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部勝つ!from仙台大「夢はV1アナリストバレー部の敵を丸裸」
倉茂涼3年「裏方として貢献」全国8強目標。スポーツは勝敗を決める世界である。どこをどう鍛えて相手を倒すか。あの剣豪・宮本武蔵だって、巌流島では佐々木小次郎の弱点を徹底的に調べて臨んだ。決闘場所にわざと遅れる焦(じ)らし作戦は、短気の小次郎の剣に狂いを生じさせた。相手を丸裸にして勝利を得る。闘いは、実は目に見えないところでも火花を散らしている。
ある男を紹介したい。名を倉茂涼と申す。オッと侍気分が抜けずに書いてしまい、失礼つかまつった。仙台大学体育学部スポーツ情報マスメディア学科3年、20歳、新潟・巻高校バレーボール部出身。武蔵に続いて語るにはちょっと気が引けるが、それなりに面白い男ではある。男子バレーボール部に在籍中。とはいえ、日々の練習に汗をかくわけではなく、データ分析に集中する。己を知り、敵を丸裸にするアナリストである。「裏方としてチームに貢献してるって感じ」と役割の魅力を熱く語る。
どうして、そんなにのめり込むのだろう。高校3年のとき偶然にアナリストの存在を知り、その人の分析レポートを見て「衝撃だった。『違う視点からバレーボールを見てる』って感じだった」という。大学の進路は迷わず仙台大学へ。かつて日本代表をアナリストとして支えた石丸出穂先生(准教授)らデータ分析の専門家が多くいて、勉強するには「ここしかない」と思ったそうだ。
現在はミーティングで盛んにデータを提供し、練習中にはリアルタイムで各種データの分析に余念がない。新型コロナウイルスの感染拡大で練習環境こそ一変したが、アナリストの卵たちの勉強は続く。関東の強豪校の仲間ともメールなどで交流し刺激を受けている。夢は、チームがインカレベスト8に食い込み「お前の分析のおかげで1点が取れた」と言ってもらえること。そして、その先にあるのがV1チームでのアナリスト。武蔵みたいに先を見据えている男って頼もしい。(スポーツ情報マスメディア学科3年・三上)
仙台大学スポーツ局(仙スポ)( https://senspo.sendaidaigaku.jp/ )ではスポーツと真摯に向き合う仙台大学の学生たちの「今」が掲載されています。どうぞご覧ください。
この番組はスポーツ報知へ寄稿した記事を読み上げソフトにより収録しました。