カフエマメヒコ井川啓央の「いかひこ深夜便」

カフエマメヒコ井川啓央の「いかひこ深夜便」

By カフエマメヒコ井川啓央の「いかひこ深夜便」ArtsPerforming ArtsFood
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カフエマメヒコ井川啓央の「いかひこ深夜便」 episodes

  • マメクル2020 #20/大丈夫です、たぶん
    いままでどおり、自分のやり方を通すまでです。ボクらのようなカフェはある意味人気商売ですから、それでもお客さんが来ない、まぁダメなら、それはそれでしょう。
    東京の真ん中でカフェわやっているボクラから見て、なんていうかいまの社会のありようが、なんかおかしいと思うところはたしかにあります。けど、それはボクらが見た社会であって、ボクらとは全く違った社会が、そこかしこにあるんだと思います。
    だから、ボクらはボクらが見ている、ボクらがおかしいと思う箇所を、少しでもよくしていくほかないのです。
    ただ、その社会を一気に変えるのは難しいでしょう。
    ボクらも自分にできるところから変えていくしかありません。
    たとえばボクも10年間、北海道でハタケをやったりしてきました。影山くんも、地元でお米づくりを始めたりしています。ほんとはボクもどこかに地元のようなものを持って、そこで採れたものを消費して、経済が流れるようになったらほんとはいいのです。
    でも渋谷や三軒茶屋にハタケを作るっていうのは現実的ではないでしょう。それならボクらが、どこかに店を移すほうがいいのかもしれない。
    まだまだやらなくちゃいけないことありますね。ワクワクしますね。
    えっ?そのまえにお店が潰れちゃうかもしれないって?たしかに。。。
    ボクらだけでお店をやっているんじゃないんです。たくさんのお客さんが後ろにいるんですから。だから、大丈夫ですよ、たぶん。
    19 min
  • いかひこ深夜便2020 #18/あなたはバッタなの
    遠足で小さなバッタを見たというはなしをしています。そのバッタはとても小さく、けれどすべてが小さいものの、それはバッタそのものでした。そして、小さいなりに、足を使って遠くに飛ぼうとしているのです。
    そこで、ボクはこう思いました。バッタは、小さいうちからバッタとしての訓練を経て、大きなバッタになるのだと。そして人間もそうだと思うのです。
    小さいうちは毛虫で、大きくなると、まるで姿形を変え、蝶や蛾になる虫もいます。
    カブトムシの幼虫は土の中で腐植土を食べて育ちますが、成虫になれば、樹液を食べて生活します。
    ホタルは幼虫のとき、カタツムリなどを食べる肉食ですが、成虫になると何も食べません。幼虫のときに蓄えた栄養だけで生活します。
    成長物語と言うと、幼虫からまるで成虫に大きな変化をするほうが神秘的であり、物語的ですが、人間はそんな劇的な変化はないのです。
    少しずつ、できることを増やして、増やして、遠くまで飛べるバッタになるのです。あなたは、いつか蝶になる日に備えている芋虫ではなく、あなたはいまも蝶なのです。
    飛んでみることです。飛ぶんです。
    42 min
  • マメクル2020 #19/揺るぎない自分
    もちろん、それぞれの事情はあるでしょうよ。けどね、けどですよ。それはボクなりにできる範囲で、あなたの理解に努めますけれどね、周りの目を気にして、その評価や反応に対し一喜一憂し、足をすくめていたんでは、えぇ、みっともないことだと思います。それぞれの事情は一旦置いといて、なぜ生きているのかという信念、そういったようなものに照らし合わせてですね、そのなかで一所懸命、精一杯やる。それが良かろうと思いませんか。それが生きることじゃないですか。自分もこんなのはおかしい、違っているなと思っているけれど、そのなんていうか同調圧力?というものに屈してですね、なんでもかんでも、ひとまず今の段階では、おとなしくしてます、ヘヘ、っていうんではですね。なんか、みっともないことだと思います。思いませんか。おとなしくし周りに合わせていれば、いやいや、ご立派、良識ある人物だなー、なんて思われるだろう、そんなこと考えていてもですよ。実際のところは、そんな風に周りは見ないものです。えっ?そんなこと考えたこともなかった?えっ?どういうこと?えっ?いまは思考停止。なにも考えないようにして、時が過ぎるのを待つだけ!?余計なことを考えない、、か。はぁ。すごいな。そうなんだ。そうですか。いやいや、余計なことを申しあげました。偉そうだったですね。騒いでいるのは、はい、ワタシですね。失礼しました。そうですか。思考停止ね。できませんね。雑念がすぐ渦巻いちゃう。いやいや、失敬。
