossactnet.com/tck-basic/

    ◆CROSS自分を楽しむカウンセング&家族講座

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    This program produced you by
    一般社団法人 育ちネット多文化CROSS
    代表/ 初田美紀子

    資格:公認心理師、臨床心理士

    プロフィール:
    父親の海外赴任より幼少期(5-8歳)時代、米NYで育つ。アジア人意識を強く根づかせたNY生活より、大学では中国語専攻。中国安徽省短期留学。大卒後、自動車会社やコンサルタント会社に勤務。

    産業カウンセリングに出逢い、臨床心理学に学ぶ。臨床心理学大学院修士課程修了。

    行政機関で家族支援を経験して、現在は一般社団法人育ちネット多文化CROSSで主に家族支援、TCK(帰国生)サポートを手掛けている。精神科クリニックや大学学生相談室においても臨床活動継続中。3人娘の子育て奮闘中!www.crossactnet.com

    一般社団法人育ちネット多文化CROSS

    20 min
  • 189.【TCK Home Interview】ゲスト96 沖本 麻衣子さん

    元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を

    お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。

    だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

    海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

    ―第96回目のインタビューは、沖本 麻衣子さんのお話です。


    ・海外渡航歴 2回
    (大阪生まれ/
    5歳 香港へ引越。プレスクール卒園後、日本人学校に進学/
    小4 日本に帰国。公立小学校に通う/

    中1 台湾へ引越。日本人学校に通う/

    高校・大学共に日本で進学後、日本企業に就職/

    駐在妻として3年間シンガポール帯同経験あり)

    ・香港の現地文化を怖がらず馴染んでいた。ダイバーシティー豊かな日本人学校で伸び伸び過ごしていた。

    言葉の壁はあったものの、生活には困らず英語を話していた幼児期だったと聞いている。小学校では自由な校風な中、周りの目を気にすることなく発言していた自分は楽しかった。

    ・帰国後、状況は一転した。日本文化や常識の理解不足が大きなショックを招いた。周りを気にするようになった。

    友人から弾かれる異質な自分を感じていた。小4で編入した小学校には馴染めなかったが、小5で転校した際には、無意識ではあったものの、努力して馴染もうとする自分がいたと振り返る。

    ・中1の夏、2回目の海外生活として台湾へ引越。香港とは異なる穏やかな台湾には、異なる良さを感じた。

    香港を彷彿とさせる感覚が蘇った。日本人中学校では、自由な校風で違いを違いと感じずに、伸び伸び暮らせた。中学生としての日本帰国は、すんなりと溶け込めたと思う。中1に通っていた同じ中学校という理由もあるが、日本をある程度知っている基盤があったことが大きな要因だと考えている。

    ・海外生活がもたらした影響は何ですか?

    アジア圏を幼い頃より見て体験していることから、文化における偏見が自分の中に無いように感じている。日本帰国後の葛藤を体験したことからも、コミュ二ケーションの取り方や空気を読むことなど、文化に対するバランス感覚が研ぎ澄まされた。現在の強みになっていると思う。

    と語られる麻衣子さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。麻衣子さんのTCK体験をお楽しみください。

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    代表/ 初田美紀子
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    31 min
  • 188. 親はどう助ける?-慰める
    親はどう助ける?―慰める


    本日は、タイ・バンコク在住のナビゲーター/芙美さんとお送りしています。

    オープニングトークは「TCK母のHOME」です(^^♪

    「親はどう助ける」のTCKをサポートするシリーズです。本日は「慰める」というテーマでお送りします。

    子どもを慰めるとは、第三者や傍観者のように他者としての共感ではなく、当事者ではないが、限りなく当事者に近い存在=親として「理解と愛をもって傍らにいる」という慰めです。

