本当は知ってるくせに、かまぼこってお魚からつくるの? ってしらばくれて聞くことから、カマトトという言葉ができたみたいなんですが、LINEの情報がダダ漏れとなって、いまさらながら政財官学マスメディアが利用を取りやめたりしているのは、カマトトという言葉がぴったりですね。
敗戦後の日本は、ハードもソフトも単なる米軍のプライベートアセットなのですから、当然のことながら日本人の個人データも、連合国からはアクセスし放題、彼らのものです。中国も韓国も連合国だという重要な史実を忘れています。西欧とかカリフォルニアからすれば、日本人のデータ防衛意識は、土人並みだろうなと思います。歴史を知らない恐ろしさとは、このことかなと思います。
LINEに限らず、マイナンバーのデータなんかも中国にダダ漏れです。すべてのマージされた日本人の個人データが、そのうち自由に晒し上げられる日が来ても、おかしくありません。
いまになってのこのLINEダダ漏れカマトト騒動もまた、総務省自爆テロの一環なのかもしれません。電波の外資規制にこうるさいのも、日本国全体が、連合国という外資所有物であることをスルーして、何をいまさらカマトトぶってるんだと、私なんかは思います。
気づけばインターネットからプロバイダーという媒体がだんだんいなくなっているように、そのうちフレッツ光みたいなものも、この世界からなくなるだろうと思います。テクノロジーによって、ラストワンマイルもそのうち根こそぎグローバル化してしまいます。無限無責任のなんちゃって国民国家には、76年間丸っと国家主権なんてないのですから、国民のデータ所有権も当然のことながら、ナッシングなわけです。
そもそも、データは新しい石油などではないと思います。このデータは石油説は、日本企業がガーファに対抗するという意味不明の文脈でもっともらしく引用されることですが、データがもし石油なら、いまごろ日本国は産油国みたいに税金ゼロになっているはずです。
私個人としては、いまだにこの、データは現代の石油みたいな、もっともらしい喩えを信じている人を、信じないことにしています。Amazonが知っている私の個人情報なんて、名前と配送先とクレジットカード番号、閲覧と購入履歴だけです。Amazonのプラットフォームがなければこんな自主申告データ、無価値です。
Amazonの個人情報を楽天が仮に使えるとしても、実は大した価値なんてありません。現代において石油にあたるものとは、脳内麻薬なのであって、脳内麻薬の取引は石油のようにはバルクになったり、タンカーで輸送したり、精製したりできません。
日本スゴイ、クールジャパンスゴイと同じくらいふわっと存在している、データのビジネスで日本はガーファなんかに負けるな、データはこれからの石油だ、というクソなアナロジーは、思考停止の人や組織を見極めるリトマス試験紙としては機能しますけれど、ただそれだけだろうなと思います。
あえてアナロジーを適正化するなら、データは日本人にとっての石油というより、データは原子力です。神のようにデータを盲信して、なんべんでも身を滅ぼします。