    20 min
  • いかひこ深夜便2020 #17/ユーミンと桂離宮
    みなさん、こんにちは。ユーミンです笑。今回はユーミン、高等遊民から、桂離宮とディズニーランドと似ているところ、違うところ、そして、変化が怖い人間は、本物の赤ちゃんよりも、人形の赤ちゃんのほうが安心、という話題まで、はなしはどんどん飛躍します。ちなみに高等遊民とは、日本で明治時代から昭和初期の近代戦前期に多く使われた言葉で、大学等の高等教育機関で教育を受け卒業しながらも、経済的に不自由がないため、働かずに読書などをして過ごしているヒトのことです。
    41 min
  • いかひこ深夜便2020 #16/公開収録より
    初めて、いかひこ深夜便を公開収録するとのことで、酒井くんと二人で話してみました。いつもの密談を大勢の前でできるかしらと思っていたけど、むしろ、みんなが居るほうが、脳がヒートアップして、次から次へと話すことができました。この様子を三回に渡ってお届けしまーす。
    32 min
  • マメクル2020 #18/とあるレストラン
    とあるレストランの話をしています。
    そこは、辺鄙なところにあるんですけど、とてもきちんとやっているんです。いつ行っても、きちんと料理を作っている。
    いまみたいにお客さんが少ないときでも、きちんとやってる。なかなかできないなー。同じような立場で仕事をしているボクは、どうやってこんな風にきちんとやれてるのか不思議に思います。
    お店をやっていると、どうしても、できないことってのが出てくる。
    簡単に思えるのに、やろうとするんだけどできない。それで途方に暮れたりします。だけどね。
    目をつむり複雑なピアノ曲を弾いているピアニストを見ると、人間はすごいなと思います。
    できないことだけど、やろうとすれば、いつかはできるようになるんじゃないか。それが人間じゃないかしら。
    そう励まして、ボクはできないことでもいつかはできてやろうと思っています。
    21 min
  • マメクル2020 #17/ボクはウソをつく
    例えば。「貧しくたってヒトは幸せになれるんです。心持ち次第です」、なんてボクたちは声高に、いつも健やかに言ってきましたが、ほんとはお金がなければ、ろくな人生が待っていない、それが現実社会でしょう。「法の外側にこそ幸せがあるんです。法の内側に縛られることはない。好きなことをやって生きていけばいいっ」、なんてボクたちは声高に、いつも健やかに言ってきましたが、ほんとは法の内側に守られてる、寄らば大樹のほうが安全で楽な人生を送れる、それが現実社会でしょう。ボクたちの、青臭い会話を聞いてるヒトの中には、こんな風に言うヒトがいるかも知れない。「あいつらは、大層なホラ吹き野郎だ。あいつらの言ってる甘い言葉に騙されるなよ。夢を見るなよ。騙されて泣きを見た可愛そうなやつを、オレはたくさん知ってるぞ。世の中甘くない。あんな風に生きていたら必ずしっぺ返しが来る。大ボラ吹きを信じるな。大ボラ吹きを信じるな」ボクはその雑言に反論はしないし、ほんとにそうだよなー。嘘つき野郎ね、たしかにそうねー、と思ったりします。ただね。ただですよ。「目の前に見えてることだけを信じるんだ」それもまたウソです。そんなウソを信じていいんでしょうか。あなたは目の前に見えていることだけを信じておられるとして、では、あなたの人生に、希望はあるんでしょうか。うむ。そりゃそうでしょ。希望なんてものはありませんわね。だって、不確実性のなかに希望があるんですから。うむ。希望なんてなくても生きられる。たしかに、たしかに。あなたはそうでしょう。けれど、少なくとも若い子たちはそれで平気ですかね。