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東京おもちゃ美術館の元館長の多田千尋さんの言葉に、複数の課題を一気に解決するイノベーションを教えて頂きました
曰く
"なかなか高齢者の方との交流ってのは、我が子と持たせることが難しい時代になってきました。"
"遠くの祖父母よりも近所のお年寄りっていってるんですよね。"
"私はね、多世代交流っていうのは、一つの家族作りだと思っています。
家族作り。それなのに 3人家族とか 4人家族だとか小規模だけで子供を中学生、高校生にしようと思っちゃう僕はダメだと思ってるんですよ。
それよりもおもちゃ美術館に行ってですね。
近所のお年寄りの方たちと輪を広げてですね。
それで皆さんのちょっとしたご努力によって、小家族を大家族にしていく。
だから多世代交流ってのはね、家族を作っていくっていうね。そういうことだと思うんですね。"
ここから私は思いました
1、高齢者と子育て世代の課題をマッチング
2、おもちゃ美術館が潤滑油
3、多世代交流は家族づくりという大義
1、高齢者と子育て世代の課題をマッチング
高齢者の課題は、社会との接点が少なくなってくることが一つあると思います。社会に何らかの貢献をしたい気持ちと、気軽に楽しくお話をしたい、触れ合う時間がなかなか取れなくなってきている気がします
一方で、子育て世代の課題は、一日中子どもにつきっきりになってしまったり、子どもにいろんな世界を見せてあげたくてもなかなか時間がとれなかったり
そんな二つの課題を、このおもちゃ美術館に来れば、高齢者がこどもと触れ合うことで社会への貢献や教育への実感や、さらにはお父さんお母さんの気晴らしの時間を作ってあげられるし
子育て世代は、普段触れ合うことのできない高齢者と子どもが触れ合うことで、新しい世界を広げることができるし、遊んでもらってる間は、少し気晴らしの時間を作ることができるのかもしれないなと
イノベーションは、同時にいくつもの課題を解決できるパワーを持つものですが、このおもちゃ美術館の取り組みは、まさに、複数の課題を一気に解決できる、素晴らしいイノベーションだなあと思いました
2、おもちゃ美術館が潤滑油
しかも、単なるマッチングではなくて、そこに潤滑樹としての、おもちゃ美術館があると言うことが、また一捻り入った良いソリューションになっていると思いました
多田さんのお父様が美術教育の専門家で、おもちゃは芸術作品ということを強調されていて、赤ちゃんの頃から美意識を育てるためには、おもちゃは最適であるという考え方からおもちゃ美術館となったとのことですので
それを使って、高齢者と子供達が遊ぶというのは、両方にアートを使った触れ合いや、創造的でリアルな遊びがあるということは
単に高齢者と子どもたちが一緒に遊ぶということよりも、美意識を植え付けたり、創造性を育むという教育的な観点が入って、そのコミュニケーション自体の、とても良い潤滑油になっているところが秀逸なソリューションになっているなあと思いました
3、多世代交流は家族づくりという大義
イノベータリップルモデルからすると
パッションは、多田さんの、高齢者と子育て世代の課題を一緒に解決したいということと、お父様の子供から美意識をし育てるためには、おもちゃ美術館を展開するという熱い思いがあって
仲間としては、ご近所のアクティブシニアの皆様が喜んで参加してくれており、その輪は全国に広がり続けていること
そして、大義は、高齢者と子育て世代の課題を解決する、にとどまらず、核家族化した世界の大きな課題としての、家族を小家族から、昔の古き日本の良さでもある大家族を再構築していく
そんな大義の元に、たくさんの方々が集まってこられて、さらにパッションが燃え盛り、仲間が増え続けるというリップルモデルがどんどん回転しているのかなあと思いました
ということで一言で言えば
多世代交流は家族づくりノベーション
新しいイノベーションの姿に感動させていただきました
そんな話をしています
参考:テレビ寺子屋 2026年3月8日放送 多世代交流が子どもを育む テレビ静岡 https://www.sut-tv.com/program/terakoya/backnumber/single/index.php?id=425
デイヴィッド・サムソン さんよりカール・セーガンさんとアン・ドルーヤンさんの言葉に、トライバリズム(同一部族を優遇する)を超えるソリューションについて、教えてくれているなあと思いました
曰く
、
"カール・セーガンとアン・ドルーヤンが、次のような美しい文章でこのレシピについて説明している。"
"人類史は、我々はより大きな集団の一員なのだということにゆっくりと気づいていく過程だと見なせるだろう。
