JMX開幕直前企画の第2弾として、引き続き元全日本モトクロスチャンピオンの熱田孝高さんをゲストにお迎えしました。本来のテーマは、全日本のトップライダーたちがどのようなオフシーズンを過ごしてきたかを探ることでしたが、今回も熱田さんのトークは様々な方向に広がり、非常に興味深い内容となりました。
特に印象的だったのは、熱田さんが現役時代に経験したという「ゾーン」に入った瞬間の話です。バイクと自身が一体となり、全てをコントロールできるような感覚について、具体的なエピソードを交えて語っていただきました。これはモータースポーツファンならずとも聞き逃せない内容です。
もちろん、各ライダーのオフシーズンの動向にも触れています。ヤマハの渡辺祐介選手や中島漱也選手、横山遥希選手らのニュージーランドでのトレーニング、大倉由揮選手のイタリアでの武者修行など、海外でスキルアップを図るライダーたちの様子が伝えられました。一方で、能塚智寛選手のように国内で調整を進めるライダーについても言及し、それぞれの調整方法の違いにも注目しています。
さらに、熱田さん独自の視点から、ライダーのコーチング論やメンタルの重要性、若手ライダーへの期待なども語られています。能塚選手のレース中の「スイッチ」が入る瞬間についても考察しており、トップライダーの心理を探る上で示唆に富む話が展開されました。
JMX開幕を前に、トップライダーたちの知られざる一面や、レースの裏側にあるストーリーに触れることができる貴重な回となっています。ぜひお聴きください。
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