哲学は、中動態を抑圧したことの上に築かれた、とデリタは言います。

能動態と中動態の世界観では、意志が前景化しない、というのが本書の核となる主張です。

バンヴェニストという言語学者の「超越論的」アプローチが面白いです。

フランスの言語学者、ヴァンヴェニストが、

インド＝ヨーロッパ語族において本来、

能動態に対応していたのは受動態ではなく中動態だった、と指摘しています。

これが本書の「核」の議論になっていきます。

（体調の理由でフリートーク多めなのはご容赦ください）

昨今の脳神経学の知見に先駆けて自由意志神話を疑ったのは、

哲学者のスピノザでした。

自由意志は果たして幻想なのでしょうか？

解説を書いている熊谷晋一郎さんの、

「自立とは、依存先を増やすこと」という言葉には共感しかありません。

久しぶりのひとりビブリオバトルです。

ほとんど本の内容に触れてませんが笑。

体調シリーズ、これで最後になります。

キングオブコントのことも語ってます。

体調シリーズ第7弾です。

もうすぐ体調シリーズは終わります。