「『鏡の国の生き物をつくる』著者に聞く」 ―最先端のバイオテクノロジー分野で“鏡の国の生き物”とも言える「鏡像生命」が研究されています。鏡像生命とは、どのようなものですか。 「生物を構成するアミノ酸や糖などの分子が、右手と左手の関係のように自然界のものと鏡映しの真反対の構造(鏡像異性体)となっている生き物だ。もし鏡像人間がいたら、増殖などの生命活動は地球人と同じで、栄養状態も同じなら能力も同じと考えられる。しかし、聴覚や視覚は同じだが、味覚や嗅覚は違っていて、ステーキを甘く感じるかもしれない。消化できるものも違い、地球人と同じものは食べられない」