カフエマメヒコ井川啓央の「いかひこ深夜便」

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カフエマメヒコ井川啓央の「いかひこ深夜便」 episodes

  • いかひこ深夜便2020 #08/コツが多すぎる
    ハタケマメヒコについて語っています。東京と北海道のふたつを行き来してると、両方の長所と短所が見えてきます。できれば、長所と長所を組み合わせられたらなあと思って始めましたけど、なかなか難しかった印象です。そもそも。農家ではないボクらが、ハタケを借りて作物を作るということが、そもそも法の内側では不可能なのです。詳しいことは割愛しますが、法の内側では不可能なので、法の外側で模索するしかありません。ひょんなことから、「いいよ」とたまたま言ってくれた、奇特な方にすべてボクらは乗っかるほかないのです。その中でやれることをやる、ということしかできないのです。困ったことはいくらでもありますが、一番困ったのは、コミュニケーションです。東京で仕事をするということは、たくさんのヒトが働けるよう、引き継ぎのコミュニケーションが、いわば仕事です。ところが北海道でハタケマメヒコをやっているときは、そんなものは通用しません。もうここでしか使えないコツ、いわば属人的なことが多すぎて、まったく時間的、合理的に作業を進められないのです。ボクが作った「ハタケマメヒコ コツ全集」はノート10冊ほどあります。古いトラクターを動かすにしても、謎のコツがありすぎる。たとえば。「ここのレバーをギューッと引いてよ、エイッと放すとよ、ブーンとかかっから。したらさ、グーっとこいつ踏んで、うしろ見てみれ、あれがこっちに回るから、したらゆっくりギア戻して、ハタケを2速で走れ。自動で堆肥まかさるから。わかるしょ?」「ええ。・・・はい?」と、一事が万事、「わかるしょ?」「いやわかりません」という感じなのです。農業委員会に挨拶に行ってこいや。あっ、やっぱあんなとこ行く必要ないわ。資材はホーマックより農協のほうが安いからさ。あっ、農協はあんたらじゃ買えないよ。まったく何が正解なのかわからないのです。いつもボクはハタケにいると憂鬱で、ずっと、????????とモヤモヤのなかにいました。なぜハタケマメヒコなんかをボクは言い出してしまったんだろう。なぜやり始め、なぜ継続しているのだろう。属人的なことが多いということは事業化や合理化はまず無理なのです。ハタケマメヒコとはこういうものだったのです。行政を活用するなり、投資資金を積むなり、ほかにやり方はいくらでもあろうことは、もちろん知っています。ただ。こういうボクらのように、東京のカフェとハタケを、実際に行ったり来たりしている人間たちの目から見えてくるなにか。それを汲み取って、次に続けたいと思って始めたのだから仕方ないのです。ただひとつ。ハタケマメヒコは、東京のマメヒコのお客さんを遠足という形で巻き込んでいく。そうやってできた小さいけれど強い人間関係は、その後のボクが進む道を大きく決定したのでした。
    30 min
  • マメクル2020 #10/継続とは忍耐ですか
    今回は、継続について話をしています。影山くんは、「赤ちゃんみたいに学ぶ」という言いかたをしています。ブッダは、人間の苦悩のもとである生老病死に対して、なんらかの解決策をみつけたわけではないんですよと。ブッタが菩提樹の下で座禅をし行き着いた、ある悟りの境地とは、ずっと同じ問いを考え続けること、なのですよと。影山くんはそれを「赤ちゃんみたいに学ぶ」という言い方をしたんです。解決策を見つけるために、ヒトは思案するのではダメなのだと。答えの出ない問いを、思案し続ける。学ぶ姿勢そのものが、悟りなんだよと。なるほどね、とボクは思いました。なぜか。マメヒコをやっていて、そこで起きうる課題はちっとも解決しません。どんだけ考えたって堂々巡りなことばかりです。(あぁ、一体ボクはなにをやっているんだろう)真夜中の店内で一人ぽつんと、小銭を数えながら思ったりします。しっかりしてないと無力と虚脱に、すぐ苛まれてしまいそうになるんですね。そしてそれは、きっとはっきりとは言いませんけど、影山くんも同じなんだと思います。彼の目を見ればわかります。ボクらはカフェを、一度もビジネスだと思ってやって来なかったんです。