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カルティエのウード&サンタル パルファンは、ウードに甘いサンダルウッドとプラムを重ねた香水。木の香りに、シロップのような甘さと包み込む質感があります。2016年に登場した一本です。
ウード樹脂を前に出すウード&ウード、乾いた木やレザーを思わせるサンタル 33。二つの比較から、どんな木の香りを楽しみたいかが見えてきます。調香師マティルド・ローランが、宝飾の同僚にウードを焚いてもらった思い出や、リングから着想した瓶の結びにも耳を傾けたいところ。
秋冬や涼しい夕方、ニットやジャケットで出かける落ち着いた集まりに。肌で甘さを確かめて選びたい一本です。
清潔にも鋭くも感じられるムスクの理由を、音声でたどります。何も書かれていない白い紙のような、まっさらで純粋な香りを目指した制作背景と、アナザー・マガジン、パリのセレクトショップ「コレット」から始まった来歴を紹介。モレキュール 02、ノット ア パフューム、同じル ラボのガイアック 10と比べながら、肌に近いムスクと乾いた木の質感を読み解きます。
ル ラボのミルラ 55は、お香を思わせるミルラにジャスミンの花を重ねた、上海のシティ エクスクルーシブ。パチョリ、ウード、アンバーグリス、ムスクも加わり、花と樹脂の両方を楽しめる香りです。
モスとスパイスのムース ド シェーヌ 30、温かな甘さのミルラ & トンカ。2本との違いから、ミルラに何を合わせたいかも見えてきます。調香師ダフネ・ブジェの旅と、原料数にちなむ55という名前にも、香りを知る楽しみがあります。
涼しい夕方、ジャケットや柔らかなニットで出かける日に。肌で花と樹脂のどちらを強く感じるか、ゆっくり確かめて選びたい一本です。
清潔なリネンを思わせる、ビュリーのイリス・ドゥ・マルト。アイリスの粉を思わせる柔らかさに、レモングラスの爽やかさと木・お香の落ち着きが重なる水性香水です。フレデリック マルのイリス プードゥル、ローディベールと比べると、同じアイリスを含む香りにも、丸みや温かさの違いが見えてきます。背景には、童話作家アンデルセンが一日だけ訪れた地中海のマルタ。夜の港と庭園の緑が、短い旅を忘れられない記憶にしました。古い店を二人が再興したブランドの歩みと、春の穏やかな昼間の楽しみ方。散歩やカフェに似合う一本を、香りと物語の両方から味わえます。
木とお香に、バニラの甘さが柔らかく重なる。ル ラボのヴァニーユ 44は、パリのために作られたオードパルファムです。カシミアのセーターを思わせる、穏やかな温かみが聴きどころ。
調香師アルベルト・モリヤスの仕事と、原料数を表す44という名前。スパイスが特徴のオーデュエル オードパルファン、花や洋酒を感じるスピリチューズ ドゥーブル ヴァニーユとの比較から、バニラと何を楽しみたいかが見えてきます。
秋と冬、ニットを着る日や、近い距離で過ごす夜に合わせたい一本。肌での残り方もゆっくり確かめて選びたい香りです。
ルイ・ヴィトンのイマジナシオンは、柑橘の明るさに紅茶のほろ苦さが重なり、柔らかなアンバーが残る香水。リマンシテ、ニシャネのウーロンチャ、同じ調香師によるブルガリ プールオム オードトワレとの違い、創作にかけた5年もたどります。春夏の昼間、白いシャツに添えたくなる香りです。
青りんごとピーチから花々へ、最後は木とムスク。メゾン マティンのあらしのうみは、日本への憧れを伝説の島アトランティスや黄金の国ジパングに重ねたオードパルファムです。
調香師ベレニス・ワトーの芸術への関心と、中村杏子の絵にあるゲーム機や釣り具。遠い島国への憧れに、子供時代を思わせる身近なものが重なります。ローズとキウイのプンプンなど3本との比較から、春夏の日中、散歩や休日の外出に合わせたい果実と花の個性をたどります。
花のあとに続く、柔らかな木の香りも聴きどころです。
キウイとローズの明るさに、木とムスクの柔らかさ。メゾン マティンのプンプンは、果実と花を日常に取り入れたい人なら、気になる香水です。家族や友人に会い、テラスで過ごすような時間を再び楽しむ気持ちが、その背景にあります。プロヴァンスで香草や木に親しんだ調香師レミ・バルビエは、化学を学んでから香りの仕事へ。比較するのは、イングリッシュ ペアー & フリージア、オーローズ、モハーヴェ ゴーストの3本です。果実と花、果実とローズ、花と木という違いがわかります。ボトルには小さな絵が散りばめられ、春夏の日中の外出に合わせやすい一本です。
バラの華やかさに、粉のような柔らかさが加わったら。アフォリズムのア ローズ イズ ア ローズは、柑橘の明るさ、アイリスとラクトンのなめらかさ、ウードの厚みが重なる香りです。
同じドミニク・ロピオンによるポートレイト オブ ア レディーや、蜜の甘さを持つローズ バルバルとは、バラに重ねる質感が違います。物理を学んでいたロピオンが調香へ進んだきっかけ、彫刻を思わせるボトルを選んだ話、バラの名を持つ作品にウードを豊富に使った小話も聞きどころ。涼しい夕方にジャケットを羽織る日、どんなバラをまといたいか、思い浮かべながらお楽しみください。
ムスクと聞いて、洗いたての布を思い浮かべますか。セルジュ・ルタンスのムスク クビライカーンは、毛皮や肌を思わせる温かさに、甘い柔らかさを重ねた香水です。透明で粉っぽいクレール・ド・ミュスク、木とスパイスのあるル ラボのローズ 31と比べると、その厚みがつかみやすくなります。建築を目指していた調香師クリストファー・シェルドレイクの転機と、ルタンス本人が「大胆な作品が古典になった」と振り返る話も。秋冬の静かな夜、ニットやコートで過ごす日に、肌へごく少量を。初めの動物的な印象から、ローズや甘さをどう感じるか、時間をおいて確かめたい一本です。
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