おぎたまには、お互いに面白かった本をおススメしあう習性があります。
同じ本を読んだ感想を友がたりするのは、他では味わえない時間です。
今回の1冊は、山本淳子先生の「枕草子のたくらみ」。
読み進めるうちにその内容に驚いてしまったおぎが、課題図書としておたまに写真を送り付けたのがきっかけです。この一冊で、私たちの、枕草子とあの時代の印象ががらりと変わってしまいました。私たちが清少納言にまんまと騙されていたことに気付くとともに【「『枕草子』を歴史の中に置く」という姿勢】の面白さにどっぷりとはまってしまったのです・・・。
この回では「枕草子のたくらみ」について熱く語りますので、ネタばれありです。本書をゆっくりと読みたい方はご注意ください。
(06:42) 千年人々を騙し続ける枕草子 ※ここからネタばれします
(22:21) 道長はなぜ枕草子を潰さなかったの?
京都先端大学人文学部教授。2007年に『源氏物語の時代』でサントリー学芸賞受賞。おぎがこのご著書を新聞で見つけ、拝読。おたまに誕生日プレゼントとして贈る。以来、ふたりとも大ファンに。「国文学の研究とはこうあるべき」という一つの完成形を見せてくださる。おぎたまがこよなく敬愛申し上げるお方。(※もちろん面識はない)
職の御曹司(しきのみぞうし):中宮のお世話をする人たちの事務所で、内裏から道を一つ隔てたところにある。
内裏(だいり):天皇の私的な住まい。数多の女御・更衣など後宮の女性たちもここに住んだ。南北約330メートル、東西約230メートルとめちゃくちゃ広い。
「枕草子のたくらみ」 山本淳子著 朝日新聞出版 2017年
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=18976
枕草子 第79段 「御曹司におはしますころ」 岩波文庫
「今こそ友がたりたい!一条天皇」 2023年7月配信
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
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