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Köhl V, Wünsch VA, Dohrmann T, et al. Classification of difficult videolaryngoscopic tracheal intubation with different blade types: a prospective external validation study of the VIDIACscore. Anaesthesia. In press.
🧠 背景
ビデオ喉頭鏡の使用は、挿管困難が予測される症例において広まりつつあるが、その難易度や視野の記録を標準化する指標が求められていた。VIDIAC(ヴィディアック)スコアは、従来の分類よりも優れた診断性能を持つ新しい指標として開発された。
🔬 方法
182名の成人患者を対象に、MacintoshタイプまたはHyperangulatedタイプのビデオ喉頭鏡を無作為に使用し、VIDIACスコアの妥当性と診断性能を前向きに評価した。主な評価項目は「困難な気管挿管」の発生率であり、AUROCを用いて診断精度を検証した。
📊 結果
困難な挿管はMacintoshグループで47%、Hyperangulatedグループで25%に発生。VIDIACスコアのAUROCは全体で0.93、Macintoshで0.95、Hyperangulatedで0.89と高精度であった。ブレードの種類をスコアに加えても、予測精度は有意に向上しなかった。
💡 考察
VIDIACスコアは、ブレード形状やユーザーの熟練度にかかわらず、安定した分類精度を示した。異なる条件下でも再現性が高く、臨床応用の幅広さが確認された。
✅ まとめ
VIDIACスコアは、ビデオ喉頭鏡のブレード形状に依存せず、挿管の難易度を信頼性高く評価できる分類法であることが示された。現場での気道管理における有用なツールとなる可能性が高い。
20万倍アドレナリン添加は、アドレナリンのアンプル(1mg/mL) から0.1mLだけツベルクリンシリンジですって、2%リドカイン20mLに混ぜるだけで作れます。
Maeda A, Mazda Y, Ohara R, et al. Obstetric anesthesia in Japan: an existential crisis in need of an intervention. Int J Obstet Anesth. 2025; 63: 104690.
🧠 背景と問題提起
日本では、出産時の麻酔を産科医が担当するケースが非常に多い(帝王切開の約40%、無痛分娩の約2/3)。
これは、他の先進国には見られない独特な体制であり、安全性への懸念が強い。
2000年に指摘された「一人の医師が産科と麻酔を兼任する危険性」が、いまだに解消されていない。
🔍 現状と実態
日本の約50%の妊婦は小規模施設(年間出産500件未満)で出産しており、その2/3には麻酔科医が不在。
麻酔に関連するすべての妊産婦死亡(2010〜2022年)は、産科医が麻酔を行っていたケースで発生。
小規模施設では、突発的な出血や麻酔合併症への迅速な対応が困難。
💡 課題と提言
産科医が麻酔も担当することは非現実的かつ危険であり、「両方の専門性を兼ね備えるべきではない」と強調。
解決策として、以下が提案されている
- 出産を地域の大規模施設に集約する。
- 麻酔科医による管理を原則とする体制の整備。
- 看護師や助産師への産科麻酔の教育と役割拡張の検討。
🏥 制度的背景と障壁
多くの小規模施設は「無事な出産は収益性が高いビジネス」と捉え、集約化に抵抗。
女性も、利便性や設備の良さを理由に小規模施設を選びがち。
医療制度内では、複数の関連学会や団体が存在し、統一的な方針を打ち出すのが難しい構造。
🚨 結論と警鐘
このままでは、防げたはずの死亡が今後も繰り返される可能性が高い。
今こそ、医療・政府・社会が一体となって体制改革を進めるべき時である。
Consensus Guidelines on the Use of Intravenous Ketamine Infusions for Acute Pain Management From the American Society of Regional Anesthesia and Pain Medicine, the American Academy of Pain Medicine, and the American Society of Anesthesiologists
同じ内容について、noteでも公開しました。
普通の麻酔科医が、「第1回日本医療政策学会学術集会」で感じた危機感
こんにちは、麻酔科医の松田祐典です。
突然ですが、皆さんは「医療政策」について、どれくらい関心がありますか?
