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部勝つ!from仙台大「逆境のチューリップ コロナ禍男子新体操部」
東日本大震災の津波と東京電力福島第1原発の事故で傷ついた被災地・福島の傷はいまも癒えない。メディアは連日、汚染水を海に流すとか風評被害が心配だとかを伝えている。
ある日、福島市内の実家でテレビを見ていると、飯舘村でフラワーガーデンプロジェクトに取り組むというニュースに接した。多くの住民が現在も避難を余儀なくされている同村。震災からの復興と農地再生を願い、2ヘクタールの牧草地におよそ25万玉のチューリップの球根を植えるという。来年の黄金週間には、35色のチューリップが咲き誇るらしいから、逆境をはねのける希望の花を見てみたい。それは、どこか仙台大学男子新体操部の今の姿に重ならなくもない。
部員は現在3年生2人、2年生2人の計4人。昨年度から3人減った。団体種目に出場できる6人には満たないから、やむなく個人種目に限って参戦している。そして、この小所帯は、広く社会を覆うコロナ禍に襲われる。衛生面を第一に考えることから、学生たちは自由にいつでも体育館を使用できなくなった。制約付きの練習環境に、五十嵐凌選手(体育学科2年)は「時間と場所、随分変わった」と話す。部活動の練習には指導者に必ず立ち会ってもらわなければならない。指導者は女子新体操の先生なので、この先生がいる時間のみしか使用できない。「もっともっと練習したいけど...」と残念そう。それでも 短い時間の中で工夫を凝らして練習する。
今月20日には「仙台大学新体操演技発表会」(白石・ホワイトキューブ)を控える。泣き言は封印だ。発表会では部員4人とはいえ、団体演技に挑む。飯舘村のチューリップよりも先に、仙台大学男子新体操の「奮闘の花」がどうやら咲き誇りそうだ。(スポーツ情報マスメディア学科2年・凛)
仙台大学スポーツ局(仙スポ)( https://senspo.sendaidaigaku.jp/ )ではスポーツと真摯に向き合う仙台大学の学生たちの「今」が掲載されています。どうぞご覧ください。
この番組はスポーツ報知へ寄稿した記事を読み上げソフトにより収録しました。