最初、人間の愛情は自分自身と近親に向けられていたが、その後、狩猟採集民のバンドにまで向けられるようになり、やがてその対象はトライブへ、小集落へ、都市国家へ、国家へと広がっていった。我々は愛情の対象の輪を広げてきたのだ。"
"人類が生き延びられるとすれば、我々の愛情の対象はさらに広がるに違いない。人間の共同体全体、地球という惑星全体にまで広がるに違いない。"
ここから私は思いました
1、マウンテンシナリオかオーシャンシナリオか
2、オーシャンの勝ち筋
3、愛情のリップルモデル
1、マウンテンシナリオかオーシャンシナリオか
以前、何かの本から紹介した話として、マウンテンシナリオは、世界の巨人が思うように世界を仕切っていくシナリオで
オーシャンシナリオは、漣のようにコミュニティが立ち上がり、そのコミュニティが中心となって、世界を形作っていく
これから先、どちらのシナリオもありうるし、まさに、我々がそれを選択する側に立って、真剣に向き合わなければ、力の強いマウンテンシナリオに流されていく
それは、トライバリズムと言う、中にいる人にとっては、とても気持ちの良い、言葉や仕掛けにおいて、知らず知らずに、向かっていくという恐ろしさがあるなあとしみじみ思いました
2、オーシャンシナリオの勝ち筋
分散ネットワークや、DAOやコミュニティ活動、SNSなど、オーシャンシナリオを支えていく技術や、仕組みは、ずいぶん以前よりも生まれている気がします
文化人類学者 Margaret Mead が言われた
「思慮深く献身的な市民の小集団が世界を変えられることを疑ってはならない。実際、世界を変えてきたのは常にそうした人々だけなのだから。』
と言うことを忘れちゃいけないなと思います
世界20都市でオープンイノベーションコンテストをやっていた頃は、世界中に出かけて、まさに国籍、風土、宗教、思想、言語、何から何まで違う人々が、
さあ、世界を変えていこう、の掛け声と共に、混じり合って、意見を交換しあって、美味しいものを一緒に食べて、くだらないジョークで笑い合って
人なんて、どこの誰だって、会って話をすれば、仲間になれない人なんていないなあと、心底思いました
その実感から、それを実際に行動することから、きっと新たなオーシャンシナリオは必ず出てくると思っています
我田引水ですが、私が主催しているSEEもそのような成長を遂げられたらなあと思いました。
3、愛情のリップルモデル
カール・セーガンさんとアン・ドルーヤンさんが言われた言葉は、まさにイノベータリップルモデルとも合致するなあと思いました
つまり、イノベータリップルモデルにおける、パッションは、愛情なのだと思いました
そして、愛情を仲間へたくさん広げていって
最終的には、大義として、全世界が愛情の波紋に包まれる世界を目指す
言ってみればこれは
愛情のリップルモデル、と言ってもいいかもし得ないなあと思いました
そしてその先には、トライバリズムがリップルの中に溶け込まれる、そんな世界を妄想しました
と言うことで一言で言えば
トライバリズムを超えるノベーション
誰かのパッションから全ては始まる
そんな話をしています
参考:本: 分断と排除の人類史 暴走するトライバリズム 発行 2026年4月15日 著者 デイヴィッド・サムソン 訳者 赤根洋子 発行所 株式会社新潮社
個性的で、そこにおられるだけで華やかになる俳優の坂口涼太郎さんの言葉に、感動させて頂きました
曰く
"最近、「自己肯定」という言葉に遭遇する機会が増えたなと感じるけれど、私は正直、自己の全てを肯定できなくてもいいんじゃないかなあ、とちょっと思う。
ただ認めてあげたらいいんじゃないかなあ、と思う。肯定じゃなくて認識。「自己認識」すればそれで十分なのではないか、そして、それは結構すごいことなのではないかと思う。
容姿とか性格とか、「自分のここはちょっときついっすわ、いけてないですわ、嫌いですわ」という部分があってもええやん。
でも、意外とそこが自分を司っている大切な部分であるということも私はこの三十数年間でなんとなくわかったし、そこをおもろいとか美しいとか思ってくれる人もこの広い世界のどこかに必ず一人はいるわけで、人の美的感覚や価値観というものはほんまに人それぞれなんやなと、生きていれば生きているだけ思う。"
ここから私は思いました
1、自己肯定圧力
2、成長・脱出パッションだけでなく
3、自己認識はパッションの源認識
1、自己肯定圧力
自己肯定感を持たせることが子供の教育にとっては大切なこと、それが大人になってからも、自分のことを好きになれる一つの大きな分岐点になる
ということを思ってきましたが、坂口さんのお話を聞いて、自分のことが好きでなきゃいけないプレッシャーというのが、何か重くのしかかってくることもあるのかもしれないなあと思いました
自分では自己肯定感があると思っていますが、できないことやもっとこうだったらいいのになあということは、ぶっちゃけ山ほどあります