食うものに困らなければ、希望なんてものがなくても平気でいられますか。そりゃ子供の将来は、あなたのように、大して面白くもないただのおとな。かもしれませんよ。けれど、それはあなたはそうなんであって、子どもたちがみんな、つまらないおとなになるとは限らないでしょう。自分がつまらないおとなだからと言って、「目の前に見えてることだけを信じるべきだ」、「あいつらはウソつき」と非難するのは心外です。ボクは少なくとも確信犯でウソをついている。あなたのように、ほんとうは怖がりで、だから希望なんかこの世にはないと、さもありなんとウソをつくおとなより、よほどマシだとボクは思っていますが、さてどうなんでしょうか。
    22 min
  • いかひこ深夜便2020 #15/アイスクリーム
    酒井くんとアイスクリームの話をしています。和歌山県の郷土アイス、グリーンソフトというのがあるそうで、その思い出についても話しています。食の関心は、ヒトそれぞれで、ボクも酒井くんも食べるのが好きなので、アイスクリームについての話は盛り上がりました。ボクは、アイスクリームは好きですけど、基本的にバニラと、せいぜいストロベリーくらいまでしか食べません。食べないと言うか、食べたくありません。巷に溢れてる種々のアイスクリームについては、とても懐疑的で、アイスクリームについては保守的なのです。作りたてのアイスクリームを出したいと、マメヒコでも昔は、アイスクリームマシーンを店内に置いて、オーダーが入るたびに作っていました。酒井くんが、レストラン、その場でぱっと作れる、作りたてのデザートという言葉があって、「アラミニット A LA MINUTE」というんだと。ボクも心が満たされる、なんていうか家庭料理みたいなものを目指してマメヒコをやってますから、その場の作りたてというのにこだわりがあるんですね。そんなはなしです。
    24 min
  • いかひこ深夜便2020 #14/遠足とは
    イギリスの文化人類学者であるティム・インゴルドの著書『ラインズー線の文化史』という本のなかに、「歩くこと、織ること、観察すること、歌うこと、物語ること、描くこと、書くこと。これらに共通しているのは何か?それは、こうしたすべてが何らかのラインに沿って進行するということである」とあります。本は様々な考察が掲載されているので、読んでもらうとして。目的地を決めない散歩、ボクらの遠足もその感覚を大事にしているのだけれど、それはなぜかというはなし。ボクたちの遠足の目的は、「輸送」ではありません。「輸送」とは「出発地点と到着地点という点を直線で連結し、荷物に変化を加えないよう横断させる行為」のことです。それに対して、「最終目的地が決まっておらず、歩みを進めるつど、そのまわりの世界を感じて、それらと親密に関わりながら、通り抜けていく運動」のことだと書いてあるんですね。そして後ろを振り返ると、直線ではない、寄り道で曲がりくねったライン、足跡が刻みこまれているんだと。あなたの人生は、波風なく、金品や物資をゆりかごから墓場まで運ぶための「輸送」ですか?それとも、仲間を伴った「徒歩旅行」ですか?そういうことを考えたことがありますか?あなたの人生の後ろを振り返ったとき、それが直線であったら、寂しくないですか?ぐちゃぐちゃしてるのを見て、ほくそ笑みたくないですか?あなたの「ライン」を考えてみてください。ちなみに新幹線の線路は、ほぼほぼ直線で作られています。
    32 min
  • マメクル2020 #16/ついに出番だ、再び
    この「マメクル2020」を始めたとき、ボクらの出番が来たと言いました。その後、2ヶ月で世界は一変し、ほんとにボクらの出番が来てしまいました(汗)。影山くんは、ボクらの出番ではなく、国家が消滅し、人工知能が世界政府を作る可能性はないですか(笑)?と聞いてますが、ボクは「それはない」と断言しています。すぐにボクらの出番ではないですけど、遠からず出番が来ます。ボクたちは、ボクたちがいる意味をわかってるからです。さぁさ。もっと先だと思ってたのに、うかうかできなくなってきました。フフフ。さてさて準備を開始しますよ。
    23 min

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