うそつけ、だったら金取るな、とバカに言われれば、うるさいあっちいけとムッとしますけど、金儲けだと思ってやらないように互いに気をつけてきたんです。ボクにしても影山くんにしても、お金を稼ぐだけなら、もっとほかの仕事を探したほうがいい。甘っちょろい中年の良心です。ただ、ボクらはその良心を捨ててまで金儲けするような、みっともないことだけはすまい、と約束したのです。良心なんて言い方をしたけど、そんな難しいことではない。ボクらの子供時代、普通にあった、アバウトな人間どうしの繋がりや営み、それをカフェを通して、いまも再現したいだけなんです。おかげさまでした。事業効率なんて尺度で測ったら、さっさと退場したほうがいいボクらも、なんとか理解者たちに応援してもらいながら、理想に近い営みでお店を成り立たせてはいます。ずっと考えてきてよかったと思っています。ボクらの話ばかりしましたが、日夜ヒトのことを優先して考え、今日も仕事に向き合っているヒトたちが大勢、それも目立たぬところにいるのを、ボクは知っています。そのヒトたちを傍で見ていて思うんです。彼らは日常という単調な地平線に、まこと鮮やかに、山と谷をデザインしているなと。いつも自分が周りが、飽きない工夫を考え実践している。ボクは若い頃、誤解してました。継続とは忍耐であり、忍耐とは鈍感であり、持っている感受性を捨て去ることなのだと。そうか継続とは工夫なのだと思ったら、希望が湧いたのです。とまぁまぁ、そんなような話をしています。継続とは、忍耐なのでしょうか?
    19 min
  • いかひこ深夜便2020 #07 ハタケに向かった
    ハタケマメヒコについて語っています。ラジオでもいくらか語ったけど、2010年、ハタケマメヒコを始めた当初は、のちのち大きな意味を持つ可能性があるんじゃないかと思っていたんです。2005年にマメヒコを出店して、三茶、渋谷と立て続けに店を出し、店の借金は膨れ上がっていたし、とくに渋谷の街の過当競争に巻き込まれていく、そんな感じがしてた。カフェ以外のことも色々とやりたかったけど、とにかく借金を返してからね。とそんな感じでした。借金を返し終わってからと言っても、それでは人生が終わってしまう。そういう焦りがいつもあったのね。そんなときに、北海道で豆を栽培しようと思いついて。帯広から南の外れ、大樹町でハタケマメヒコは始めたんですけど。たしかに地代は東京に比べて格段に安い。東京と行き来しながら、ここなら、好きにやれるかもしれない。だけど、若いヒトがちっともいないのね。あたりで最大の都市である帯広さえも閑散としている。あー、これは思ってたよりやばいなー、といつも思ってました。落ち行くものに打つ手なしという感じで、良いところはいっぱいあるのに、あまり活かしきれてなくて、もったいないなとも思ってた。そんなこんなで、好きで始めたとはいえ、いつもハタケでは歯ぎしりばかりで、随分と歯のすり減った10年だったなと言う感じです。色々と事業化したら面白そうとぼんやりと描いてたものは、どう考えてもボクには力不足だなと諦めてた頃に、ハタケの遠足が盛り上がりました。結局、ヒトとの様々な出会いという違う形に落ち着いて、ハタケマメヒコはなんとなく今に至っています。
    32 min
  • マメクル2020 #09/お金はどうしますか
    ボクらのような小さなカフェはなかなか見つけてもらえず、やがては、忘れ去られ、そして存続できなくなってしまうのではないか。「寄付」という形でもいいから、資金を補填することで。ボクラは存続できないでしょうか。
    そんな、ため息が影山くんから語られ、ボクもごちょごちょと言っています。ます。これを見た多くの人達が、CAFEの店主がなぜ、募金のようなものを言い出すのか。きっとちんぷんかんぷんでしょうから、そのことについて、ここで解説します。(もっとちんぷんかんぷんになるかもしれないけど)
    カフェは開かれた場所です。あらゆるヒト、街、社会に開かれています。まさにOPEN CAFEです。
    空き地や広場に集い、お茶を飲む。それがCAFEであると。たしかに、そうです。なんとはなしに集まったヒトたちとの予期せぬ出会いがある。それはとてもロマンチックです。
    そのロマンがボクや影山くんを毎日お店に立たせている。日々の糧なのです。