特に歳を重ねてきている今現在、昔は軽々とできていたのに、今はめちゃくちゃ頑張って、やっとできるかどうか、みたいなことが、どんどん増えてきているし
体もあっちこっちで何かしらの不具合を感じて、日毎、明日は、歯医者、その次は整形外科、その次は皮膚科、そしてマッサージみたいに、相当お医者さんと仲良くなってきている今日このごろ
それでも自分大好きと言ってあげなければ、自分がかわいそうくらいな自己肯定感となっているような気がするなかで、坂口さんの優しい言葉は、胸に響きました
2、成長・脱出パッションだけでなく
いつもお話ししている情熱のポートフォリオの中では、大好き、利他、個性、成長・脱出という象限があるのですが
その中でも、自分自身を肯定できないからこそ、凄まじいエネルギーとバネを持つことができるのが、成長・脱出パッションの象限だと思っています
それは、一旦自分自身を無理に肯定することではなく、自分自身をきちんと認識して、その上で、自分はどうありたいのか、ということを考えていく
自分は今こうだからこそ、もっとこうなりたい、もっとここに進みたい、そういう気持ちが、今の自分を成長させてくれたり、今いる場所から脱出させてくれる、強いエネルギーになるとを思っています
それはあるとも思いますが、例えば、今の私のように、昔のようにはなかなか、となった時に、さらにそれをもっと成長・脱出しなくちゃと思う必要はないかなと
そんな自分を認識して、そんな自分だからこそ、大好きなことや、利他や、個性や、他のパッションへ移行する可能性もあると、思えるようなお話でもあったなあと思いました
3、自己認識はパッションの源認識
そう考えると、坂口さんの教えてくれた、自己認識は、今の自分自身を正直に見つめてみる、ということから始まるのかなとも思いました
無理に自分を肯定する色眼鏡をかける必要もなく、自分のまっさらを見つめてみること
その上で、自分自分のパッションの源が、今は、どこに向かったらいいのか、ということを改めて考えてみてもいいかなあとも思いました
昔のパッションの源をひきづっているのもなかなかしんどくなってきている私には、とても心に響くお話でした
また、この本を私はオーディブルで聞いたのですが、坂口さん本人が語ってくれていて、めちゃくちゃエンターテインメントで、一気に聞いてしまうほどの面白さで、かつ、内容がとても心に響くという、素晴らしい本でした
ということで、一言で言えば
自己肯定じゃなくて自己認識ノベーション
そんな話をしています
参考:本: 今日も、ちゃ舞台の上でおどる 二〇二五年八月一日発行 著者:坂口涼太郎 発行所 株式会社講談社
明治大学文学部教授の齋藤孝さんの、上機嫌の魔法について、新たな気づきを頂きました
曰く
"上機嫌というのは技であると考えてるんですね"
"多めに
1、笑う
2、驚く
3、褒める"
"ポイントは多めにでございます。そうしますとですよ。自分の気分の方が上がってくるんですよ。"
ここから私は思いました
1、上機嫌は技術
2、仲間には価値があると認めてあげる
3、自分の気持ちにループしてくる
1、上機嫌は技術
「今日の部長の機嫌はいい?」みたいなことを、案件を差し込みたい時に、よく周りの人に聞いていたりしました
「前日、飲み過ぎで、めっちゃ酒臭い」みたいな時は、今日はとりあえずやめて、明日にチャレンジするか、みたいな処世術をいつもの間にか身につけていたような気がします
しかし、実は、上機嫌不機嫌は、人のコントロールできないことではなく、技術によってコントロールできる、というのは、新たな気づきでした
自分自身も、振り返ってみると、人のことは言えないなと思います
でも、それが技術なんだとすると、その技術を習得しているかいないかということで、習得さえすれば、誰もが上機嫌な状況を自らに作ることができる
1人でも、ネガティブな人がいることによって、議論が沈静化することも何度も経験してきましたので、この技術は、まずは自分から是非とも、実践してみたいなと思いました
2、仲間には価値があると認めてあげる
斉藤さんが言われる、"多めに1、笑う2、驚く3、褒める"は、自分自身の気持ちをアップさせてくれるだけでなく
もしかすると、「その場にいる人たちのことを、価値ある人だと僕は思ってますよ」という宣言にも似た、効果を生み出しているような気がします
私は君の話しがお腹を抱えるほど面白いよ、だったり、君はなんて面白い人なんだ、だったり、やっぱり君はすごい人だよ、と、嫌味なく言ってくれている
もちろん、本気で思わないと、それは成り立たないんだと思いますが、そういう心持ちで接するという人が、1人でもいれば、きっと周りの人たちも巻き込まれる効果が出てくるような気がしました
君がいると、とっても、周りが楽しくなる、そんな風に思える人って思い当たる人がいますが、実は、それは技術であって、誰もが自分と周りを楽しく上機嫌にすることができるのかもしれないという勇気をいただきました