「忙しくて政策なんて考える余裕がない」
「現場のことは現場が一番わかってる」
「政治家や役人が決めることでしょ?」
もしそう思っているなら、ちょっと待ってください。
その「他人事」感が、実はぼくらの首を絞めているかもしれません。
2025年6月28日に参加した、「第1回 日本医療政策学会 学術集会」で、そんな危機感を抱いたお話をします。
ことの始まりは、新生児科医の今西洋介先生(通称フライト先生)のLetter。周産期医療関連のサブフォーラムで座長を務めると知り、「これは行かねば!」と即ググって慶應義塾大学三田キャンパスへ。
大会長の後藤励先生は、「そんなに来ないと思っていたので、ひとまわり小さめな講堂を抑えていたんですが、事前登録で300人を超えたので、急遽大きな場所に変更しました。」と、多くの人が医療政策に関心を持っていることが伝わってきました。
個人的に最も注目していたのは、「日本の周産期医療の未来」をテーマにしたサブフォーラム。
登壇者は豪華で、元厚労省の前中隆秀先生、参議院議員の自見はなこ先生、成育医療研究センターの五十嵐隆総長、産婦人科の宋美玄先生そして司会の今西先生という顔ぶれ。
議論の中で印象的だったキーワードが「計画的集約化」でした。
地方では分娩施設の閉鎖が相次ぎ、自然発生的に集約が進んでいます。
でもこれって、あくまで"成り行き"ですよね。妊婦さんが困ってから「じゃあ隣の市まで行こうか」では、あまりにも後手後手。
政策として、どう計画的に導いていくか—— ここが問われていました。
現場にいると「また施設が閉鎖した」「人手が足りない」という現象面ばかり見がちですが、その背景にある構造的な問題と向き合う必要性を痛感しました。
麻酔科医として気になったのが、セッション最後にふいに出てきた「無痛分娩」。
理想はもちろん、すべて麻酔科医が担当する体制です。
でも現実には、帝王切開すら全例カバーできていないのが今の日本。
無痛分娩だけを麻酔科医主導にするのは、現時点では非現実的。
大事なのは、「理想」と「現実」のギャップを冷静に捉え、そこをどう埋めるか。
「麻酔科医を増やせばいい」
「産婦人科医が研修すればいい」
どちらも正論ですが、それだけでは解決しません。
産婦人科・麻酔科・行政が連携して、段階的に仕組みを構築していく戦略が必要だと個人的には考えています。
午後のセッションでは、厚生労働省の医務技監である迫井正深先生が登壇。
「医療はインフラであるが、民間主導でないとうまくいかない」
これは戦後日本の医療政策の大きな方針転換の背景だそうです。国が全部コントロールするのではなく、民間の活力を活かしながら必要最小限の規制をかける——言葉にすると簡単ですが、実際の舵取りは相当複雑。
「今」抱えている課題だけを考えるのではなく、「過去」についても知る必要がある。
地域差の問題一つとっても、地価の高い都市部の報酬を高くすれば、ただでさえ都市部で働きたい医療者が、どんどん都市部に集中してしまい、地方はますます人手不足になる。
現場の私たちが「なんで国は○○してくれないんだ!」と文句を言うのは簡単ですが、その背景にある複雑さを理解せずに批判だけしていても建設的じゃないな、と改めて知ることができました。
次の、オイシックス代表・髙島宏平さんの講演も印象的でした。
「良い食事に正解はない」と語る髙島さん。病院、介護施設、学校など、場面に応じて提供すべき食の形は異なります。
塩分控えめの食事を出しても、まずければ食べてもらえない。喫食率と栄養のバランスをどう取るか——これって医療従事者としても深く考えるべきテーマ。
帝王切開後の「回復食」など、周術期管理における食の可能性についても考えさせられました。麻酔科医として、術後回復の質を上げるためにできることは、まだまだありそうです。
最後の企画シンポジウム「日本の医療のグランドデザインを考える」では、代表理事の津川友介先生、日本医師会の横倉義武先生や、公共政策学者の杉谷和也先生、経済学者の中室牧子先生らが登壇。
この学会は、いろんな方々が話し合う「場」を作るのが目的。
津川先生のそういった言葉で始まり、日本医師会の歴史や、EBPMにエビデンスは必要なのか、どうやって受動喫煙対策が行われてきたか。
どうやってアカデミアの持つ「考え」を社会へ実装していくか、その難しさや障壁などについて、改めて知ることができました。
そして、全体を通して一貫して思ったこと。
医療政策も、制度設計も、突き詰めれば「人の感情」が原点だということ。
