この番組は、数字がちょっと苦手な中小企業経営者の方が、数字に強くなって業績をばりばりあげてもらうための応援番組です。
今回も、経営コンサルタントの松下雅憲さんにお越しいただき、松下さんのご著書「店長のための『スタッフが辞めないお店』の作り方」をもとに、店長のリーダーシップについてお伺いしました。
まず、松下さんによれば、店長は自分自身の感情をコントロールしなければならないそうです。
松下さん自身も、店長時代には、お店が忙しくなってくると、スタッフに強い口調で叱ったことがあったそうです。
しかし、ある時、そのことをスタッフから指摘され、松下さんも改善しなければならないと考え、お店のあちこちに鏡を置いて、自分で自分の表情を見ることができるようにしたそうです。
そうすることで、自分がイライラしてきても、すぐに自分自身で気づくことができるようにして、もし、イライラしたときは自分を落ち着かせるようにしたそうです。
また、松下さんの知り合いのイタリアンレストランの店長は、接客中のときやホールを巡回しているときも、自分はオーディションを受けていてお客さまから審査されていると思うようにしているそうです。
そうすることで、常に、自分で自分の感情をコントロールできるように努めているそうです。
これと同様に、店長は、勤務外のときであっても、お店の近隣に住んでいるお客さまから声をかけられることもあり、そのようなときに、たまたま素行の悪い行動をしているところを見られると、店長だけでなく、お店の評価も下げてしまうことにつながりかねません。
ですから、店長は、芸能人のように、勤務外でも行動に気をつけるようにすべきということです。
その次に、店長は、部下の変化にすぐに気づくようにすべきということです。
部下は、常に成長しており、成長した点が見つかれば、すぐにほめてあげるとよいということです。
同様に、部下が間違ったこともすぐに見つけられるようになりますが、普段から部下をほめていると、間違いも指摘しやすくなるそうです。
ちなみに、間違いを指摘するときは、6回ほめてから1回間違いを指摘するくらいの割合がよいそうです。
店長は、部下の間違いを指摘することを躊躇することが多いようですが、ほめることが多くなれば、間違いを指摘するときも躊躇しなくてすむので、仮に部下の間違いを発見したときの改善も早く対処できるようになるということです。
ところで、部下にほめるところがないと考えている店長もいるそうですが、それは、部下にほめるところがないのではなく、部下を見ていないからほめるところも見つからなだけなのだそうです。
部下を注視していれば、必ず、ほめるところは見つかるということでした。
最後に、ワークスケジュールの活用についてお伺いしました。
ワークスケジュールは、多くのお店では、勤務シフトを記載するものとしてしか活用されていないようです。
そこで、松下さんは、ワークスケジュールに、人材育成計画をリンクさせることをお薦めしているそうです。
例えば、スタッフの月間目標に基づいて、その日に行うチャレンジ目標を記入しておきます。
こうすることで、他のスタッフも、そのスタッフの目標達成のために協力的になってくれます。
そして、これが定着してくると、店長がワークスケジュールを記入しなくても、スタッフ自らがワークスケジュールを記入するなど、より、意欲的になるそうです。