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部勝つ!from仙台大「五輪無観客だけは避けてほしい」
五輪・パラリンピックの東京大会がまたも新型コロナウイルスに脅かされている。中止なのか、再延期か。仮に開催したとしても大勢の観客を入れてという事態はなかなか想定しづらい。この第4波めっ!
無観客、無声援だけは何とか避けてほしい。陸上競技部で短距離をやっている身としては、これだけは言っておきたい。スタンドに人がいる、そこから声が飛ぶ、この風景こそが選手のパフォーマンスを後押しするのだ。記録への挑戦や劇的ドラマは「舞台」が整っていてこそ演じられる。誰もいない広場で黙々と走り、投げ、そして跳ぶことはもちろんできる。まさしくそれはスポーツだ。しかし、五輪というイベントになると意味合いは異なる。
クーベルタン男爵は、なぜ近代五輪の開催を思いついたのか。それはスポーツの持つ魅力を誰もが共有し、「友情」「連帯」を通じて世界に「平和」を築くためだと大学の講義で学んだ。もしも無観客の状態であるなら、どうやっても人と人は手を携えられない。人種や民族の垣根を越えて、間近で接する選手たちの息遣いに心を震わせることが大切だ。感動の共有があって初めて、スポーツの魅力が倍加するような気がする。
私は高校時代、応援の少ない小さな記録会よりも全部員の応援がある時の方がいいタイムが出た。観客席から拍手や声援が聞こえるとがぜんヤル気が湧いた。誰かに見られているという意識は、程よい緊張感ももたらしてくれた。例えば1600メートルリレー。バックストレートに差しかかった時、観客席のすぐ近くを走るので、より一層声援が聞こえてギアチェンジができた。
声援とざわめき。科学的根拠はないものの、スタジアムにも言霊が宿っていると信じている。(スポーツ情報マスメディア学科3年・岩田)
仙台大学スポーツ局(仙スポ)( https://senspo.sendaidaigaku.jp/ )ではスポーツと真摯に向き合う仙台大学の学生たちの「今」が掲載されています。どうぞご覧ください。
この番組はスポーツ報知へ寄稿した記事を読み上げソフトにより収録しました。