今朝の宣教題は「それがどうした！」

幾分、乱暴に聞こえるかもしれない言葉ですが、私たちの信仰人生を支える、とても大切な言葉として、皆さんの心のポケットに入れておいていただきたい、そういう言葉です。

「それがどうした！」この言葉の出所は、18節「すると、どういうことになりますか。」と訳されている部分。「それがどうした！」とは、ずいぶん印象が違いますね。新改訳は、聖書の品位を損なわないようにとの心遣いから、こう訳したのですが、やや丁寧に訳しすぎてしまったと反省されています。それで、新しい新改訳2017を見てみましたら「それが何だというのでしょう。」となっていました。「それがどうした！」がもし乱暴に過ぎると思われる方がおられたら、「それが何だというのでしょう」と置き換えてくださったらと思います。「それがどうした！」この言葉は、私たちの心から、喜びを奪い取ろうとする力に対抗する、力強い守りの言葉です。

（続きは音声でお聞きください）

171022_それがどうした！_ピリピ人への手紙1章12-18b_原牧師節_宣教.mp3

礼拝宣教ガイド（レジメ）はこちらからどうぞ。

主日礼拝宣教ガイド 20171022_それがどうした！_ピリピ人への手紙1章12節～18節.pdf

私たちの人生には、「祈り」が必要な瞬間がときおり訪れます。ふだんは、滅多に祈らないという人でさえ、祈るしかない、そういう出来事に見舞われることがあります。愛する家族や恋人、友人のいのちが脅かされるような状況で、自分には何もできない、そんなとき、私たちは、その人が守られ、支えられ、長らえることができるようにと祈りたい衝動に駆られます。手術室に家族を見送る瞬間。危険を伴う旅に送り出さなくてはいけない瞬間。災害が発生し、安否確認が取れない間の不安な時間。私たちは、祈るほかありません。

（続きは音声でお聞きください）

・第1部

171015_十字架からあふれる泉_ルカの福音書23章33-43節_原牧師_第1部_宣教.mp3

・第2部

171015_十字架からあふれる泉_ルカの福音書23章33-43節_原牧師_第2部_宣教.mp3

礼拝宣教ガイド（レジメ）はこちらからどうぞ。

主日礼拝宣教ガイド 20171015_十字架からあふれる泉_ルカの福音書23章33～43節.pdf

車の運転をするときに、気をつけることはいくつもあります。でも、一つのことに注意すれば、たいていのことはクリアされる、そういうポイントがあります。それは目線です。ペーパードライバーの私が言うと、あまり説得力がありませんが、教習所で私は、運転の時は少し遠くを見るようにと教わりました。運転になれないうちは、怖いのでついつい、手前ばかり見てしまう。視線は下がり気味になります。そうすると、ハンドルはぶれて、車の進路は定まらず、事故も多くなる。けれども（続きは音声でお聴きください。）

171008_完成に向かう喜び_ピリピ人への手紙1章1-11節_原牧師_宣教.mp3

礼拝宣教ガイド（レジメ）はこちらからどうぞ。

主日礼拝宣教ガイド 20171008_完成に向かう喜び_ピリピ1章１～11節②.pdf

喜び。これが要らないという人はいないでしょう。生きていくうえで、喜びは欠かせません。けれども、私たちは「喜びポイント」を間違えやすいのではないでしょうか。本当は喜ぶべきことを喜ばず、ほとんど手に入らない喜びポイントを追いかけて、喜びを失っているということがあるのです。「いつも喜んでいなさい」という聖書の言葉は有名です。この言葉からもわかるように喜びは、キリスト信仰者の基本的な姿勢です。けれども、喜びポイントを間違えてこの御言葉を理解しますと、「いつも喜んでいな・い」自分を見つけ、落ち込むことになりかねません。

（続きは音声でお聴きください。）

171001_覚えられている喜び_ピリピ人への手紙1章1-11節_原牧師_宣教.mp3

礼拝宣教ガイド（レジメ）あこちらからどうぞ。

主日礼拝宣教ガイド 20171001_覚えられている喜び_ピリピ1章1節～11節.pdf

今朝開かれているみことばは、生まれつき足の不自由な男性が、いやされるという出来事が語られています。基本的なことですが、聖書は「ただの情報」ではありません。「遠い昔に、そういうことがあったのです。イエス様はすごいですね、弟子たちはすごいですね、この男性は良かったですね。」それでは足りません。