    【参考図書】

    デビット・C.ポロック&ルース=ヴァン・リーケン(2010).サードカルチャーキッズ
    ―多文化の間で生きる子どもたちー スリーエーネットワーク

    TCK Podcast 【今週のポイント】

    ★親はどう助ける?-慰める

    親が子供の気もちを否定せず、また親自身を責めたり言い訳さえもしない‟やりとり”が、大人になったTCKとその親との間で繰り広げることが理想です。海を越えた生活をした者同士だからこそ、可能な関係性です。最終的な旅の終わりを意味する「大きな癒し」をもたらますね。「今日もTCKの氣もちにありがとう!」

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    プロフィール:
    父親の海外赴任より幼少期(5-8歳)時代、米NYで育つ。アジア人意識を強く根づかせたNY生活より、大学では中国語専攻。中国安徽省短期留学。大卒後、自動車会社やコンサルタント会社に勤務。

    産業カウンセリングに出逢い、臨床心理学に学ぶ。臨床心理学大学院修士課程修了。

    行政機関で家族支援を経験して、現在は一般社団法人育ちネット多文化CROSSで主に家族支援、TCK(帰国生)サポートを手掛けている。精神科クリニックや大学学生相談室においても臨床活動継続中。3人娘の子育て奮闘中!www.crossactnet.com

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    14 min
  • 187. 親はどう助ける?-話を聴き、理解する
    親はどう助ける?―話を聴き、理解する


    本日は、タイ・バンコク在住のナビゲーター/芙美さんとお送りしています。

    オープニングトークは「海外在住者のあるある」です(^^♪

    「親はどう助ける」と題して今回より開始するシリーズです。本日は、「話を聴き、理解する」というテーマでお送りします。

    TCKが成長過程で幸福感を持つためには、どんな家族関係であるかは非常に重要な鍵となります。親が大人になったTCK(ATCK)を支える方法はたくさんありますが、その一つとして「話を聴き、理解する」ことができます。しかし、ATCKが一旦過去の思いを言葉にし始めると、攻撃の矛先を親に向けてしまうことも少なくありません。親と子どもの主張が食い違うことは、往々に生じてしまうのも事実です。

    【参考図書】

    デビット・C.ポロック&ルース=ヴァン・リーケン(2010).サードカルチャーキッズ
    ―多文化の間で生きる子どもたちー スリーエーネットワーク

    TCK Podcast 【今週のポイント】

    ★親はどう助ける?-話を聴き、理解する

    親が何よりも大切にして欲しいことに、当時、子どもが持ち合わせ隠していた感情を一緒に感じてあげることです。ただ、ただ聴く。彼らのより早い回復は、親の支えが必要です。「今日もTCKの氣もちにありがとう!」

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    産業カウンセリングに出逢い、臨床心理学に学ぶ。臨床心理学大学院修士課程修了。

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    16 min
  • 186. TCKの回復-選択肢を自覚する
    TCKの回復―選択肢を自覚する


    本日は、タイ・バンコク在住のナビゲーター/芙美さんとお送りしています。

    オープニングトークは「家族の習慣」です(^^♪

    「TCKの回復」と題したシリーズの最終回になります。本日は、選択肢を自覚する、というテーマでお送りします。

    未来の選択の自由が得られるためには、過去をしっかり受け入れる必要があります。最終的に自分の行動に自ら責任をもつことを受け入れなければ、未来は見えてきません。過去を無視したり軽視するのではなく、きちんと向き合ってこそ、未来が見えてくるのですね。

    【参考図書】

    デビット・C.ポロック&ルース=ヴァン・リーケン(2010).サードカルチャーキッズ
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    TCK Podcast 【今週のポイント】

    ★TCKの回復-選択肢を自覚する

    大人になった現在、自分にある程度の折り合いをつけて、未来の自由な自分へ一歩踏み出しましょう。将来どのように生きる選択をするのかは、自分自身の判断という責任が付いて回りますが、楽しみですね。「今日もTCKの氣もちにありがとう!」

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    19 min
  • 185. TCKの回復-傷を自覚する
    TCKの回復―傷を自覚する


