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今回も、コンビニエンスストア本部に長くご勤務されたのち、現在は、コンビニエンスストアの人材育成支援を中心にご活躍されておられる、特定社会保険労務士の安紗弥香先生にお越しいただき、コンビニエンスストアの改善のための工夫についてお尋ねしました。
安さんによれば、ひとつめは、オーナーからスタッフへの権限委譲がポイントになるそうです。
例えば、発注業務をスタッフに任せることによって、スタッフにより精度の高い発注スキルを身に付けてもらえるようになるそうです。
もちろん、未熟な段階でスタッフに発注を任せることはリスクがともないますが、スタッフが的確な発注をしなかったときに、スタッフ自身がそれに気づくことによって、迅速にスキルが向上するようになるそうです。
ところが、オーナーによっては、なかなか権限委譲することができない人もいるそうです。
また、権限委譲をしているつもりになっていても、スタッフの発注データをオーナーが黙って修正してしまい、そのことによって、スタッフはオーナーから自分が信用されていないと感じ、士気が下がることもあるそうです。
このようになってしまうのは、オーナーがマネージャーではなくプレーヤーでなければならないと考えていているからだそうです。
でも、オーナーとしても最も大切な役割は人材育成であり、むしろ、プレーヤーとしては、長い時間、店頭にいるスタッフの方がすぐれているということがあってもよいと安先生は考えているそうです。
むしろ、オーナーは、マネージャーに徹している方が、スタッフはどんどん成長し、事業も拡大することができるということです。
もうひとつ、安先生があげられる工夫として、仕事を楽しめる環境づくりがあるそうです。
例えば、来店客に恵方巻の予約をしてもらう工夫として、あるコンビニエンス店では、段ボールでつくった大きな恵方巻をスタッフが背中に背負うことにしたそうです。
そうすることで、来店客に、自然と予約をお願いすることができるようになるので、多くの予約をとることができたそうです。
クリスマスのときに、スタッフが紅い帽子をかぶっている店はよく見かけますが、その程度では形式的なので、もっとお祭り的な気分を盛り上げ、スタッフもお客さまも楽しめるイベントにすることがポイントになるということです。