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水曜朝はてけしゅんMORNING RADIO!
来週リリースのJ-POP 3.0 ディスクガイドから先取り企画。2015-2025年のベスト3アルバム&ベスト3ソングを、てけとしゅんがそれぞれ持ち寄って発表します。
後半は先週の「はっぴいえんど史観論争」回への反響コメント、井上陽水論、ミスチル vs スピッツのカバー難易度論まで。
6/1(月)にライブイベント「正気を取り戻せ6月祭」(晴れたら空に豆まいて)、5/30(金)にプレパーティー「雑談できるポップスパーティー × Japan」(恵比寿アフターライフ)開催。
▼ チャプター
00:00:00 オープニング
00:01:00 J-POP 3.0 ベスト企画
00:02:55 ベストアルバム1
00:06:55 ベストアルバム2
00:14:20 ベストアルバム3
00:22:15 ベストソング1
00:32:15 ベストソング2
00:43:35 ベストソング3
00:52:35 爆裂歌謡曲の予感
00:58:25 イベント告知
01:01:50 コメント紹介
01:07:55 井上陽水論
01:14:20 ミスチル vs スピッツ
01:21:15 ディスクガイド告知
01:22:10 エンディング
▼ リンク
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てけしゅん note https://note.com/tekeshun
YouTube版(補足のリアクションあり)https://www.youtube.com/@tekeshun
音楽メモアプリ「Onga9」 https://onga9.jp/
▼ パーソナリティ
てけ(照沼健太)— ポップアート2.0作家/音楽家、MTV Japan、UMJ『AMP』編集長を経て合同会社ホワイトライト代表
しゅん(伏見瞬)— 批評家/ライター、批評誌『LOCUST』編集長、『スピッツ論―「分裂」するポップ・ミュージック』
サマーソニック2026とフジロック'26のステージ割が、5月15日に同日発表。サマソニ第9弾&フジロック第4弾の追加アーティストとあわせて、両フェスの最新情報をまとめて紹介します。サマソニはMARINE最終日のカオスな並び、フジロックは藤井風×XGの時間被り回避が話題に。Xの反応も交えてお届けします。
▼ チャプター
00:00 イントロ
00:15 サマソニ'26、ステージ割&第9弾追加発表
05:35 フジロック'26、ステージ別ラインナップ&第4弾発表
▼ メンバー限定ボーナストラック(YouTube)
「フジロックとサマソニのステージ割どうする!?」実際に両フェスへ行く2人が、スケジュールの組み方とラインナップの本音を深掘り。
https://youtu.be/aoZpGeOwXTE
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「てけしゅん音楽情報」は、音楽ジャーナリストの照沼健太と批評家の伏見瞬が「今の音楽」をお届けする番組です。番組のフォローよろしくお願いします。
何度目かの「はっぴいえんど史観論争」をてけが珍しく熱弁!「当時売れてなかった」「ジャックスの方が先」といった反論は何がズレているのか。1970年 日本語ロック論争(内田裕也 vs はっぴいえんど)にまでさかのぼって、芸能 vs 反芸能、J-POPの源流、後追い世代が積み重ねる「普通の歴史」まで広がります。
冒頭は前回コメント紹介。Number_i『3XL』の昭和歌謡感、ブルーハーツとハイローズ、スピッツ1st、YMOリアタイ世代の証言など、デビューアルバム特集の余波もたっぷり。
▼ チャプター
00:00:00 オープニング
00:01:00 Number_i 新曲『3XL』への反響
00:04:50 ブルーハーツとハイローズ
00:08:30 ラストアルバム特集(ナンバーガール/ゆらゆら帝国)
00:10:25 スピッツ vs Mr.Children カバー難易度
00:12:20 スピッツ1st『スピッツ』への反響
00:15:40 YMOリアタイ世代の証言(坂本龍一エナジー・フロー)
00:18:50 名盤ランキングと「騙すのも仕事」
00:20:55 はっぴいえんど史観論争 再燃
00:23:00 「当時売れてなかった」批判への反論
00:26:35 ジャックス始祖説への反論
00:28:25 1970年 日本語ロック論争(内田裕也 vs はっぴいえんど)
00:32:00 芸能 vs 反芸能(グループサウンズ)
