聖書を、特に旧約聖書を読むときに、難しいと思うことの一つは、自分の立ち位置を決めることです。「私」と出てくる人は、自分に重ねてよいのか、「あなた」は誰のことなのか。とりわけ詩篇では、そのことが問題になります。今朝開かれている、詩篇21篇も自分の立ち位置がどこなのか、わかりにくいかもしれません。
21篇の登場人物は、主なる神さまと、王と、祈り手の群れ、の3者です。21篇全体は、祈り手の群れが、主に向かって、王を前にして、語りかける、祈る、歌う、そういうものです。神さまと、王と、礼拝者の群れ、この3者が作るトライアングル、三角形。そう聞いて、ピンと来た方もあるでしょう。そうです。このトライアングルは詩篇20篇でも出てきました。2週間前に、原神学生が20篇を説き明かしてくださいましたが、21篇は20篇とペアになっていて、20篇の祈りにこたえてくださった神さまに感謝と賛美をささげているのが21篇なのです。
(続きは音声でお聞きください)
180701_揺るぎない祝福_詩篇21篇1-13節_原牧師_宣教.mp3
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主日礼拝宣教ガイド 20180701_揺るぎない祝福_詩篇21篇.pdf