    さて、ほとんどのお客さんは、ボクらがやっているOPEN CAFEにだけアクセスし、ボクらを、美味しいだのまずいだの、高いだの安いだのと、評価したりしているのです。
    だけど、実はね。
    マメヒコやクルミドコーヒーの奥には、秘密のお店が奥にあるのです。それをCLOSED CAFEと呼んでもいい。奥にひっそりとその入り口が隠されているんですね。
    扉を秘密にしているのには、わけがあります。
    ボクらはそのCLOSED CAFEで、そこに関わってくれたヒトたちと、互いの関係を慎重に、時間をかけて築いているからです。
    その扉を開けていい条件はひとつ。
    お店もお客も、心理的な境界線を取っ払うことです。ボクらスタッフは、お客さん個人の気持ちに寄り添うこと。そして、お客さんもおなじ、ボクらお店のスタッフの気持ちに寄り添わなくてはいけない。
    けして、そんなことしてなんの意味があるの?そんなのおかしいよ、あんなのおかしいよと、やいのやいの指摘しないこと。
    イヤなら出て行け。それがCLOSED CAFEの約束です。
    少なくともボクは、OPEN CAFEとCLOSED CAFEの二つの扉を、出たり入ったりして、長いことマメヒコをやってきたのです。
    影山くんもボクとアプローチは違えど、似たような思いでCLOSED CAFEをやっている。それは、けして偶然ではない。
    商店街がスーパーマーケットになり、あらゆるものがコンビニ化した現代に、これはおかしいと感じているヒトがいるからです。
    孤独を感じているヒト、変化についていけてないヒト、もっと面白く生きてもいいでしょうワタシ!!と叫ぶヒト。
    彼ら、彼女たちと関係を育むためには、扉はあえて秘密にしなくてはいけないのです。
    人間関係が解体されたヒトの受け皿として、ボクらはCLOSED CAFEをやっているのです。完全にCLOSEしたほんとの秘密ではだめで、OPEN CAFEとCLOSED CAFEの両方の扉の鍵を握っている人間こそが、期待されていると自負しているのです。
    けれど、いくら社会的意義をもち CAFEを営んでいると言っても、所詮はCAFEなのです。
    ボクラの活動や意義をつまびらかにし、たとえば助成金のような公的資金で運営することは、CAFEの意義から外れてしまうのです。それでは、役所の作った組織と変わらなくなる。
    かといって、OPEN CAFEも、それを回すだけでも、かなりのエネルギーが要る。いまのところ、そこにいる人達の力技で、なんとかやっていけてるだけです。
    さて。いつまでその力技が持つんだろう。
    そんなため息を、ボクらは気持ちが萎えたとき、つくんですね。
    だけどボクはこう思う。
    なにごとも思いを形にするには、スケールとスピードを選ばなくてはならないと。つまりはビジネスセンスが必要だと。
    かたちなんてどうでもよくて、如何様にも変化させながら続けていけば、やがてどっかですこんと抜けるはずだろうと。
    そう。時代がボクラに追いつく日は近いんじゃないかしら、なーんてと、楽観視はしているんだけどね。
    22 min
  • いかひこ深夜便2020 #06 ヨシノに傷ついた
    ラジオ いかひこ深夜便です。ナビゲーターに、マメヒコ歴15年、マメヒコがやらんとしてることを誰よりもわかっている、サカイ氏、を迎えてお送りしています。第6回目、取り上げる題材は「エトワール★ヨシノ」について。ヨシノの作り方を話しています。人気を得るためには、わかりやすさが必要。さらに世の中がギスギスしているので、そのままでいいよ、あなたのままでいいよ、と肯定して慰めてあげること。それが優しさであるし、愛ある行動であると、人気とはその積み重ねだと。 それは果たしてほんとの優しさなのかね。無責任なだけじゃねぇか。と問うヒトたちをボクは支持しているわけね。優しさとは何なのか。優しさを表現することは、誰かを傷つけることもあるんですね。誰かに傷つけられたヒトを慰めるために、傷つけた誰かをとっちめてやるという優しさがあるわけですから。そんなことを考えながらライブをやります。ヨシノのライブのあとに来たクレームの一つを紹介すると、↓↓↓シャンソンの深い音楽性を愚弄するような歌詞づけや表現には深い嫌悪感を抱きました。