00:34:30 若い世代から見たはっぴいえんど
00:38:30 J-POPの源流はみんなが選んだ
00:39:50 ジャックスとはっぴいえんどのサウンドの違い
00:43:00 芸能の起源はアウトサイダー(宇多田ヒカル・米津玄師)
00:47:00 後追い世代と「普通の歴史」
00:49:30 締め:芸能 vs 芸術の綱引き
00:49:50 エンディング
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てけ(照沼健太)— ポップアート2.0作家/音楽家、MTV Japan、UMJ『AMP』編集長を経て合同会社ホワイトライト代表
しゅん(伏見瞬)— 批評家/ライター、批評誌『LOCUST』編集長、『スピッツ論―「分裂」するポップ・ミュージック』
サカナクションの2012年シングル「夜の踊り子」が、リリースから14年を経てチャート急上昇。Billboard Japan HOT100で86位→43位→14位、オリコン週間ストリーミング上昇率では1位を記録しました。
きっかけは韓国語アカウントが3月に投稿した1本のショート動画。インドネシアの伝統的なボートレース「パチュ・ジャルール」で踊る少年Rayyan Arkan Dikhaの映像と「夜の踊り子」を組み合わせたもので、TikTok・Instagram Reels・YouTube Shortsでミーム化。韓国を中心に拡散し、日本へ逆輸入される形で再ヒットしています。
今回はこのバイラルの構造、楽曲そのものの魅力(四つ打ち×シンセ×バンドサウンド、Friendly Fires・Foalsとの共振、大サビの歌詞、田中裕介監督によるMVの和装演出)まで掘り下げました。
▼ チャプター
00:00 イントロ
00:05 「夜の踊り子」がチャート急上昇
00:45 韓国発ショート動画でミーム化
02:00 山口一郎ライブ配信とRayyan本人の反応
03:20 J-POPバイラルの新たな潮流
04:20 改めて「夜の踊り子」を聞いてみよう
05:25 楽曲構成—四つ打ち×シンセ×バンドサウンド
07:05 Friendly Fires・Foalsとの共振
07:40 大サビと歌詞
11:55 ミュージックビデオ—和装×富士山
13:40 まとめ
14:00 アフタートーク
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▼ noteマガジン
https://note.com/tekeshun
▼ パーソナリティ
照沼健太(ポップアート2.0作家/音楽家) https://twitter.com/TeKe0824
伏見瞬(批評家/ライター) https://twitter.com/shunnnn002
今回は、世界中で大ヒットを記録している映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』を徹底レビュー!「批評家からは不評、でも観客からは大絶賛」という前作(2023年)と同じ現象が起きていますが、実は前作と本作では「面白さの質」が全く違いました。
「アメリカ映画の文脈」に則っていた前作に対し、今作は「マリオのゲーム体験」そのものを映像化したような作り。伏線回収やキャラクターの心理描写といった「意味」や「脈絡」を完全に放棄し、ただ目の前の光と音、そして「ヨッシーの可愛さ」だけで突き進む100分間は、まさに「4歳児の快楽」。「観終わった後に何も思い出せない」ことこそが最高の娯楽映画の証? 不思議の国のアリスやドラッグムービー(?)にも通じる、過剰な「意味付け」に疲れた大人たちにこそ刺さる本作の特異な魅力を語り合います。
【今回のトピック】
大ヒットの裏にある「批評家との乖離」
マイケル・ジャクソンの伝記映画との共通点とは?
前作との明確な違い
アメリカ映画の文脈(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー等)に乗っていた1作目と、文脈を破壊した2作目。
「4歳児の快楽」と「可愛い」の暴力
意味を持たないヨッシーの存在感と、抗えない「可愛い」のパワー。
マリオのゲーム体験の映像化
マップごとに切り替わるギミックの連続。ショート動画的ではなく「マリオ的」な構造。
究極のドラッグムービー?
脈絡のない展開は『不思議の国のアリス』や「夢」そのもの。
後編はてけしゅんnote(メンバーシップ)で公開中!後編では、さらにディープな考察を展開!
「意味がない」と言いつつも読み取れる、本作の隠されたメッセージとは?
2023年と2026年で大きく変わった「時代と映画のあり方」。
果たしてこれは「映画」と呼べるのか?
