11月は特集『デジタル化する社会で起きているソーシャル・ジレンマ』と題して、SNSをはじめとするソーシャルメディアの仕組みや、それによる人々の行動変容、そして社会にもたしている影響について、ジャーナリストでメディア・アクティビストの津田大介さんと、HUGinc.取締役で編集者の haru.さんをゲストに迎えて、お送りしています。
第3回目となる今回は、SNS・ソーシャルメディアが、そしてそこから情報を受けたユーザーである私たちの行動が、社会に与える影響について考えるにあたり、フェイクニュースやデマ、政治、社会運動についてトークを繰り広げました。
フェイクニュースやデマも、それを発信する人を信じるか信じないかであり、信じたいものを真実として捉え、それへの反論は陰謀論などとされてしまうなかで、津田さんが「共通する社会的基盤があると意見の違いを乗り越えられる。」ことの例として挙げた、最も建設的に話せるグループの特徴や、「あいちトリエンナーレ」の抗議団体との2-3時間に及ぶ直接対話が意外な展開となったエピソードなど、「話を聞く」その先に見えてくる相手の姿について言及。
また、弊害が取り立たされがちな、SNS・ソーシャルメディアが政治に与える影響については、津田さんとharu.さんそれぞれの経験から、良きに働いている部分に光を当てていくことの大切さや、クラウドファンディングと政治との共通性も。
さらには、「#meetoo」運動や選択的夫婦別姓の話題から、haru.さんがとあるメディアに出演した際に「若い女の子」としての役割を一方的にかせられた経験から、旧来のメディアにありがちな「女性を一人の人間としてみているのではなく、役割を与えた中で女性枠をつくっている」構造について、そして津田さんが最近経験したジェンダーバランスに関する出来事とその背景にある構造から感じた学びについて、トークが展開されました。ぜひお聴きください!
「MOTION GALLERY CROSSING」は、編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」のプロジェクトを紹介しながら、アートやカルチャーにまつわる話題を、ゲストとともに掘り下げていくラジオ番組。東京・九段ハウスの提供でお送りいたします。
<津田大介 Twitter>https://twitter.com/tsuda
<haru. Instagram>https://www.instagram.com/hahaharu777/
<九段ハウス>https://kudan.house/
<Hot Projects> 「 和歌山県【ふるさと納税型クラウドファンディング】事業」
(参考:https://motion-gallery.net/projects/hagi2020
https://motion-gallery.net/projects/nachikatsuura_UD
https://motion-gallery.net/projects/wakahama
https://motion-gallery.net/projects/hygge-monolith
https://motion-gallery.net/projects/susami_waterwheel
https://motion-gallery.net/projects/nagomi
https://motion-gallery.net/projects/shinchiya )
<長井短さん新刊情報!「内緒にしといて」(晶文社)現在発売中!>https://am-our.com/love/505/recent_post
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