3、自分の気持ちにループしてくる
自分の気持ちもあがりながらも、周りの人も喜んでくれる、そしてさらにそれが自分も嬉しいという、感情のループ作用のようなものが働いてくるんだろうなあと思いました
場の空気が悪かったとしても、まずは、自分が勇気を出して、最初は浮いちゃうかもしれないけれども、"多めに笑う、驚く、褒める、を"やり抜くことが、場づくりにはとても効果的なのかもしれないと思いました
これは、捉え方によっては、周りの人たちを上機嫌にするという大義なのかもしれないなと、捉えた時に
実は、上機嫌が世界を実現したいというパッションから自らが実践し、そして、それが少しずつ仲間に伝染していって、そして、みんなが上機嫌になるという大義を実現するイノベータリップルモデル、そのものだなあと思いました
ということで、一言で言えば
上機嫌の魔法ノベーション
それは心の持ちようとかじゃなく、技術なのである
とても勉強になりました
そんな話をしています
参考:テレビ寺子屋 2026年3月15日放送 第 2473 回 上機嫌の魔法 テレビ静岡 https://www.sut-tv.com/program/terakoya/backnumber/single/index.php?id=426
木村石鹸工業社長の木村 祥一郎(きむら しょういちろう)さんの自己申告型給与制度に、目から鱗がおちる思いでした
曰く
"未来のこうこういうことします。こういうことをしたいですっていうことに対して、会社はそれに乗っかれるかどうか投資なんです。
投資って見たらそれは失敗もあるし、間違いもある可能性もあるし、だからうまくいかなかった、それはそのうまくいかなかった本人も悪いけど、会社側もそれに対して、乗っかって投資してるんだから投資の失敗なんですね。
僕らは覚悟の交換って言葉を使ってるんですけど、覚悟の交換、その社員と従業員がそのお互い未来の分からない点に対して、合意点を探り合って、お互い納得いくところを見つけようと。
そこにはロジックとかではなくて、もう覚悟しかないので、お互い覚悟を交わせるところを見つけ合ったら、そっちの方が健全なんじゃないのと、同じ方向を見て一緒に歩めるんじゃないかなっていうこと''
ここから私は思いました
1、給与は投資
2、リスクも含めて一緒に歩む
3、パッションの交換
1、給与は投資
財務上は給与はコストと見なされるので、それを投資と捉えるという観点に、目から鱗がおちる思いでした
まるでベンチャー投資家が経営側で、社員は起業家というような建て付けの経営をされているのだなあと、とても面白い考え方と思いました
この視点で見るだけで、会社の経営も社員も、視点が全く変わってくると思います
極端に言えば、起業家である社員は、自らがどんな価値を創出するのかということを真剣に考える必要が出てきて、かつこれだけの価値を出すんだから、これだけの投資はしてほしい、と経営に迫ることができる
自分自身でこれだけの給与をもらえるだけの価値を出すんだという申告ができるのは、自らのパッションにも火をつけることができるし、それを実現するために心から頑張ることができる
MBOやOKRなど目標管理制度は進化していますが、自分への投資額(給与)を自らが申告して、価値創出へ繋げるやり方は、かなりイノベーティブな方法だなあと思いました
2、リスクも含めて一緒に歩む
その上で大切になるのは、うまくいかなかった時の対応なのだと思います。
大口を叩いた割に、全然ダメじゃないか、というような評価を下すようだと、結局はみんな無難な対応で終わってしまうところを
素晴らしいのは、失敗した時も、それは投資した側の責任でもある、とはっきり言えることかと思いました。
そのためには、相当しっかりした、意見交換を実施して、本当にどこまでやるのか、できるのか、じゃあそれに賭けてみよう、というような、まさにベンチャー投資家が投資を決めるようなプロセスを踏んでるんだろうなあと思います
かつ、その判断をしたベンチャー投資側にも責任があるんだから、それを共に考えていく、という
うまくいくときだけでなく、失敗や挑戦も握ったからには、評価をする、そんな経営をされているのは、挑戦者をたくさん産む、素晴らしい仕掛け作りだなあと思いました
3、パッションの交換
ベンチャー投資側と、起業家の徹底的な議論によって、創出する価値と、投資額を、自らが申請できる仕組みは
相当な覚悟を持って議論へ望まなければならないし、受ける側も、本当に投資するのかどうか、なぜ投資したのかを問われる、本気の議論になると思いました
それは、この会社では、覚悟の交換と、言われていて、まさに、覚悟を持てるかどうか、両方が試されている厳しさもあると思いました
私の言葉で言えば、それは、イノベータからのパッションと、経営者側のパッションとのぶつかり合いになるのだろうと思いました