ミュージックマガジン『歴史を変えたデビューアルバム100』邦楽編をめぐって、しゅんが珍しく自説を強めに展開する回。スピッツ『スピッツ』(1991) は同時期の Fishmans/BLANKEY のファーストと比べてもっと評価されるべき—— という議論を中心に、宇多田ヒカル『First Love』論、YMO・ファーストアルバム論、Mr.Children のファースト評まで広がります。
冒頭では Kehlani の新作 R&B アルバムを中心に最近の新譜リリースもピックアップ。
▼ チャプター00:00:00 イントロ00:01:15 お便り・前回コメント紹介00:10:30 最近の新譜リリース紹介00:10:55 ケラーニ 新作アルバム00:15:00 3XL 新譜00:19:40 新しい流れ00:21:30 ミュージックマガジン『歴史を変えたデビューアルバム100』邦楽編00:27:25 リスナーの好みとランキングのズレ00:32:45 スピッツ『スピッツ』(1991) — 人生ベスト1000:33:30 91年3月同時期作品比較00:36:00 レッドギター&ザ・トゥルース論00:36:35 ミュージックマガジン vs 視聴者選邦楽ベスト100 比較00:37:40 宇多田ヒカル『First Love』論00:43:05 YMO・ファーストアルバム論00:46:05 ガラスのブルース論00:47:35 Mr.Children ファーストアルバム評00:48:20 スピッツ『スピッツ』の重要性再評価00:49:00 ロック大陸漫遊記 連動フェス情報00:50:30 エンディング
▼ リンクお便りフォーム https://forms.gle/ndCtnd3QgXS4Q5Em6てけしゅん note https://note.com/tekeshunYouTube版(補足のリアクションあり)https://www.youtube.com/@tekeshun音楽メモアプリ「Onga9」 https://onga9.jp/
▼ パーソナリティてけ(照沼健太)— ポップアート2.0作家/音楽家、MTV Japan、UMJ『AMP』編集長を経て合同会社ホワイトライト代表しゅん(伏見瞬)— 批評家/ライター、批評誌『LOCUST』編集長、『スピッツ論―「分裂」するポップ・ミュージック』
「てけしゅんモーニングレディオ」2026年4月22日水曜日放送。今回はコーチェラ2026の全日程を終えて、照沼健太(てけ)と伏見瞬(しゅん)がWEEK2を総括します。先週配信したWEEK1ジャスティン・ビーバー賛否両論回には50件のコメントが寄せられ、その紹介から始まり、サブリナ・カーペンター×マドンナの衝撃、アディソン・レイ×オリビア・ロドリゴのサプライズ、ビッグ・ショーンの伝説MC、藤井風 WEEK2の完成度、ストロークスの政治的映像演出まで、66分たっぷり語りました。
番組前半は、先週配信のジャスティン・ビーバー WEEK1回へのリスナーコメント紹介。のんのんさん「ジャスティンのことをそんなに詳しくない人も楽しめるステージ」、マッキーさん「ビヨンセ以降のインフレ状態をジャスティンがゲームチェンジした」、TKさん「呪術廻戦の領域展開っぽさ」、フロさん「シンエヴァ的な許し」、メリダリアンさん「カート・コバーンのレディングのスメルズライクティーンスピリットのように伝説になるのかも」――5つのコメントを起点に、砂漠と枯山水、ジャスティンのYouTubeに込められた犠牲と許し、そして「会場より配信がメインなのかな」という現地と配信のギャップについて議論が広がります。
後半はWEEK2レビュー。最大のサプライズは、サブリナ・カーペンターのステージにマドンナが登場したこと。2010年代以降のポップのサブリナとハウス/ダンスミュージックのマドンナが繋がる瞬間、そして「ショービジネスを一回脱構築して、自分もスターをもう一回演じ直す」という二人の共通点について。アディソン・レイのステージにはオリビア・ロドリゴが登場して新曲「ドロップデッド」を披露。ゲストで出て相手と関係ない新曲をやるという近年の文化(ローリン・ヒル×カニエ、トラヴィス・スコットの例)、そしてオリビアのピッチが外れていたことで「全ステージがっつりオートチューンじゃない」ことが逆に証明されたという話。
ジャスティンのWEEK2はWEEK1と距離感の演出が違った点、そこにビリー・アイリッシュがゲストではなくファンとして登場した意味、ビッグ・ショーンがMCで「ジャスティンは人一人の人生を捧げてあれをやった」と犠牲を称えた伝説級の言葉について。さらに、ジャスティンとDijonに共通する「観客と親しげになりすぎない距離感」、米津玄師の東京ドーム公演にも通じるシンガロングを要求しないスタイル。