どんなに分かったようなMCをされても音楽に全く芸術性を感じません。オリジナルも歌詞が心に入らず独りよがりにも感じました。また慣れ慣れのお客とのなれ合いの雰囲気も不快で大切な時間を運んでいる、例えば初めての客に対しても大変失礼な言動、態度がみかけられました。少なくても観客に対し、馬鹿などはもっての他です。ある程度期待しましたが残念でした。2度とはまいりませんが長年のファンにとってはその方の人生に光を与えているヨシノさんなのでしょうからそのままで活躍をしていただきたく思います。 このヒトはなにを期待してヨシノにやって来たのか、そして、あえてこんな散漫な論点の批判を、なぜわざわざ口外するのか。それはもしかして、ヨシノと繋がることを期待してきたのかもしれません。期待はずれということは、繋がれなかったことを示しているのでしょう。自分が馬鹿にされたと思ったのかもしれないし、阻害されてると感じたのかもしれない。詳しくはわからないけど、優しさを表現することは、誰かを傷つけることもある。誰かに傷つけられたヒトを慰めるために、傷つけた誰かをとっちめてやるという優しさが存在する。人間とは厄介なものだけど、それが人間であり、その業とどう関わっていくかがヨシノの使命だと思っています。
    34 min
  • マメクル2020 #08/スピリチュアルですか?
    ボクを訪ねてきた女性の弁護士さんが若い部下たちの傾向として、人間に向き合えと伝えると「あっ、それってスピリチュアルですか?」って聞いてくると。そのたびに、あぁ、やれやれと感じてしまうと。
    いう話をしました。
    いろんな人間がいるので断定的な言い方を避けるけど、(とあえて断りなんか入れてみたけど、人間はいろいろに決まっているんだけど)
    A、世の中にはわからない、ことがあるんだと、自覚的、直感的に思っているヒトB、世の中のほとんどは理由が付けられる、     付けられないのはまだ理解が足りていないだけ、と思ってるヒト
    そんな風に二分できるとします。
    おそらくいまの日本人は、Bのほうが大半だろうと思う。(そういうヒトたちは、100%、この動画を見ないよね、見たとしても、何言ってんだこいつら、と思うね)
    キリスト教徒であれば、Aでしょう。世の中のすべては、神がお決めになっているんだからAに決まっています。ボクは特別な宗教を信じていませんが、かなりAよりの人間です。日々不足なく生きてるだけでは不十分だし、なにか違う世界の力、をいつも感じているし、それを信じずにはやっていけません。(いかひこ深夜便で、ボクの小さい頃のはなし、メタ意識を詳しくはなしています)
    見えない力が世の中にはあるものだと告げると、それは宗教ですか?それはスピリチュアルですか?と反射的に言うBよりのヒトたちに、あぁ、やれやれと感じてしまう弁護士さんのはなしは、だからよくわかります。ボクも、似た経験があるからです。
    では、ボクはスピリチュアルを信じているヒトたちと気が合うのか?
    正直、経験的に言えば、ほとんど合いません。それはなぜか。
    ボクは、見えない力は信じているけど、それが何なのか、よくわからないままでいいと思ってるからです。
    スピリチュアルを信じているヒトの中には、Bのヒトが多くて困るのです。
    というわけで、ボクは無宗教で、特定のなにかを信仰しているわけでもないAのヒトなのです。
    そういうヒトが偶然、ボクのことを知ったら、連絡ください、仲良くしましょう。ただ、連絡をくれるヒトはほとんどいないので、まぁとても希少種なのかなと感じています。
    21 min
  • いかひこ深夜便2020 #05 ヨシノの創作論
    ラジオ いかひこ深夜便です。ナビゲーターに、マメヒコ歴15年、マメヒコがやらんとしてることを誰よりもわかっている、サカイ氏、を迎えてお送りしています。第5回目、取り上げる題材は「エトワール★ヨシノ」について。エトワール★ヨシノは歌も作りますし、そして、歌も歌います。その裏話と創作論。ボクは、どんなものを作るときでも、少しずつしか作れません。プロの職人では無いんです。発注されたとおりにはできないから。イメージは作りながら出てくる。なので、まずあらかた完成させてしまうんです。そして、そこから手直しをしていく。だからあらかたできたのに、またイチから作り直すときも多いのです。照明がこれなら衣装はこれ。衣装がこれなら、歌はこれ、というようにです。完成が見えてから、手直しをはじめるタイプなのです。そういう過程に付き合ってくれるヒトとしかできません。そしてその過程で、様々なコミュニケーションの取れるヒトとしかやれません。むしろ予算とか時間とかの制約は大いに歓迎なのです。やりたいという気持ちが湧けばそんなことはどうにでもなりますから。色んなヒトといっしょにやってみたいです。常にものを作るときに刺激は必要ですから。