両方側に、自らが考える創出すべき価値があって、そのために、自らの心からのパッションがないと、この議論は成り立たないと思います
ある意味、社員、一人ひとりがベンチャー、またはイノベータとして、作り出す価値を経営は信じてるし、社員も信じられていると感じている
だからこそ、イノベータリップルモデルが、社員一人一人にぐるぐる回って、ある意味、多産多死のイノベーションモデルが成り立って、会社全体がイノベーションを起こす企業となっている
そんなことを思いました
一言で言えば
覚悟の交換ノベーション
そんな話をしています
参考:カンブリア宮殿 2026年5月14日放送
小さな石けんメーカー 常識を覆す"おおらかな"経営術 テレビ東京
POTEX株式会社代表の福井龍介より、意志力や自制心と深く関わる脳の部位として「前部中帯状皮質(anterior Mid-Cingulate Cortex, 通称aMCC)」が注目位されているというお話を聞いて、目から鱗がおちる思いでした
曰く
"このaMCCは、「努力を要する行動の価値評価」に関与し、面倒で困難なタスクに対して「これは頑張る価値があるぞ!」と判断し、実際に行動へと駆り立てる役割を担っていると考えられています。
例えばある面白い研究では、脳に電極が埋め込まれた被験者のaMCCを直接刺激して、彼らの反応を見ました。すると、被験者は電気刺激されたときに「粘り強さ」が芽生えた感覚があったそうです。"
"少しわかりづらいですが、要はaMCCを刺激したら、困難を乗り越えようという強い決意の感情が生じたということです。
そして興味深いことに、このaMCCは、「ちょっときついこと」を意識的に経験することで鍛えられる、つまりその働きが活性化したり、物理的に大きくなったりする可能性が示唆されているのです。"
ここから私は思いました
1、困難へ向かう力は鍛えられる
2、コンフォートゾーンを抜ける
3、イノベーションへ立ち向かう
1、困難へ向かう力は鍛えられる
あいつは根性があるとか、意志が強いとかいうことは、人に備わっていることで、先天的な部分も大きいのかなあと思っていましたが
実は、そのような働きをする脳の部位が特定されており、その部位を集中的に刺激することで、後天的に鍛えられるということに、衝撃をいただきました
ということは、自分はどうしても誘惑に負けてしまう、とか、すぐに諦めてしまいがち、とかいうことは、先天的でも性格でもなく
aMCCを刺激するトレーニングをしていないだけで、そのようなトレーニングをすれば、誰もが、諦めない心ややり切る力を持つことができるということに、とても勇気をいただきました
単なる精神論ではなく、論理的な方法で誰もが、困難へ立ち向かえる力を得ることができる、希望に溢れる話だなあと思いました
2、コンフォートゾーンを抜ける
”超一流になるには才能か努力か”というアンダース・エリクソンさんの書籍を思い出しました
私の理解では、そのためには、3つの法則があって、一つは、最高の先生に就くこと、二つ目にコンフォートゾーンを抜け出す、そして三つ目として、自分を信じる
というお話と理解していますが、まさに二つ目のコンフォートゾーンを抜けだす、という鍵を開ける鍵になると思いました
そのためには、少しできないことをやることがコツということなのかと思います。筋トレと同じように、もうできない、というところから、あと5回だけダンベルをあげると、筋肉がついてくる、というようなことかと思います
これが実は、aMCCを刺激するトレーニングになるのではないかと思いました。それが知らず知らずのうちに、aMCCを鍛えることに繋がり、コンソートゾーンを抜け出すことができる、人間になる
一度、その体験をした人は、またその刺激をする感覚を思い出して、困難へ向かう人へとなっているのではないか、そんなことを思いました
3、イノベーションへ立ち向かう
そう考えると、イノベーション活動をする、ということも、毎日仮説を立てて、毎日失敗して、それでもまた挑戦をしていくという活動自体が
困難へ立ち向かう力としてのaMCCを鍛えてくれる、そんな活動になるのかもしれないなと思いました
そしてその原動力となるのは、パッションの源に火が灯っているから、だから諦めるという文字すら眼中にない中で、戦い続けることができるのだと思います
すなわちそれによって、イノベーション活動をすることになった人は、自然とaMCCが鍛えられることになり、超一流になるためのコンフォートゾーンを抜け出せる人間になる
もともと飽きっぽいかいら、とか、我慢することができないからとか、そんな自分でも、困難へ向かう力は鍛えることができて、それによってとてつもない成長を遂げることができる、そんな素敵なお話だと思いました
ということで、一言で言えば
困難へ向かう力は鍛えられるノベーション
そんな話をしています