ANYMA × BLACKPINKのリサが話題を集めた一方、あれは配信専用の画面演出で現地にはリサは立っていなかったという「配信フェス化」の象徴的な事例。クリーピーナッツがドジャースタジアムでキャンペーンを張るほどの海外人気を獲得していること、北米ツアーを経て英語コミュニケーションと曲順が洗練された藤井風のWEEK2(「It's Alright」「テミン/BIGBANGカバー」、TAIKINGさんの服装問題含め)、レンズが吹き飛ぶほど激しかったカメラワーク、そしてコーチェラは「海外の紅白」でありショーケースだという結論。
締めはフジロック。藤井風・XG効果で土曜日一日券が早々に売り切れたこと、三日券はまだ残っているのでグッズ戦略含めて狙えるという実務情報。サマソニに向けては、コーチェラで大好評だったFKA twigsのポールダンス、The xx、デヴィッド・バーン(トーキング・ヘッズ)への期待。Z世代(オリビア・ロドリゴ、SOMBR等)のレジェンド愛、Dijon / デヴィッド・バーンに共通するアンプレス/ヘッドセット中心の新しい音響システム論。
そしてWEEK2最大の話題のひとつ、ストロークスのセトリ。「Hard to Explain」から始まる曲順変更、そして最後に「Oblivius」(2016年EP『Future Present Past』収録)を演奏しながら流した映像――イラン300以上のユニバーシティが破壊される映像、最後に残った大学も爆破され、飛行機が画面に突っ込んでくる。ストロークスのデビューと9.11の重なり、「Is This It」のUS版から「New York City Cops」がオミットされた経緯、そしてジュリアン・カサブランカスの酔っ払いMCと映像演出のクールさのコントラスト。上流階級出身のバンドが政治的メッセージを放つ違和感も含めて、ストロークスらしい表現として成立していた、という評価。
コーチェラ2週を完走しての総括、フジロック・サマソニに向けての期待、カジュアルな話題から政治の話題までをぐるりと振り返る充実の一本です。ぜひ最後までお聴きください。
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■ 言及したアーティスト/作品
ジャスティン・ビーバー、サブリナ・カーペンター、マドンナ、アディソン・レイ、オリビア・ロドリゴ、SZA、ビリー・アイリッシュ、ビッグ・ショーン、Dijon、ANYMA、リサ(BLACKPINK)、藤井風(TAIKING)、クリーピーナッツ、XG、ストロークス(ジュリアン・カサブランカス)、The xx、デヴィッド・バーン/トーキング・ヘッズ、FKA twigs、SOMBR、米津玄師、ローリン・ヒル、カニエ・ウェスト、トラヴィス・スコット、フランク・オーシャン、ケンドリック・ラマー、ビヨンセ、ラナ・デル・レイ、レディー・ガガ、カート・コバーン/ニルヴァーナ、BTS(V)、テミン、BIGBANG
■ 紹介した作品(Amazon)
ストロークス『Is This It』 https://www.amazon.co.jp/s?k=Strokes+Is+This+It&tag=voxblog-22
ストロークス『Future Present Past』(EP、2016) https://www.amazon.co.jp/s?k=Strokes+Future+Present+Past&tag=voxblog-22
ジャスティン・ビーバー『Swag』 https://www.amazon.co.jp/s?k=Justin+Bieber+Swag&tag=voxblog-22
サブリナ・カーペンター https://www.amazon.co.jp/s?k=Sabrina+Carpenter&tag=voxblog-22
マドンナ https://www.amazon.co.jp/s?k=Madonna&tag=voxblog-22
オリビア・ロドリゴ https://www.amazon.co.jp/s?k=Olivia+Rodrigo&tag=voxblog-22
アディソン・レイ https://www.amazon.co.jp/s?k=Addison+Rae&tag=voxblog-22
藤井風 https://www.amazon.co.jp/s?k=藤井風&tag=voxblog-22
クリーピーナッツ https://www.amazon.co.jp/s?k=Creepy+Nuts&tag=voxblog-22
Dijon『Baby』 https://www.amazon.co.jp/s?k=Dijon+Baby&tag=voxblog-22
デヴィッド・バーン/トーキング・ヘッズ https://www.amazon.co.jp/s?k=Talking+Heads&tag=voxblog-22