エビデンスで武装しているように見えても、実際の判断や行動の起点には、想いや信念がある。人の集まりである組織の動きもまた、感情に左右されます。
だからこそ、現場の声を届けることが大切だし、逆に政策立案者の想いを理解することも重要なんだと思います。
今回の日本医療政策学会は、まだ第1回にもかかわらず、非常に濃密で刺激的でした。現場・行政・学術、それぞれの視点が交錯することで、多様な課題が立体的に見えてきます。
医療政策は「誰かがやってくれるもの」ではありません。
ぼくら一人ひとりが当事者です。
だからといって、いきなり政治家になれとか、厚労省に意見書を送れとか、そんな大それたことを言いたいわけではありません。
まずは「知ること」から。
そして「考えること」から。
できれば「話し合うこと」から。
来年は6月に京都で第2回が開催される予定です。
一度でも参加してみると、きっと社会の見え方が変わります。
麻酔科医は今、手術室の外にも活躍の場が広がっています。
ICU、緩和ケア、ペインクリニック、そして無痛分娩。
医師数の増加に伴い、単に"こなす"存在ではなく、政策や仕組みづくりにもコミットしていくフェーズに来ていると感じます。
そのためには、現場の延長線だけではなく、俯瞰した視点を持つことが必要。医療政策のような"面倒くさそう"なテーマにも、少しずつでも関わることで、次のステージが見えてくるはず。
あなたも一緒に、日本の医療の未来を考えてみませんか?
目次きっかけは、フライト先生のメルマガ集約化は計画的に。無痛分娩の「理想」と「現実」のギャップ行政の「本音」を聞けた貴重な機会医療と「食」— 意外な気づき結局、医療政策を動かすのは「人」これから、一緒に考えることが大事
Noguchi S, Iwasaki H, Shiko Y, et al. Fetal outcomes with and without the use of sugammadex in pregnant patients undergoing non-obstetric surgery: a multicenter retrospective study. Int J Obstet Anesth. 2023;53:103620.
🧠 背景
筋弛緩拮抗薬スガマデクスはステロイド系 NMBA を包接して迅速に拮抗させるが、プロゲステロンにも結合しうるため流産を誘発する可能性が懸念されている。2019 年の Society for Obstetric Anesthesia and Perinatology は妊娠初期での使用回避を勧告したが、日本では臨床現場で広く用いられており、安全性エビデンスが不足している。
🛠️ 方法
2013〜2020 年に日本の三次周産期センター 3 施設で全身麻酔下の非産科手術を受けた妊婦 124 例を後方視的に解析した多施設研究である。スガマデクスを投与された群(73 例、中央値 200 mg)と投与されなかった群(51 例)を比較し、術後 4 週以内の流産・早産発生率を主要アウトカムとした。
📊 結果
術後 4 週以内の流産・早産はスガマデクス群 3.0 %(3/73)、非投与群 4.3 %(2/51)で有意差なし(オッズ比 1.42、95 %CI 0.19–10.47、P = 1.00)。スガマデクス群では 15 週での臍帯狭窄による胎内死亡 1 例と経済的理由による人工流産 2 例が含まれたが、因果関係は不明であった。
💡 考察
短期的な流産・早産リスクに差を示さなかったものの、症例数が少なく 8 % 前後のアウトカム欠測があり、第一三半期症例が非投与群に多い選択バイアスも認められる。したがって「安全である」と断定できず、ガイドラインが推奨する慎重投与の立場は維持されるべきである。
✅ まとめ
スガマデクス投与は術後 4 週以内の流産・早産率を有意に増加させなかったが、データ欠損と小規模性のため安全性は未確立である。臨床では代替薬(ネオスチグミン等)とのリスク・ベネフィットを勘案しつつ、前向き大規模研究の結果を待つ必要がある。
Hatsuda M, Hasegawa M, Nakamura K, et al. Effects of neutron radiation on pharmaceuticals in deep space-like environments. Life Sci Space Res. 2025; 46: 61-73.