参考:本: なぜか努力できる人が 無意識にやっていること 著者 福井龍介(Ryu) 2025年9月19日 発行 ver.001 発行 株式会社KADOKAWA
木村石鹸工業社長の木村 祥一郎(きむら しょういちろう)さんのビジネスの創発方法に度肝を抜かれました
曰く
"僕らはいくらのものを作るとか、誰をターゲットにするとか、そういうことから開発をスタートしてないのもあって
作りたい人がもう自分が作りたいものをまず作ると。作ってできたらこれぐらいの原価になっちゃったみたいな
で、どうするかってそこから考える"
ここから私は思いました
1、個人のパッションの源に従わせてくれる
2、仲間と共に大義を検討していく
3、自分軸中心経営を正直にオープンに
1、個人のパッションの源に従わせてくれる
商品開発においては、お客様の潜在・建材ニーズを把握するために、または真の課題を突き止めるために、たくさんの人と時間を割いて商品企画をするものかと思っていますが
木村石鹸工業さんでは、作りたい人が作りたいものを作る、そんな形の商品企画をされていると言うことに、ひっくり返りました
まるで、一人一人の社員をスティーブジョブスさんと同じように思われて進められているのでは?と思いました
私がいつも話している、自分軸と会社軸のベン図で考えると、ほとんどが自分軸で、もしかすると自分軸が会社軸を丸ごと飲み込んでいるような、そんな構造を思い浮かべました
自らのパッションの源から出てきたものを、会社が承認してくれて、やらせてくれる。それは、まさに、内発的動機から発しているものなので、自分の困りごとから発している強烈な動機につながり、間違いなくやる気と生き甲斐に通じているのだろうなあと思いました
2、仲間と共に大義を検討していく
しかも、その後に、どうするかって、その後から考える、と言うお話を聞くと
それを社長も含めた”仲間”で、面白がって見ようとしていて、さらにそれを売るとしたら、そこからどんな人たちにどんなふうに喜んでもらえるように売ることができるのかという、”大義”を作っていくという
まさにイノベータリップモデルの動き、そのものに近い商品を出し方をされているなあと思いました
これこそ、イノベーションが最も創発されるやり方を、社内の社員一人一人があたかもベンチャー起業家のように観ながら、進められているのかもしれないと思いました
3、自分軸中心経営を正直にオープンに
そう言う意味では、社内の経営自体が、社員の自分軸を中心として経営をするような仕組み作るをしている
めちゃくちゃイノベーティブな企業経営だなあと思いました
しかもその売り方というのも、社員の名前を入れて、かつこの商品が合わない人もいるということを、広告にオープンにして打ち出していくという、オープンマインドと、正直さが
お客様から見ると、とんでもなく誠実な会社とうつるのかもしれないなあと思いました
社員もお客様も大切にしていく、これからの自分軸中心軸経営のイノベーションかと思いました
ということで一言で言えば
自分の作りたいものを作れるノベーション
そんな話をしています
参考:カンブリア宮殿 2026年5月14日放送
小さな石けんメーカー 常識を覆す"おおらかな"経営術 テレビ東京
メンタルを無視するノベーション(1853回)
史上最年少の19歳3ヶ月で車いすテニスにおける「生涯ゴールデンスラム(4大大会とパラリンピック全制覇)」を達成された小田凱人(ときと)さんのメンタルを強くする方法に目から鱗が落ちました
曰く、
"そのメンタルというよりも、その自分が持っていきたい方に、もっていくためのことをひたすらコツコツやっていくような感覚が僕にあって
なので、なるべくメンタル、モチベーションっていうよくある言葉を、もう無視してしたすらやっていくっていうのは、なんかやってきたことかもしれないです。"
私はここから思いました
1、感情と距離を取る
2、行動が感情を追い抜いていく
3、気分本位ではなく、目的本位に生きる
1、感情と距離を取る
メンタルを強くするためのトレーニングなどについて、アスリートの方からたまに聞くことがありますが、小田さんの発想は、まず感情と距離を取ることを意識されているということに、目から鱗が落ちました
自分は結構な弱メンタルなので、考えちゃいけないと思えば思うほど、考えちゃって寝れなくなるということが、よくありますので、なかなか難しいなあと思ってしまいました
現代心理療法のACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)というのがあって、提唱者の スティーブン・C・ヘイズ さんは、
“感情は存在していい”と言われています
その代わりに大切なのは、「自分は何を大切にして生きるのか」という“価値”を考えるようにするということです
つまり、感情があることは認識しつつ、今自分に大切にしなければいねかい価値は何だろう、という方向へ頭を持っていくということのようです