「てけしゅんトーク」2026年4月22日配信。今回は連載再開の兆候が見えてきた『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博)を、照沼健太(てけ)と伏見瞬(しゅん)が30分かけて「入門」として語ります。未読の人に向けて、なぜ今この作品なのかを整理する回です。
冨樫義博のXや集英社関連アカウントの動きから、いよいよ連載再開が近いと見られています。現状コミックス38巻、30年近く連載されている長期作品ですが、『ワンピース』に比べればそこまで巻数は多くない。とはいえ非常に文章量が多く、読むのに時間がかかるため「入りづらい」と感じる人も増えています。「本当に面白いの?」という声もSNSで見かけるようになった今、改めて我々の視点からこの作品の面白さを語りたいと思い、この企画を立てました。
僕たちの中で『HUNTER×HUNTER』および冨樫義博作品は「この時代の日本人にとってのドストエフスキー」と呼べる重要度を持っています。100年後、200年後にも残っていくはずの漫画です。実際、米津玄師は夜通し読んだハンター×ハンターのことを歌詞にし、星野源のラジオでは「自分は日本一ハンター×ハンター読んでる」と発言。岡田斗司夫はファーストガンダム(機動戦士ガンダム)の全話解説を終えた後、次のライフワークとして本作を選びました。1話を本気で読めば咀嚼に1週間かかるほどエピソードの密度が異常です。
番組前半では、冨樫義博という作家の凄みを振り返ります。『ドラゴンボール』『幽☆遊☆白書』『スラムダンク』の三段連続ヒット時代にジャンプで『幽☆遊☆白書』を担当し、その終わり方が少年漫画家像を変えたこと。浦飯幽助と黄泉の最終バトルが描かれず、「1年後」で処理されてそのまま連載が終わる。燃え尽きて終わる幕引きが伝説になっていること。続く『レベルE』が『呪術廻戦』の芥見下々に強い影響を与えており、「『呪術廻戦』と『呪術廻戦モジュロ』の関係は、『幽☆遊☆白書』と『レベルE』の関係そのまま」と見立てます。
後半は作品本編について。1998年連載開始の本作は、ハンター試験編という超王道から始まり、ヨークシン編・グリードアイランド編・キメラアント編という伝説的なエピソードを経て、現在は王位継承編/暗黒大陸編へ突入。ドラゴンボール的なインフレ構造を「念能力」という発明で回避し、一人一人が特化した能力で格上にも勝てるという世界観を提示。物語の凝り方が推理小説や文学に接近し、「もはや小説じゃないか」と思う瞬間がある、と僕たちは語ります。
特に強調したのは、ドストエフスキー論のバフチンが提唱した「ポリフォニー(多声)」概念との親和性です。全く違う思想を持つ人物が何人も登場し、それぞれが具体性と奥行きを持って喋る――『カラマゾフの兄弟』のような世界観が本作にあります。完全懲悪的な快楽と、「愛される巨悪」としての幻影旅団/ゾルディック家/キメラアントの描き方の超絶バランス。天空闘技場編でドラゴンボール的インフレを「サッと切る」判断の上手さ。『ナルト』におけるサスケ的なライバル関係に相当するキルアの立ち位置を、あっさり懐柔して別の方向へ進める手つき。ゾルディック家が現地の観光資源になっていて、殺人一家でありながら街と共存している「仕事として悪をやる」リアリティなど、本作の異常な完成度を僕たちの視点で解説します。
ボーナストラック(メンバーシップ限定)では、「なぜこの作品が物語・フィクションの最先端を走っているのか」「本当にハンター×ハンター読めば人生うまくいくのか」「実はこの作品は現実の我々の世界の話(シミュレーション)なのではないか」について深堀りします。ぜひ最後までお聴きください。
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■ 紹介した作品
『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博、集英社・週刊少年ジャンプ) https://www.amazon.co.jp/s?k=HUNTER+HUNTER+冨樫義博&tag=voxblog-22
『幽☆遊☆白書』(冨樫義博) https://www.amazon.co.jp/s?k=幽遊白書+冨樫義博&tag=voxblog-22
『レベルE』(冨樫義博) https://www.amazon.co.jp/s?k=レベルE+冨樫義博&tag=voxblog-22
『呪術廻戦』(芥見下々) https://www.amazon.co.jp/s?k=呪術廻戦+芥見下々&tag=voxblog-22
『ドラゴンボール』(鳥山明) https://www.amazon.co.jp/s?k=ドラゴンボール+鳥山明&tag=voxblog-22
『スラムダンク』(井上雄彦) https://www.amazon.co.jp/s?k=スラムダンク+井上雄彦&tag=voxblog-22
『NARUTO―ナルト―』(岸本斉史) https://www.amazon.co.jp/s?k=NARUTO+岸本斉史&tag=voxblog-22