    本日は、NY在住のナビゲーター/麻衣子さんとお送りしています。

    オープニングトークは「生きた軌跡」です(^^♪

    「TCKの回復」と題したシリーズをお届けしています。本日は、傷を自覚する、というテーマでお送りします。自分の傷を明らかにした後、自分を傷つけた者に対して怒りを抱き続けるか、許すのか。大きな決断が必要であると書籍に書かれています。大きな焦点は、傷よりも「怒り」の扱い方です。

    この怒りを「許し」に転換できなければ、傷ついた者たちは、傷つけた加害者にずっと支配されることになります。怒りを扱うとは、大変な作業ですね。

    【参考図書】

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    TCK Podcast 【今週のポイント】

    ★TCKの回復-傷を自覚する

    「怒り」をケアすることは非常に大事です。傷から生まれた怒りは、復讐心となり「こころ」を支配してしまいます。真の回復とは、正々堂々とした人生を送ること。防衛的にならず、人間関係を信じられる自分の在り方とも言えます。「今日もTCKの氣もちにありがとう!」

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    13 min
  • 184. TCKの回復-自らの喪失を自覚
    TCKの回復―自らの喪失を自覚


    本日は、NY在住のナビゲーター/麻衣子さんとお送りしています。オープニングトークは「世界の学び方」です(^^♪

    「TCKの回復」と題したシリーズをお届けしています。本日は、自らの喪失を自覚する、というテーマでお送りします。書籍「サードカルチャーキッズ」の305ページをご紹介してますのでお聴きください。

    回復するためには、ある程度の苦しみを引き受ける覚悟も必要です。これは本当に大変な作業です。肯定するために、一旦否定するプロセスが必要です。多くの場合、苦しみから単純に自分を切り離してやり過ごそうとします。

    やり過ごせる場合は良いですが、大人になる過程や様々な人間関係の中で、哀しみが降りかかってくる、追いかけてくる場合があります。こうであるなばら、やはり「向き合うサイン」ですね。

    【参考図書】

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    TCK Podcast 【今週のポイント】

    ★TCKの回復-自らの喪失を自覚

    喪失を自覚する。喪失は哀しみという感情を伴います。時には怒りとなって噴出することがあります。怒りを怖れず、表現してみてくださいね。それは回復に必要なプロセスだからです。「今日もTCKの氣もちにありがとう!」

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  • 183. TCKの回復-怖れているものとは⁉
    TCKの回復―怖れているものとは


    本日は、NY在住のナビゲーター/麻衣子さんとお送りしています。オープニングトークは「HOME」です(^^♪

    「TCKの回復」と題したシリーズをお届けしています。本日は、自分が怖れているものを自覚する、というテーマでお送りします。

    大人になったTCKが、海を越えた経験が苦しかったからこそ、その時代に向き合うことが苦痛だという人がいます。そのような方はチャンスです。現在が上手くいかなかったり、自分が頑張っているのに、もっと頑張らないと!と焦燥感に近い向上心が生じる場合は、過去の何かを克服したくて、現在があるからかもしれません。

    【参考図書】

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    TCK Podcast 【今週のポイント】

    ★TCKの回復-怖れているものとは

    自分が怖れていたものを自覚する。過去の苦しみを感じると、多少の痛みを感じることは避けられませんが、自分の人生に確からしさ、ありのままの自分の強さが宿ってきます。是非、自分のために、自分を深く知ってくださいね。「今日もTCKの氣もちにありがとう!」

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    17 min
  • 182.【TCK Home Interview】ゲスト95 Shotaさん

    元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を

    お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。

    だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

    海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

    ―第95回目のインタビューは、Shotaさんのお話です。


    ・海外渡航歴 1回
    (大阪府堺市生まれ/
    小3 ルクセンブルクへ引越。
    インターナショナルスクールおよび補習校に通う/

    高1 京都の私立高校(帰国生が8割)へ入学/

    日本の大学を卒業後、金融機関に就職/
    現在タイ・バンコクに駐在。TCK2人の子育て奮闘中)