思うな思うな、と思えば思うほど、縛られていくので、別の観点で、今自分が発揮すべき価値は何か?を考えるというのは、一つ、感情と距離を置けるかもしれなあと思いました
2、行動が感情を追い抜いていく
小田さんは、感情が生じる前に、体が動いてしまうほどに、練習を重ねられたというようなことを、おっしゃっていました
これは、以前、少しお話しした、伊藤亜沙さんが言われていた、技術習得のパラドックスの話に似ているなあと思いました
逆上がりや、自転車などは、頭で理解しようとしても、なかなか本当にできるのかどうかの確信が持てないけれども、ひたすら練習することによって、体の方が、頭の理解よりも早くできちゃうことがあるというお話しです
それを小田さんは既に体感しているからこそ、感情が来る前よりも先に、体が自然と動いてしまう状態を作り上げているのかもしれないなあと思いました
これはある意味、プレゼンで緊張する〜とか、偉い人の前でできるかな〜などの時にも、とにかく体が覚えていることを信じて、頭でぐちゃぐちゃ考えない、ということは、とても大事だなあと思いました
3、気分本位ではなく、目的本位に生きる
日本の精神医学者の森田正馬(まさたけ)さんの森田療法という思想は、「気分本位ではなく、目的本位に生きる」と言われているそうです
つまり、良かった悪かったで一喜一憂せずに、ある意味、自分が目指すべき目的へ向かって、どうかのかということ積み重ねていくということなのかもしれないなあと思いました
お相撲さんが勝利者インタビューの時に、よく聞くのが、一番一番取っていくだけです、という言葉だったり
大谷翔平さんが、とにかく野球が上手くなりたいだけです、という言葉なども、きっと、その場の感情や状況ではなく、自分自身が実現したい目的というものを、ハッりと認識していて
一つ一つの行動が、全てそれを実現するためのステップと捉えると、一つ一つの感情に振り回されることなしに
ある意味イノベータリップルモデルの、大義を意識するということが、感情から解放してくれる、そんなことにも結びつくのかもしれないなあと思いました
ということで
メンタルを強くするのではなく
メンタルを無視する
それを実現することが、鋼のメンタルになれる秘訣なのかと、気づきをいただきました
一言で言うと
メンタルを無視するノベーション
そんな話をしています
参考: NHKアカデミア 小田凱人(前編)圧倒的な強さの秘密 2026/5/20 NHK Eテレ東京 https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-XW1RWRY45R/ep/9Q6GWRLJN5
2025年6月に、米Wix.comに約8000万ドル(約120億円)で買収されたバイブコーディングツールの「Base44」創業者兼CEOのマオール・シュロモ氏より、ソロ起業成功の3条件に痺れました
曰く
「1、まず「自分の課題解決」から始めよう」
「2、人間の「小さなグループ」を作ろう」
「3、何事も「自動化ファースト」で」
ここから私は思いました
1、自らの”パッション”の源と信頼できる”仲間”
2、イノベータリップルモデルの超高速回転
3、全世界一世帯あたり一法人化の時代の到来
1、自らの”パッション”の源と信頼できる”仲間”
生成AIの登場により、ついにここまで来たかという思いで、このお話を見させていただきました。
ネット、スマホ、クラウド、これらが個人の手に入るようになったところあたりから、個人の分業パワーが圧倒的に拡大していると思っていましたが
ついに最後のピースであるAIという知能が揃ったことにより、本当に1人で全てを効率化して実現できる世界がきているということに、驚愕と共に、ついにきたかというワクワクでいっぱいになりました
しかし、だからと言って、新しい企業のビジネスを、AIが考えてくれるというわけではないので、相変わらず、イノベータリップルモデルが鍵を握るということは変わっていないように思います
特に、3つの鍵の1、における、自分の課題解決は、すなわち、自らのパッションの源を見つめること、
そして、2、における」「小さなグループ」作りは、まさに”仲間”を作るということなので、リップルモデルそのままに大切にしていくところなのかと重いました
2、イノベータリップルモデルの超高速回転
そこで大きく変わるのが、AIによるイノベータリップルモデルを、高速回転させられるということかと思いました
つまり、パッションから、仲間での懸賞をした後に、大義としての誰かに役立つ検証をする、流れは同じものの
そこまでの進み方が、リサーチ、仮説づくり、ソリューション作成、テスト、そしてお客様検証までを、生成AIにより自動生成・検証ができるので、あっという間にお客様への検証へ進められる