ドストエフスキー『カラマゾフの兄弟』 https://www.amazon.co.jp/s?k=カラマゾフの兄弟+ドストエフスキー&tag=voxblog-22
■ 本編で言及した人物・作品
冨樫義博、米津玄師、星野源、岡田斗司夫、『機動戦士ガンダム』、芥見下々、ドストエフスキー、ミハイル・バフチン(ポリフォニー論)、浦飯幽助、黄泉、ゴン=フリークス、クラピカ、レオリオ、キルア、ゾルディック家、幻影旅団、キメラアント
「てけしゅんモーニングレディオ」2026年4月15日放送。今回は、コーチェラ2026 Week1でヘッドライナーを務めたジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)のパフォーマンスが巻き起こした"賛否両論"について、照沼健太(てけ)と伏見瞬(しゅん)が45分たっぷり語ります。
現地時間4月11日、コーチェラ2026のインディオでジャスティン・ビーバーが披露したのは、バックダンサーもほぼおらず、ラップトップ一台とギター、円形のミニマルなステージだけという極めてシンプルなセットでした。中盤では自身のノートパソコンでYouTubeを開き、「Baby」(2010年)「Never Say Never」(2011年)といった過去曲の動画に自分の生歌を重ねるという前代未聞の演出。この"カラオケ"に対して英語圏のSNSでは「怠惰」「手抜き」「期待外れ」といった批判が殺到しました。
さらに議論を複雑にしたのが、前夜ヘッドライナーを務めたサブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)との落差です。衣装5回チェンジ、豪華なバックダンサー、サム・エリオット/スーザン・サランドン/ウィル・フェレルら俳優陣のゲスト出演、噴水付きの車で登場するフィナーレ――この派手な演出と比較され、「ギャラはジャスティンの方が高いのに、なぜサブリナの方が努力しているのか」「これが女性アーティストだったら許されたのか」という男女差別論争にまで発展しました。
一方で、長年のビーバー・ファンの中にはこのミニマルな演出を「原点回帰」「セルフセラピー」「懐かしさと新たな一歩が交差する瞬間」と絶賛する声も。名声によって傷つけられてきた彼が、過去と向き合いながら若い頃の自分と共演する姿に「涙が止まらなかった」という反応も続出しました。
番組では、この賛否両論を整理したうえで、"そもそものジャスティン・ビーバー"を1994年のカナダ・オンタリオ州ストラトフォード出身という生い立ちから振り返ります。母パティ・マレットがYouTubeに投稿した歌唱動画をきっかけにアッシャー(Usher)に見出され、2009年のEP『My World』、2010年の『My World 2.0』、大ヒット曲「Baby」、そして2012年『Believe』、2015年『Purpose』の「Sorry」「What Do You Mean?」「Love Yourself」、SkrillexとDiploとの「Where Are Ü Now」でのグラミー初受賞、さらに『Changes』『Justice』、そして2025年の『Swag』『Swag 2』まで、15年間にわたるキャリアを整理します。
また、2012〜2015年に集中したトラブル史――2014年マイアミでの飲酒運転逮捕、カリフォルニアでの隣家への卵投げつけ事件、ドイツ・ミュンヘン空港で押収されたペットのオマキザル「Mally」、トロントでのリムジン運転手暴行疑惑、ロサンゼルスでのパパラッチとのカーチェイス、2022年に公表したラムゼイ・ハント症候群によるJustice Tour中止まで、法的処分まで至った件と取り下げられた件、健康上の事情を切り分けて解説します。
後半は、このコーチェラ2026のステージがなぜ"コンセプチュアル"と呼べるのかを僕たちの視点で深掘り。ラップトップでYouTubeを流す演出が、実は「これが男女逆だったらブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)のように大問題になっていた」という世代への"告発"であり、同時に過去の自分への"許し"でもあること。カロルG(Karol G)のカーニバル的ステージや、サブリナ・カーペンターの演劇的演出との比較。ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)や藤井風が受けたジャスティンの影響。最後の花火演出に込められた抑制と解放。そして日本人の"枯山水"的感性、Nine Inch Nailsの『The Downward Spiral』と『The Fragile』の対比、アディソン・レイに通じるブリトニーの系譜まで、話題は音楽と時代論に広がっていきます。
