こんにちは。河野です。
今日も開封して頂き、ありがとうございます。
今日は台湾からお送りしています。
台湾話はこの後で。
---<おしらせ>------
※台湾の話。
※パリ勉強会 5/30です。
https://www.contentslab.net/workshop_paris.html
※音声版はこちらでお聞きいただけます。
https://www.contentslab.net/podcast/310_20150331.mp3
→詳しくは雑談コーナーと編集後記で!
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「甘えてんじゃないよ!」
ビジネスで成果を出したり、
望む生き方をしたいと言っているのに、
現状を変える行動を理屈ばっかりでやらない人のことを
そう思っていた時期が僕にはありました。
僕自身が「好きに生きるため」に、
「歯を食いしばって」行動した時期が
あったからってのが一番大きいのだろうなと。
たとえば非常にオタクな要素の強い、
ヨガのプログラムを提供しているとします。
一般の人にはわからないし
求められない類のものです。
でも一部のインストラクターレベルや、
ヨガおたくレベルの人には共感されるようなものだと
思ってください。
そういうプログラムを提供したいのだけど
どうしても知り合いのインストラクターとかにしか
提供できなくってビジネスと呼べるものになっていかないと。
そういう時は
「ビジネス的」な発想が必要です。
てことで作戦を立てます。
まずは一般的なヨガのプログラムを提供して、
その生徒さんを啓蒙することで深い知識を得てもらって
「オタク的なプログラム」の価値を理解してもらい
参加する人を増やす。
こんな感じ。
広いマーケットを拾って
じょうごのように深く入っていってもらう。
自己啓発に代表される、
自己投資のビジネスでは常套手段とされているやり方ですね。
僕でも頼まれれば、そういうプランを作ると思います。
プランができたらやることは単純です。
・一般化したプログラムの開発。
・WEBサイトのリリース
・集客
みたいなことが必要なタスクになります。
それぞれは、そんなに難易度の高いことじゃありません。
つまり・・・
「あとはやってみるだけ。」
でも、ここにきて一切からだが動かないことってあるのですよね。
プログラムの開発って言っても、
世の中にあふれているプログラムですから、
作るのは難しくないです。
Webサイトだって、
自作してもいいし、
フリーランサーなら安く作ってくれます。
でも、ここにきて一切からだが動かないことってあるのですよね。
このときの理由が2つあるなって思うって話なんです。
ま。確かに「甘ちゃん」なだけの人も多いです。(笑)
「本当にこれで儲かるのですか?間違いないですか?」
みたいな(^_^.)
こういう場合は単純で、
「起業」というか「ビジネス」に向いていない。
不確実なことをすることにそもそも向いていないので
報酬を約束された雇われた生き方のほうが成功すると
思うんですよね。
でも、「甘い」ってだけじゃない人もいるなーって今では思います。
やっかいなのは本人も回りの人間も、
それが「甘ちゃんだから」なのか?
「なにか別の理由」 なのか?
気がつけないことがあるってことなんですよね。
てことで今日は、
僕が気がついた「甘ちゃん」じゃないケースをお話しようかと。
結論から言うと・・・
”やろうとしている事にどうしても嫌なことが混じっている”
こういう場合ですね。
「努力が嫌」とか、「不確実なことは嫌」とか、
そうでれば単に甘いだけの甘い人なんだと思うんですが、
そうじゃなかったりします。
先ほどのケースでは、
ビジネスとして大きくしたい。
大きくしたいわけじゃなくても安定させたい。
そう思っているのは間違いありません。
努力も継続も行動もできる。
そう思っているのは間違いありません。
まずは一般的なヨガのプログラムで
お客さんを得ていくことが一番良いことだと理屈の上でわかる。
そう思っているのは間違いありません。
でもひとつだけひっかかるわけです。
「ヨガを今から楽しむ人に教えるなんて
退屈なことしたくない。」
きつい言い方をすれば、
「レベルが低い奴は相手にしたくない。」
こうなります(笑)
そうすると手が動くわけないのですよね。
嫌なことをしなければならくなる状態になるために
不確実な努力できる人。
そんな人は、なかなかいませんので。
以前の起業当初の僕のように
お金がないと生活できない赤ん坊のミルクが買えない
みたいな時はそういうことが鈍感になるんで
問題なかったりしますが、
なまじっか生活にそれほど困ってないと
如実にこれが出ます。
じゃーどうするか?
「ビジネスをあきらめるのか?」
ってことになるんですが、
そうとも思いません。
単純ですが、
嫌なことをしなくていい方法を考える。
ということになるのかなと。
先ほどのケースなら、
自分が先生をしないビジネスモデルを考えて
先生のリクルーティングから始める。
かつ先生を使っても利益が残るような
マーケティングを努力する。
とか。
そもそもレベルの高いプログラムだけやれるような
モデルを考えることができないかってことになります。
オタクだったりレベルの高い人しか共感されないなら
レベルの高い人だけが満足する
より高度で高額なプログラムを開発してみたり、
その高度なプログラムを提供する
インストラクターの養成だけをプログラムにしてみたりと
一般的なセオリーとははずれるかもしれませんが
やりようは、他業種同業種の事例を見て知恵を出すとあると思うんですね。
もっとも必要とされる努力の量は増えるとは思います。
・高度なプログラム。
・共感してくれる人を手作業で探す(ネットのマーケティングだけで無理なところがあるんで)
面倒なことは結構増えます。
でも「甘ちゃん」じゃなくて、
「こだわり」であるなら、
「心理ブロック」の問題だったなら
やっちゃ得る人が多いという実感があります。
甘いか、こだわりか?
ってのは境界線があいまいだと思うんですが
ここで努力できるかどうかで
ずいぶんわかると思います。
「何もしたくない。」
か
「やりたいことをしたい。」
この差ですね。
会社員の中にもこういう人はいます。
「俺は自分の力で生きていける」
という肩書きがほしいだけで、
不確実なチャレンジも、
仕事を楽しむことも、
なにもかもしたくはない。
という心理的なブロックがあれば、
「売れる商品が見つかれば・・・」
みたいな言葉では言いつつ
本当は起業なんてしたくない人だったりするのですよね。
仕事をしたくない。
って心理ブロックなので
「甘い」っていうより「心の底から会社員でいたい。」
ってことになるのかなと(笑)
どうですかね?
僕は昔このことがわからなくて、
何もしない人って全員甘い人だって思ってたんですが、
心理的なブロックが働いて「嫌なものは嫌」って
言うだけの人もいるなって思うんです。