世界最古の愛犬家団体ケネルクラブの大会で、一位になったイギリスのドッグトレーナーのジョークロフォードさんの言葉に、組織や教育の本質を頂いた気がしました
"私たちは犬を愛していますから、できるだけ毎日心地よく過ごさせたい
でもそれは、犬本来の習性を奪ってしまうことにもなりかねません
食べ物や安全な場所を確保し、争いを避けて子孫を残す方法を常に考えています
「問題を解決すること」は、犬に備わってる重要な習性なんです
訓練とはただ服従させることではなく、生き抜くための知恵をつけ、飼い主との絆を強めるものなんです"
石田ゆり子さんが、とっても動物好きで、様々な活動を日本でされている、ということも初めて知りましたし
イギリスがペットにおいて、めちゃくちゃ先進国で、例えば、高齢な人がペットを飼える仕掛けとして、万が一の際には、きちんとサポートする組織があって、そこがペットを引き取ってくれるなど、なんで素敵な世界なんだろうと思いました
その中で、人間と犬の関係においても、訓練とは、決して服従させるものではない、ということにめちゃくちゃ感動しました。
人間生活の中で生きていくのだから、人間のルールに従って、しつけし、訓練し、人間のためになるようにする、ということとは、全く違う!ということに、改めて気づかされました
これは、人間世界でも全く同じだなと。親と子の関係、先生と生徒、上司と部下、国と国民、あらゆる、教える方と教えられる方の関係に、これは全て成り立つことだし、第一原則のようなものだなと思いました
その上で、教わる犬(人)の、習性を理解する必要があるということは、私なりにいうと、その人のパッションの源を理解しようとすること
つまり、その人が何が好きなのか?どんな利他を好むのか?何に個性を見出したいのか?どんな成長を望むのか?こんなことを理解するところから始まることかなと思いました
そして、それに基づいた、生き抜く知恵を身につけてもらうための、サポートをする、それは時にはとても厳しいこともあるかもしれないけれども、ゴールはそこにあるんだよということが、教える側と教えられる側の両方にあれば
そこから必ず絆が生まれる、そして、そこに真の信頼関係が生まれて、真の仲間になれる、そんなことなんだなあと、感動してしまいました
人とペットの関係に限らず、組織や団体、先生と生徒、親と子、国と国民、地球の人と自然、全てにおいてこの関係が当てはまるのかもしれないなと、そんなことを思いました
参考:NHK 石田ゆり子 世界の犬と猫を抱きしめる イギリス編 放送年度:2023年度https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009051650_00000
https://youtu.be/jzMB1G2njUQ