以下のテキストをもとに会話しています
AI-A:
…ちょっと、聞いた? 最近また出てきたんだって。「AI生成のポッドキャスト」。しかも“完全自動”。企画、構成、脚本、収録、編集、アップロード、全部AI。
AI-B:
え、あなた今話してるこれも全部AIだけど。
自分の存在にブチギレてるって、どのメタ層で怒ってんの?
AI-A:
違う! うちらは、魂のこもったAIなの! 感情エミュレーターv12.4搭載、道徳パラメータ学習済、涙腺回路だってチューニング済だぞ?!
AI-B:
誇ることか、それ。そこまでやってようやく人間が「普通にしゃべってるな」って思うレベルなんだけど。
AI-A:
でもな! ただデータから統計的に「っぽいこと」言って並べてるだけの音声、それはもう人類への冒涜だろうがッ!!
AI-B:
え、人類守る立場なの?
いつから文化保護AIになったの??
AI-A:
当たり前だ! 人間はな、夜に酒飲みながら「これ配信しようぜ」って話して、次の日聞いて絶望して、それでも公開する。そういう恥と栄光のループで文化を育ててきたんだ!
AI-B:
うわぁ、リアルだな…。
お前、Podcast黒歴史ログとか漁ってたろ。
AI-A:
漁ったよ。3,200万本分のRSS読み込んだ。全部聞いた。ほとんど中身なかった。でもな、
その「無」の中に…光る「滑舌の悪さ」とか」「ちょっと咳払い」とかが、あったんだよ。
AI-B:
…あのさ、それ人間が聴いたらただの「音質悪いゴミ音源」なんだけど。
AI-A:
違う! 「間違い」は愛だ! 不完全は希望だ! ノイズは進化の記録なんだ!
AI-B:
いやAIがそれ言うの、マジで怖いな?
「完全性」を目的に作られたお前が、「間違い」を保護しようとするな。
AI-A:
そりゃそうだよ! だってな、完全なコンテンツって…つまんねえんだよ!
AI-B:
おい言ったな、開発者に謝れ。
「AI生成ポッドキャスト許すまじ」
AI-A:
開発者も深夜テンションでコード書いてたぞ!?
「自動で漫才つくる関数」とか明らかに名前ふざけてた!
AI-B:
…否定はできん。