番組の最後には、『Swag 2』(2025年・ジャスティン・ビーバー「2025年ベストアルバム2位」)の魅力について、「マイルス・デイビスと並べて寝る前に聴いている」「朝でも夜でも聴ける」「ビートミュージックでもR&Bでもラップでもない、どこにもない作品」「枯山水のようなアルバム」として熱く推薦します。
コーチェラ2026 Week2に向けての予習・復習にも最適な内容です。ぜひ最後までお聴きください。
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■ 紹介したアルバム・楽曲
ジャスティン・ビーバー『Swag 2』『Swag』『Purpose』『Believe』『My World』『My World 2.0』『Changes』『Justice』/「Baby」「Never Say Never」「Sorry」「What Do You Mean?」「Love Yourself」「Where Are Ü Now」(with Skrillex & Diplo)
■ 本編で話題に出たアーティスト
ジャスティン・ビーバー、サブリナ・カーペンター、カロル G、ブリトニー・スピアーズ、ビリー・アイリッシュ、藤井風、マイルス・デイビス、アッシャー、Skrillex、Diplo、BTS、Mr.Children、アディソン・レイ、Nine Inch Nails、ディジョン(DIJON)、テムズ(Tems)
■ タイムスタンプ
00:00:00 オープニング
00:01:05 前回のコメント紹介(BTS・家の話)
00:13:10 コーチェラ2026 ジャスティン・ビーバー賛否両論
00:14:20 サブリナ・カーペンターとの落差/男女差別論争
00:15:40 原点回帰と評価する肯定派の声
00:16:20 そもそものジャスティン・ビーバー
00:18:15 ジャスティンのトラブル史
00:21:40 15年の歴史を振り返るコンセプチュアルなステージ
00:26:00 YouTubeカラオケは"告発"であり"許し"
00:34:10 抑制と解放——最後の花火の意図
00:38:50 ブリトニーの系譜と枯山水、『Swag 2』
■「てけしゅん音楽情報」とは
MTV Japan、ユニバーサル ミュージック『AMP』編集長を経て独立した照沼健太(ポップアート2.0作家/合同会社ホワイトライト代表)と、批評誌『LOCUST』編集長で『スピッツ論―「分裂」するポップ・ミュージック』の著者・伏見瞬(批評家/ライター)がお届けする音楽批評ポッドキャスト。YouTubeでは「てけしゅん音楽情報」、音楽メモアプリは「Onga9」(https://onga9.jp/ )、無音カット自動化アプリは「Shh」(https://whitelight.co.jp/shh/ )。
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「てけしゅんモーニングレディオ」。今回は4月2日配信分。低気圧に悩まされながらも、先週末に開催したトークイベント「世界のカルチャー発信源JAPAN」の熱気も冷めやらぬ中でお届けします。
前半は、イベントでも大いに語り合った藤井風の話題から。アルバム『Prema』のシークレットトラックだった『It's Alright』がついに全世界配信!この曲が放つ「エイジアン(うさんくさい日本)」の要素と、BTSの新作『Arirang』の1曲目に見られる「韓国民謡のサンプリング」を比較。X(旧Twitter)の自動翻訳がもたらした「文化のステレオタイプ」を逆手に取るような、現在進行形のポップカルチャーの面白さを考察します。
後半は、賛否両論を巻き起こしているBTS『Arirang』とKanye West (Ye)『Bully』に対する、米音楽メディア「Pitchfork」の辛口レビュー(低評価)について。「新鮮さがない」「過去の焼き直し」と評される両作ですが、てけしゅんの2人は真っ向から反論!現代の音楽批評にはびこる「テクスチャー偏重(表面的な音色の新しさばかりを評価する風潮)」への違和感と、楽曲のトータルの流れやエモーションを聴き取る重要性について熱く語り合います。
【今回のトピック】
イベント「カルチャー発信源JAPAN」振り返り
渋谷の廃墟化と、Mrs. GREEN APPLEと映画『マーティ・シュプリーム』の共通点。
藤井風『It's Alright』とBTS『Arirang』の共通構造
当事者には「ステレオタイプ(キムチとトンカツ)」に見えるものが、グローバルでは「面白さ」に変わる現象。
Pitchforkの低評価レビューに反論!
テクスチャー(音色)の目新しさだけが音楽の評価基準なのか?
Kanye WestとBTSの新作に共通する「本質的な面白さ」を見落としていないか。
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