日本語外教中村

第135回:朗読|窓ぎわのトットちゃん‐授業・海のものと山のもの


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第33回~第38回《窗边的小豆豆》系列节目,时隔100期,又回归了!
《窗边的小豆豆》是日本作家、主持人黑柳彻子创作的儿童文学作品,首次出版于1981年。这本书讲述了作者上小学时的一段真实的故事:小豆豆(作者)因淘气被原学校退学后,来到巴学园。在小林校长的爱护和引导下,一般人眼里“怪怪”的小豆豆逐渐变成了一个大家都能接受的孩子。巴学园里亲切、随和的教学方式使这里的孩子们度过了人生最美好的时光。

朗読:黒柳徹子『窓ぎわのトットちゃん』
BGM:松田彬人 - 冨樫勇太(22)の妄想
订阅号:中村Radio(原稿が見られます)
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以下为部分朗读原文,查看全部原文请移步【订阅号:中村Radio】

『授業』 
 お教室が本当の電車で、“わかってる”と思ったトットちゃんが、次に、“わかってる”と思ったのは、教室で座る場所だった。前の学校は、誰かさんは、どの机、隣りは誰、前は誰、と決まっていた。ところが、この学校は、どこでも、その日の気分や都合で、毎日、好きなところに座っていいのだった。
 そこでトットちゃんは、さんざん考え、そして見回したあげく、朝、トットちゃんの次に教室に入って来た女の子の隣りに座ることに決めた。なぜなら、この子が、長い耳をした兎の絵のついた、ジャンパー・スカートをはいていたからだった。
 でも、なによりも、“わかっていた”のは、この学校の、授業のやりかただった。
 ふつうの学校は、一時間目が国語なら、国語をやって、二時間目が算数なら、算数、という風に、時間割の通りの順番なのだけど、この点、この学校は、まるっきり違っていた。
 なにしろ、一時間目が始まるときに、その日、一日やる時間割の、全部の科目の問題を、女の先生が、黒板にいっぱいに書いちゃって、
「さあ、どれでも好きなのから、始めてください」
 といったんだ。だから生徒は、国語であろうと、算数であろうと、自分の好きなのから始めていっこうに、かまわないのだった。だから、作文の好きな子が、作文を書いていると、うしろでは、物理の好きな子が、アルコール・ランプに火をつけて、フラスコをブクブクやったり、なにかを爆発させてる、なんていう光景は、どの教室でも見られることだった。この授業のやりかたは、上級になるに従って、その子供の興味を持っているもの、興味の持ちかた、物の考えかた、そして、個性、といったものが、先生に、はっきりわかってくるから、先生にとって、生徒を知る上で、何よりの勉強法だった。

 ……

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