    26 min
  • マメクル2020 #07 /書きたい、書きたい
    長いこと、マメクルをやってきて、一方通行だな。あーあ、みたいに思ってきたわけね。
    ボクたちの話なんて誰が聞いてんだろうか。いやいや、誰も聞いてないに違いない。
    そうではないと知ったのは、マメクルを止めてからなんだよ。あちこちで、マメクルラジオずっと聞いてましたとか、そんなふうに言われたんだ。
    今年になってマメクル2020を始めて、自分が放った言葉、映像だと、その雰囲気も含めて、受け取ってくれたヒトたちにコメントを促して書いてもらったの。
    すると、みんないろんなことを感じているんだなと知れて、やってる方は面白いのね。(昔の映像と比べて井川さん太りましたね、髪も薄くなりましたねという残念情報も含めて)
    不特定多数に向けたSNSで、いいねの数がたくさん集まったとしても、それはなんの意味もないと前から思ってたけど、いまは、ますますそんなことにやっ気になってるヒトの気がしれない。
    このチャンネルを見てくれてるヒトたちに、コメントを書いてくださいと言ってきたけど、今はそうじゃなくて、「みなさんここは、書いていいとこなんだよ」と言いたい。
    罵詈雑言じゃなければ、コメント欄に、あなたの自由な気持ちのままに書いていい。自分の思い出話でもいい。関係のないはなしでもいい。
    そういう場所があっていいし、だれもそれに対して文句をつけたりしないから。
    今回から、なるべく編集もしないで、そのまま、出そうと思う。そして、podcastでも更新したい。→今回からpodcastに
    21 min
  • いかひこ深夜便2020 #04 「いかひこ」とは「異化ひこ」
    ラジオ いかひこ深夜便です。ナビゲーターに、マメヒコ歴15年、マメヒコがやらんとしてることを誰よりもわかっている、サカイ氏、を迎えてお送りいしています。第4回目、取り上げる題材は「エトワール★ヨシノ」について。エトワール★ヨシノのリサイタルを見に行くのは気が乗らなかったというサカイ氏。そこから印象が変わってきたという話を、ずっとしています。さて。ボクにとってエトワール★ヨシノとはなんなのかを、ちょっと書きます。エトワール★ヨシノという歌い手がボクに憑依してる、そういう形式でライブはやるのよ。だから、始まっても、なんの説明もしない。はじめまして、エトワール★ヨシノでございます、としか言わない。それじゃ、なんにも伝わってないよ。みんなでその???、その周囲を楽しむ、メタフィクションを楽しむ、それがヨシノでしょ。ボクはそう思って創ってる。ヨシノっていうのは社会の枠組みの外にいる。常識とか、法律とかの外。感情優先の社会に生きている存在なわけ。常識や法律から外れていて、お金や権威とも無縁。そういうディテールを無視しちゃダメだよね。白けさせちゃだめ。ヨシノって、マメヒコの宣伝だったのかー、井川の承認欲求を満たすマスターベーションなのかー、なんて納得されちゃ一番だめなわけ。なんでやってるのかてんでわかんなかった、とならないと。だから常識の世界に生きてるヒト、枠組みの中で生きてるヒトにとっては、ヨシノは意味不明だし、そして恐怖だろうね。常識も法律も通用しないところで、ニヤニヤ笑ってるんだから。健全そうな銀座のライブハウスという、安全なフレームの中で、異界の恐怖を見せる。ほんとの恐怖じゃなくてね。昔の遊園地にあったインチキ臭いお化け屋敷くらいの恐怖。恐怖と安全のバランスだけで、3時間引っ張っていくんだよ。ボク自身は、そういうイメージができたら、あとはどうにでもなれという感じを持って臨むわけ。そうすると、初日と二日目じゃ全く別なステージになるんだよ。そこに立ち会ってる人間の感情が違うんだから。