    ・サッカースクールに通う運動好きの少年だった。ルクセンブルク行きを言い渡され、泣いていたのを覚えている。

    家族全員がリビングルームに集合して、ルクセンブルクに行くことを聴かされた。突然のことだった。友人と離れることが嫌で、悲しくて泣いた記憶がある。

    ・英語が話せないことはストレスで、周りの人に自分が分からないと思われるのが嫌だった。

    ESLを利用することで英語が話せるようになった。一方、日本のコンテンツには助けられたと思う。ポケモンカードが流行っていた時期に、レアカードを持っていた自分はそれを保持していたお陰で、コミニュケーションが出来る経験ができた。中2-3年になると、周りの日本人が帰国することで日本人が自分だけになった。それにより、様々なコミニュティーでいろんな国の友人との交流が拡がった。楽しい記憶が鮮明に残っている。

    ・高校1年時に、日本へ単身で帰国する選択をした。

    キラキラした日本を想像していながらも、日本を7年も離れたことから日本を怖いと感じる面もあった。帰国生の多い高校に進学して寮生活を送った。テニス部は日本的な体育会組織であり、慣れるまで時間を比較的要した。しかしながら、一旦慣れてしまうと、高校生活が(授業もテニスも)全般的に楽しめるようになった

    ・海外生活がもたらした影響は何ですか?

    様々な国の人たちに出逢い、日本を逆に意識させられたと感じている。例えば、ヨーロッパで生活しているとアジア人として一括りにされることも多い。そんな場面では、「自分は日本人だ!」と主張したくなった。このように、自分の国を見つめる機会が多く得られたのだと思う。

    と語られるShotaさんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。ShotaさんのTCK体験をお楽しみください。

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    29 min
  • 181.【TCK Home Interview】ゲスト94 元津 弘晶さん

    元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を

    お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。

    だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

    海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

    ―第94回目のインタビューは、元津 弘晶さんのお話です。

    ・海外渡航歴 1回

    (奈良市生まれ/
    6-11歳 仏アルザス地方へ引越。現地校および補習校に通う/
    小6 奈良市の公立小学校に編入/
    中学~大学まで日本で学生時代を過ごす/
    電子部品メーカーに就職。物流会社に転職され活躍中)

    ・活発な少年だったが、フランス行きは不安だった。

    フランスの当初の印象は、自然豊かなイメージ。現地校ではフランス語の習得に苦戦し、日本人とばかり一緒に過ごしていた。5年目になり、クラスに1人も日本人がいなかったことから、学校生活が楽しくなったのを思い出す。数学が得意だったことは利点で、フランス語はダメでも数学は人に教えられる自信が付いたと思う。

    ・小学6年、奈良に帰国後、日本では目立ってはいけないことを悟った。

    日本はフランスにあるような積極性を感じにくい社会だと思った。学校の授業で挙手するのが普通だったフランスとは一転し、日本では先生が生徒を当てる方式を見て、自分の中に培った積極性を一旦控えたように感じている。

    ・中学から6年間、帰国生が多い学校に進学したことは、自分にとって大きいと感じている。

    自分以外の帰国生と一緒に過ごせることは、ポジティブな面が多い。フランス帰りの帰国生はいなかったが、海外で生活した経験が共通している仲間と出逢い、疎外感を感じずに過ごせたことは、仲間意識を醸成できた点が良かったと思う。自由な校則にも支えられたと振り返る。

    ・海外生活がもたらした影響は何ですか?

    「地図」が大事なアイテムである。陸続きのフランスでは、旅行した都市を地図上にマーキングした。その経験が社会の科目を好きになることに繋がり、大学では政治学に興味を持ったと感じている。自分のベースを培ったのかもしれない。

    と語られる弘晶さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。弘晶さんのTCK体験をお楽しみください。

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