🧠 背景
深宇宙では地球の大気と磁場がないため、宇宙船の壁をすり抜けやすい「高速中性子」という放射線が絶えず降り注ぐ。月や火星で患者を静脈麻酔する場合、こうした放射線が薬を劣化させると用量や安全域がずれる恐れがある。本研究は、もっとも使われる全身麻酔薬プロポフォールが高速中性子で壊れるかを初めて検証したものである。なお、今回照射した最大4 Gy(グレイ)は CT 頭部検査約 80 回分に相当し、月面で数か月さらされる総量を一気に与えた程度と理解してほしい。
🔬 方法
試料:①純粋なプロポフォール原薬、②臨床で使う脂質エマルジョン製剤
照射:1–5 MeV の高速中性子を 0、0.01、0.10、1.00、4.00 Gy の 5 段階で照射
評価:
o ¹H-NMR と HPLC で分解生成物を測定
o 見た目の色変化とミセル径で製剤の安定性を確認
o GM 計数管と Ge 半導体検出器で「薬液」や「容器」が放射化(放射能を帯びること)するかを追跡
📊 結果
・プロポフォール含量は全線量で **99.9 ± 0.7 %** とほぼ変化なし
・製剤の白い乳濁色はほぼ維持(0.10 Gy 群のみ 12 日後に軽度黄変)
・ミセル径に統計的な差なし
・ 照射直後、4 Gy 群のガラスバイアルで **1** **万 cpm** 程度の放射能を検出したが 5 日でバックグラウンドレベルへ低下
・放射化された核種は ^24Na(半減期 15 h) であり、薬液ではなく容器中のナトリウム由来
💡 考察
プロポフォール分子は脂質ミセルの“脂の殻”に守られ、水相で発生するラジカルの連鎖反応から隔離されるため壊れにくい。一方で、容器ガラスに含まれるナトリウムは中性子を捕獲しやすく、短時間とはいえ放射線源になり得る。深宇宙で薬の品質を守る鍵は「薬そのもの」より「容器材料」の選択にあるといえる。
✅ まとめ
・4 Gy までの高速中性子はプロポフォールの含量・構造・製剤性に有意な影響を与えなかった。
しかしガラス容器は一時的に放射化するため、深宇宙医療ではナトリウムを含まない樹脂や金属ライナーなど、新しい容器開発が必要である。
2013年当時の参考文献
脊髄くも膜下麻酔で喘息発作
Kawabata KM, et al. Masui. 1996; 45: 102-6.
Mallampati SR, et al. Anesth Analg. 1981; 60: 839-40.
Fung DL, et al. Clinical Reviews in Allergy. 1985; 3: 127-41.
くも膜下モルヒネでヒスタミン遊離?
Honet JE, et al. Int J Obstet Anesth. 1991; 1: 39-42.
くも膜下モルヒネの血中濃度測定
Chauvin M, et al. Brit J Anaesth. 1981; 53: 1065-7.
プロポフォールの気道抵抗への影響
Pizov R, et al. Anesthesiology. 1995; 82: 1111-6.
Eames WO, et al. Anesthesiology. 1996; 84: 1307-11.
Yonekura H, Mazda Y, Noguchi S, et al. Anesthesia practice for Cesarean delivery in Japan: a retrospective cohort study. Can J Anesth. 2024; 71: 175-186.