場合によっては、お客様の前で検証・改善を生成AIで回転させながら、ソリューションを固めていくというのは、生成AIによる全てを実施するからこそ、しかも1人で実現できるイノベータリップルモデルの超高速回転だと思いました
3、全世界一世帯あたり一法人化の時代の到来
このお話は、以前より、私がお話ししている、「全世界一世帯あたり一法人化」を現実レベルで既に実現可能な環境になってしまっている、ということなのかと思いました
大企業の中でのFDE(Forward Deployed Engineer)のように、お客様の中に入り込んで、AI導入のコンサルを高速回転させるやり方も出てきていますが
大企業に属することがなくとも、自らのパッションの源が熱く炸裂していて、生成AIをフルに活用しながらすぐに形として見える状態にし
信用のおける仲間との意見交換を重ねながら、大義としての誰かが喜んでもらえるソリューションへ高速に仕上げていく、これによって、爆発的ニーズの出てくるソリューションが多数生まれる環境となり
まさに誰もが誰かに何らかの価値を提供できる、全世界一世帯あたり一法人化が、本当に誰もが実現できる可能性が広がった時代がついにきた
そんな大転換点が、今、そこにきている
ということで、一言で言えば
ソロプレナー・ノベーション
それは、誰もが主体的に、新しい価値を、誰かに提供することで、生きがいを持つことができる世界
そんなことを思いました
参考:Newspicks 2026/4/6 【新潮流】創業半年、120億円で売却「AIソロ起業」成功の条件
https://newspicks.com/news/16387279/body/
東宝社長の松岡 宏泰(まつおか ひろやす)さんの言葉にイノベーションの真髄をいただいた気がしました
曰く
"自分たちはそれを今、感動のループと呼んでいて、我々が届けた感動が、自分たちに結局帰ってきて、自分たちの感動
その感動をモチベーションにもっといいものを作ろう、というループを、当方の存在意義だと、いうふうに思おうと思ってます"
ここから私は思いました
1、一度リップルモデルが回った状態
2、大義はパッションにフィードバックする
3、存在意義=生き甲斐がうまれる
1、一度リップルモデルが回った状態
私は、イノベーションには、必ず最初に誰かがパッションがあって、そしてそこに仲間が集い、誰かが喜んでくれる大義とともに展開していくという最小モデルがあると、いつもお話をしているのですが
東宝さんが、コロナの中、本当に苦しみながらも、オンラインでミーティングを続けながら、ゴジラ-1.0を出されたのは、本当にパッションの賜物なのだなあと思いました。
そして、制作スタッフの仲間と共に、世界的な大ヒットで世界中の方々が感動されたのは、まさに、そのイノベータリップルモデルが、一回りして、大義としてのみんなが感動する、そこへ到達できたと言うことなのだと思いました
2、大義はパッションにフィードバックする
一度、イノベータリップルモデルが回ると、大義で世転んでいただいた方からのフィードバックが必ずやってきます
それは、場合によっては、いいフィードバックだけでない場合もあるのですが、それがまた次へのステップにつながる良いお話が聞けることかと思います
ゴジラ-1.0の場合は、アカデミー賞で資格効果部門受賞という快挙まで成し遂げるほどの、感動のフィードバックが世界から帰ってきたということかと思いました
そして、その感謝・感動のフィードバックが、さらにパッションの源の火を燃え上がらせてくれることに繋がり
さらなるリップルとしての波紋が広がったり、新たな波紋が生まれてきたりという、好循環を生み出すのだということに改めて気付かされました
3、存在意義=生き甲斐がうまれる
そして、松岡社長が、そのループこそが存在意義につながると言われていたことに、感動しました。
イノベータリップルモデルが回ると、個人であれば、それが生きがいに通じたり、生きる意味になったりすると思いますし
会社であれば、それこそが会社としての存在意義にも通じるということになるのだと思いました
その先には、誰もが、イノベータリップルモデルを回すことができる世界ができれば
全世界一世帯あたり一法人化と言ったことが夢ではなくなり、大企業に所属していても、個人としても何らかの価値を提供できるという生きがいを得られる世界、そんな世界に通じたらいいなあと思いました
ということで、一言で言えば
感動のループノベーション
それは、生きがいにも通じるモデルだなあと思いました
参考: カンブリア宮殿 2026年5月21日放送 過去最高益 エンタメを極める!東宝の野望 テレ東ビズ
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/smp/backnumber/2026/0521/
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