上手い歌をお聞かせしましょうで、お客さんを呼んでるわけじゃない。社会の枠の中で生きてる(るしかない)人間たちの、抑圧された感情を、安全が担保されたステージで、どこまで揺さぶるるか、それがエトワール★ヨシノだってことだよ。今回も、ヨシノにまた会いたい、そんな感情がお客さん側にあって、口には出さないけど、ヨシノにしっかりと伝わった。だから続けるんだよ。会いたいと思ってくれたヒトが、次回のライブに来てくれるわけじゃないよ。わたしはもう来ませんけど、どこかでヨシノさん生きていてください、わたしもあなたと同じようにに生きますから、そう思うものだよ。だから採算がどうのとか、こっちの都合で、勝手に止めたりしちゃいけないなとは思うのね。続けなきゃいけないなとボクは思ってる。
    33 min
  • いかひこ深夜便2020 #03 マメヒコはメタフィクション
    ラジオ いかひこ深夜便です。ナビゲーターに、マメヒコ歴15年、マメヒコがやらんとしてることを誰よりもわかっている、サカイ氏、を迎えてお送りしています。さてさて第3回目。ついに、言いたいことが少し言えるラジオが出きてよかったなー、という感のある、いかひこ深夜便。今回は、マメヒコはメタフィクションであるというサカイ氏の話から、ボクは幸せになりたいなら、自分を客観視できる、自分神に自分がなればいいってはなしをした。過去にも仏像のはなしを何度もしてきたけど、全部通ずるおんなじはなしである。幸せになりたいなら、自分が不幸だと感じているものごとを、茶化すこと、嗤うことである。そうやって自分から離してしまう。なんか良かれと思って神が不幸を用意したに違いないと思うことである。「みんながみんな、井川さんみたいに主役だななんて自覚を持ちえないし、自分は誰かの物語の脇役であるというヒトが大半じゃないかな」という指摘があったけれど、それに対しては、「そうだとしても、自分は誰かの物語の脇役であるという物語の主役」なんだとボクは思う。つまり、客観視することである。そんなふうに客観視なんかできないよー、というヒトのためにアドバイスするとすれば、(もっともそんなこと言うヒトはまずアドバイスなんか聞くわけがないから、そういうヒトはずっと悩んでなさい)まず立ち直れる程度の挫折を買って出ることだ、そうやって修業のようなことをして許容量をあげることだ、損得勘定だけで生きていては、他人の人生を生きることになって経験にならない。最後は哲学みたいなはなしになって、この回はおしまい。みなさんからのたくさんのコメントありがとう。またお待ちしています。(コメントはYoutubeチャンネルのコメント欄へ。今回はこちら)
    いかひこネーム 豆ネコっ子フリーペーパーのM=Hico時代にまで遡りますが、あんな内容の詰まったフリーペーパーを読んだことがないと思いました。 vol11「胃袋で繋がる」vol13「受け止めるべき苦悩」vol14「10年前の約束」が特にお気に入りでしたが、内容の一つ一つが経験の輝きに満ちていて、フリーペーパーとはとても呼べないと。こういうものが創れて楽しそうだなぁ、M=Hico出版とは才能とユーモア溢れた人達の集団なのだろうなと思っていたので、井川さんがほとんど一人で作られていたと聞いた時は驚きました。月日が流れてIKAHIKO創刊号を最初に手に取った時、まずその重さと厚さに驚きました。表紙の写真が鮮やかでとても綺麗。noteでもご紹介してくださってますが、雑誌は紙の質感を味わい、めくる楽しみ、写真もズームで見るのではない肉眼に飛び込んでくる迫力ががありますね。M出版になり、いかひこ編集部の精鋭さんが加わって、コンテンツも盛りだくさんで、読み応えがありました。イラストには夢が詰まっていて、「自分の実を好きになる」というお話が好きでした。イラスト通りに建てられた赤い屋根の小屋は訪れてみたかったので間に合わなかったことが悔やまれます。故郷函館の写真も観光的ではない視点で美しく切り取られていて嬉しかったです。いかひこさんの編集後記もぐっときました。いろんな意味で創刊号で燃え尽きてしまったかのような完成度を感じていたので、3月号も出版されるとのことで嬉しいです。とても楽しみにしています。
    43 min

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