🧠 背景
帝王切開の麻酔は世界的に「全身麻酔を避け、脊髄幹麻酔を第一選択に」という潮流が強い。一方、日本は分娩を扱う小規模施設が多く、麻酔科医不足も相まって、実際の麻酔方法の経年変化は全国レベルで十分に検証されてこなかった。そこで本研究は、16年間にわたる帝王切開の麻酔方法の推移を解析し、国内の実態を明らかにした。
🔬 方法
2005年1月〜2021年8月に実施された帝王切開102,617件を全国健康保険請求データベース(JMDC)から抽出。麻酔を①全身麻酔(GA)、②脊髄くも膜下麻酔(Spinal)、③硬膜外麻酔(Epidural)、④脊麻硬麻併用(CSEA)の 4 群に分類し、Cochran-Armitage検定で年次トレンドを評価した。
📊 結果
• GAは2005年10.8% → 2021年2.9%と73%低下し、全期間平均は3.7%であった。
• Epiduralも年々有意に減少した(P<0.001)。
• CSEAは有意に増加し、Spinalは有意な変動を示さなかった(P=0.40)。
• 2021年時点の使用順位はSpinal > CSEA > Epidural > GAであった。
• COVID-19以降もGAは 2019年3.5% → 2021年2.9%とさらに低下した。
💡 考察
日本では16年でGAが4分の1以下に減少し、「脊髄幹麻酔中心」への潮流が定着した。一方で減少したのはEpiduralであり、代わりにCSEAが伸長した点が特徴である。帝王切開後鎮痛に経硬膜外カテーテルを活用する文化、ならびに小規模施設で脊麻後の遅発性呼吸抑制をモニターしにくい状況がCSEA選好を後押しした可能性が示唆される。
✅ まとめ
• GAは全国平均3.7%、2005年比で大幅減少。
• Epiduralは減少、CSEAが増加、Spinalは横ばい。
• 日本の帝王切開麻酔は「Spinal/CSEA時代」へと移行しており、麻酔科医不足や施設規模など日本固有の医療環境が選択に影響している。今後は麻酔の安全管理指標整備と、小規模施設への支援体制構築が課題となる。
Elkin J, Rele S, Sumithran P, et al. Association between glucagon‐like peptide‐1 receptor agonist use and peri‐operative pulmonary aspiration: a systematic review and meta‐analysis. Anaesthesia. 2025;56:1234–52.
🧠 背景
GLP-1受容体作動薬(GLP-1 RAs)は肥満や2型糖尿病の治療に広く使用されており、胃排出を遅延させる作用が知られている。近年、適切な絶食を行ったにもかかわらず、これらの薬剤を使用している患者で術中の誤嚥や胃内容物残留のリスクが指摘されている。
🔬 方法
2005年以降に発表された文献を対象とした系統的レビューおよびメタ解析を実施し、絶食後に全身麻酔や鎮静を伴う処置を受ける患者におけるGLP-1 RAの使用と、誤嚥または胃内容物残留との関連を評価した。
📊 結果
28の観察研究(466,373人)を解析した結果、GLP-1 RAの使用は肺誤嚥リスクの上昇とは関連しなかった(OR 1.04, 95%CI 0.87–1.25)。一方、胃内容物残留リスクは有意に上昇していた(OR 5.96, 95%CI 3.96–8.98)。術前に少なくとも1回の投与を中止した場合、胃内容物残留リスクは低下した(OR 0.51, 95%CI 0.33–0.81)。
🤔 考察
GLP-1 RAの使用により、絶食していても胃内容が残るリスクは高まるが、誤嚥のリスクが実際に増加するという明確な証拠はない。現時点でのエビデンスは主に観察研究に基づいており、確実性は低い。
🚀 まとめ
GLP-1 RA使用者に対しては、術前の胃内容物残留を考慮し、処置内容に応じた投与中止や他の管理戦略の検討が必要である。今後のランダム化比較試験によるエビデンスの蓄積が求められる。
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