（続きは音声でお聞きください）

170924_イエスの御名によって歩く_使徒の働き3章1-26節_原牧師_宣教.mp3

礼拝宣教ガイド（レジメ）はこちらからどうぞ。

主日礼拝宣教ガイド 20170924_イエス・キリストの御名によって歩く.pdf

「喜びの泉を分かち合って生きる」2017年度、たんぽぽ教会に与えられたこの標語をベースにして、この上半期は、旧約聖書のなかで「水」に関係する箇所を取り上げてきました。これまで8回にわたって語ってきました。今日で9回目、一応の完結編となります。ふり返ってみますと、2つの共通点、大切なポイントを見つけることができます。

（続きは音声でお聞きください。）

170917_すべてのものを生かす水_エゼキエル書47章1-12節_原牧師_宣教.mp3

礼拝宣教ガイド（レジメ）はこちらからどうぞ。

主日礼拝宣教ガイド 20170917_すべてのものを生かす水_エゼキエル書47章1~12節.pdf

皆さんは、ボートを漕いだことがあるでしょうか。公園の池や、湖などによくある手漕ぎボートです。ボートの漕ぎ手は、進行方向に対して、背を向けて座ります。ボートは、漕ぎ手に対して後ろ向きに進む、考えてみると不思議な乗り物です。しかし、この後ろ向きに前進するボートは、私たちの人生の良いたとえです。「一寸先は闇」ということわざもあるように、私たちは自分が進んでいく先に何が待っているのか、見えていません。私たちが見えている、知っているのは、自分が歩んできた過去だけです。ですから私たちも、後ろ向きに進んでいると言えます。旧約聖書のそもそもの言葉ヘブル語では、未来のことを「後ろの時」「後ろにある時」と表現します。

（続きは音声でお聞きください。）

170910_望遠鏡が曇るとき_詩篇77篇1-20節_原牧師_宣教.mp3

礼拝宣教ガイド（レジメ）はこちらからどうぞ。

主日礼拝宣教ガイド 20170910_望遠鏡が曇るとき_詩篇77篇.pdf

音声でお聞きください。

170903_御国思考_マタイの福音書_5章3-16節_相山暁師_サイズ調整版.mp3

レジメはこちらからどうぞ。

御国思考outline.pdf

「目の付け所」という言葉があります。二人の人が同じ風景を眺めていても、目の付け所が違うと、風景は違ったふうに、違った意味をもったものとしてうつります。私たちの目は、目に入ってくるものを何でも受け取っているのではありません。心で見たいと思っているものを探しながら見ているのです。心がうきうきしているとき、世界はバラ色に見えます。けれども、心が沈み込んでいるとき、世界は灰色に見えます。そうはいっても、目の前の現実によって強力に心がつかまえられてしまうこともあります。ショッキングな光景を見るとき、私たちの心が絶望や恐怖の淵に追いやられることがあるのは事実です。けれども、その時でさえ、何がショッキングなのか、それを決めているのは私たちの心の方です。聖書は、ある時はおだやかに、ある時は激しく、私たちの物の見方に挑戦し、揺さぶりをかけ、ひっくり返すようにと迫ります。預言書と呼ばれる文書は、なかでも激しい言葉遣いで私たちに迫ります。

(続きは音声でお聞きください）

170827_荒地に川を見出そう_イザヤ書43章14-21節_原牧師_宣教.mp3

礼拝宣教ガイド（レジメ）はこちらからどうぞ。

主日礼拝宣教ガイド 20170827_荒地に川を見出そう_イザヤ43章14～21節.pdf

先日、私は家でワンタンスープを作りました。作ったといっても、スーパーに売っている出来合いのワンタンをお湯に浮かべて、スープの素を混ぜた、それだけのことです。作り方は簡単なのですが、ひとつだけ注意がありました。それはワンタンを無理やり引きはがさないことです。売られているワンタンは、半ば乾燥した状態で、お互いに張り付いているので、食べるときには当然、一つ一つバラバラになっていなくてはなりません。けれども、くっついたワンタン同士を引き離すには、タイミングがあるのです。お湯のなかで十分に温められ、柔らかくなったときがそのタイミングです。このタイミングよりも前にワンタンに手を付けるとどうなるでしょう。そうです、見事にワンタンは破れて崩れてしまうのです。

今朝開かれている聖書のことば、詩篇52篇、なかなか難しい詩篇ですが、これを理解し、私たちの祈りにするために、この一週間あまり、私は格闘してきました。そして神さまの導きで、このワンタンスープが、みことばを理解するたとえとして与えられました。

（続きは音声でお聞きください）

170820_悪に負けないために_詩篇52篇1-9節_原牧師_宣教.mp3

礼拝宣教ガイド（レジメ）のダウンロードはこちらからどうぞ。

主日礼拝宣教ガイド 20170820_悪に負けないために_詩篇52篇.pdf