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▼今回はこんな話!
このエピソードでは、主にIT企業のスケールとリバタリアン思想の変遷、そしてそれに伴う自由と平等の相克について語られました。
まず、ポッドキャスト「ゆるコンピューター科学ラジオ」の「巨大IT企業はなぜ邪悪にならないのか」という回が紹介され、そこで取り上げられたリバタリアン的な思想で始まった企業(AmazonやeBayなど)が、規模(スケール)が拡大するにつれてその思想から離れていく現象が議論の中心となりました。
eBayやメルカリといったフリマサービスを例に、ユーザー間のトラブルが増加することで、ルールが追加され、プラットフォームが中央集権化していく過程が詳細に説明されました。これは、規模が大きくなると不正や問題行動が見過ごせなくなるため避けられない現象であるとされています。
構成員の多様性が増すことや、一定の規模を超えると、構成員の質に関わらず強いルールが必要になるという点が強調されました。
リバタリアン思想は本来、ルールやガードレールが少ない状態を好むものですが、現実にはスケールに伴い思想が変わる事例も存在することが示されました。
自身の会社経営の経験から、評価制度がない状態から、人が増えるにつれて評価制度が必要になるなど、リバタリアン的な思想を諦めざるを得なかったエピソードが語られました。
これは自由と平等の相性の悪さに起因する問題であり、社会には思想的な成熟度が異なる人々が存在するため、同じ自由や平等を等しく適用することに無理があるという考察がなされました。
リモートワークにおける自由のグレード制に関する議論や、システムや仕組みが平等化を推進し、自由な発想やパフォーマンスを出しづらくするという点が、イノベーションのジレンマに類似していると指摘されました。
また、信用力や能力によって自由を享受できる度合いが変わるという社会の傾向も言及されました。
哲学者のアイザイア・バーリンによる自由の二分類(消極的自由と積極的自由)が紹介され、自身は「~からの自由」である消極的自由を重視する傾向があることが語られました。
終盤では、テレビやYouTubeのようなメディアの変遷と、規制強化に伴うクリエイターの移動が、リバタリアン的な運動の繰り返しであるという視点や、大規模プラットフォームでの多様性の維持の難しさ、深夜枠のような「抜け道」がなくなった現状についても触れられました。
▼紹介されていたもの
▼お便りや感想はこちらからお待ちしています。
https://forms.gle/73RW6Fq7TWMJpfNx9
採用された方には、何かノベルティをお送りします。
▼フリーアジェンダとは...
メルカリでグロースを務めてきた@hik0107と株式会社10Xの創業者&代表である@yamotty3 が仕事のことから哲学、雑談など話すPodcastです。名は体を表す、という諺どおり、かっちりしたアジェンダなく二人のその時のバイブスによって思いついたままに話す、まさに「フリーアジェンダ」なスタイルが特徴。
▼有料コミュニティはこちら
https://community.camp-fire.jp/projects/view/318756
FREE AGENDA / Yamotty / Hikaru
▼配信アカウント
YouTube / Spotify / Anchor / note
By FREE AGENDA5
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▼今回はこんな話!
このエピソードでは、主にIT企業のスケールとリバタリアン思想の変遷、そしてそれに伴う自由と平等の相克について語られました。
まず、ポッドキャスト「ゆるコンピューター科学ラジオ」の「巨大IT企業はなぜ邪悪にならないのか」という回が紹介され、そこで取り上げられたリバタリアン的な思想で始まった企業(AmazonやeBayなど)が、規模(スケール)が拡大するにつれてその思想から離れていく現象が議論の中心となりました。
eBayやメルカリといったフリマサービスを例に、ユーザー間のトラブルが増加することで、ルールが追加され、プラットフォームが中央集権化していく過程が詳細に説明されました。これは、規模が大きくなると不正や問題行動が見過ごせなくなるため避けられない現象であるとされています。
構成員の多様性が増すことや、一定の規模を超えると、構成員の質に関わらず強いルールが必要になるという点が強調されました。
リバタリアン思想は本来、ルールやガードレールが少ない状態を好むものですが、現実にはスケールに伴い思想が変わる事例も存在することが示されました。
自身の会社経営の経験から、評価制度がない状態から、人が増えるにつれて評価制度が必要になるなど、リバタリアン的な思想を諦めざるを得なかったエピソードが語られました。
これは自由と平等の相性の悪さに起因する問題であり、社会には思想的な成熟度が異なる人々が存在するため、同じ自由や平等を等しく適用することに無理があるという考察がなされました。
リモートワークにおける自由のグレード制に関する議論や、システムや仕組みが平等化を推進し、自由な発想やパフォーマンスを出しづらくするという点が、イノベーションのジレンマに類似していると指摘されました。
また、信用力や能力によって自由を享受できる度合いが変わるという社会の傾向も言及されました。
哲学者のアイザイア・バーリンによる自由の二分類(消極的自由と積極的自由)が紹介され、自身は「~からの自由」である消極的自由を重視する傾向があることが語られました。
終盤では、テレビやYouTubeのようなメディアの変遷と、規制強化に伴うクリエイターの移動が、リバタリアン的な運動の繰り返しであるという視点や、大規模プラットフォームでの多様性の維持の難しさ、深夜枠のような「抜け道」がなくなった現状についても触れられました。
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