2025年9月23日(火)放送回
担当は中川信子さんです
琉球新報の記事から紹介します。
首里城正殿が、再び県民の前に姿を現した。
2019年の焼失から約6年、
那覇市の首里城公園の龍潭前では18日、
沿道から朝日に照らされたベンガラ色に輝く正殿が見られた。
真新しいしっくいは白く光り赤瓦を引き立て、
黄金色に飾られた「龍頭棟飾」が青空を彩る。
通勤や散歩中、行き交う車から、多くの人が首里城を見上げ、
スマートフォンを向け写真に収めていた。
首里高1年の女子生徒(15)は
「入学してから一度も見られなかった。ようやく見られてうれしい。
毎日、学校に行くのが楽しみだ」と足取り軽やかに登校していた。
車内から写真撮影をしていた那覇市の男性(48)は
「これまで前を通ると喪失感があったが、いよいよだなと。
『お帰り』という気持ち」と話し、5歳の娘と「きれいだね」と真新しい正殿を見上げていた。
首里城正殿は2019年10月31日、火災によって焼失した。
2022年に本格的な正殿の復元工事が始まり、
今年7月、正殿を覆っていた高さ約25メートルの素屋根の撤去作業が始まった。
2026年秋ごろの公開に向け、「沖縄の文化、歴史の象徴」の再建は着々と進んでいる。
火災発生直後から焼け落ちる様子を自宅の屋上で撮影した石崎雅彦さん(77)は
「失ってはじめて、その存在の大きさに気が付かされた人は多い。
生きているうちにまた、見ることができて感慨深い」と目頭を熱くさせた。