今年の桜前線はもうやって来ました。春爛漫までもう少し。
弥生つごもり(旧暦の3月、今の4月終わり)に山を訪れた源氏くん。
そこで運命の出会いをします。
・・・と高校時代に授業で習った「若紫」を再び紐解いてみたくなりました。
大人になって読んでみた「若紫」は伏線に次ぐ伏線で驚きの連続。
「若紫ってこんな話だったっけ・・・?」とおぎたまの興奮は冷めやりません・・・。
~時のしおり~
國學院大学博物館で源氏物語・嫁入本を見た(00:00)
女児を「垣間見」する源氏にドン引きした高校時代(04:31)
改めて「若紫」を読み返してみると(07:45)
気になりすぎる存在、犬君(09:39)
高校授業で「若紫」が取り上げられる理由を考察(11:16)
「若紫」には伏線となるエピソード満載!(13:00)
源氏がやった夢占い(16:10)
大人になって読み返し思うこと(18:06)
●おぎ注
紫の上:藤壺の姪で藤壺によく似ていることから源氏くんが興味を持つ。この時10歳。
童病み(わらわやみ):源氏くんがかかった病気。熱が上がったり下がったりする。
犬君(いぬき):幼い頃の紫の上の遊び友達。紫の上が飼っていた雀を逃がしてしまうような粗忽者。
桐壺更衣:源氏くんの母。源氏くんが3歳の時に他界。
藤壺:父帝の正妻。桐壺更衣に似ている。源氏くんの永遠のあこがれの人。
伊勢物語:日本で初めての歌物語。在原業平がモデルと言われている。
初冠(ういこうぶり):伊勢物語第一段の物語。成人したばかりの若い男性の恋の話。
あさきゆめみし:源氏物語の翻訳本の最高峰(おぎ調べ)。漫画なのにストーリーに忠実で、源氏物語の入門書として最適。また大学受験の必読の一冊。
※おぎ注はイメージしやすいように大まかに説明しています。これをテストに書いてもマルは貰えませんのでご注意を!
●参考文献
岩波書店 新古典文学大系 「源氏物語一」若紫
あさきゆめみし(大和和紀作/講談社刊)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%95%E3%81%8D%E3%82%86%E3%82%81%E3%81%BF%E3%81%97
國學院大学博物館 http://museum.kokugakuin.ac.jp/
企画展「物語絵ー嫁入本『源氏物語』全54帖公開ー」※2023年3月26日(日)まで開催
※物語絵は國學院大学博物館のデジタルミュージアムでも公開されています https://d-museum.kokugakuin.ac.jp/theme/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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