源氏物語葵1.mp3
(小暑・末候)
7月17日~7月22日頃
鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)
鷹の雛が、飛ぶことをおぼえるころ。
今回は源氏物語 五十四帖の第9帖「葵」その1
・ 前巻「花宴」の2年後のおはなし。
(源氏22~23歳。六条御息所29歳、葵の上没26歳。紫の上14歳)
★主な出来事
1)桐壺の帝が譲位して朱雀帝が即位した。
2)六条御息所が葵祭の見学に出掛けると、葵の上の一行に場所を奪われ
牛車まで壊された、有名な「車争い」の場面。
3)屈辱から御息所は呪いの生霊(いきすだま)となり葵の上にとりつく。
4)葵の上は長男夕霧を出産直後、息絶えた。
5)葵の上の喪があけると、源氏は紫の上と新枕を交わす。
から、
・源氏との恋路は泥の道とわかっているのに、そこに踏み込む六条御息所。
・出来事1)桐壺の帝が退位して院となる。源氏の兄、朱雀帝が即位。
・六条との浮名に、桐壺帝は、わりとしつこく叱った。
・謎の美女、朝顔の姫
・出来事2)葵祭で有名な「車争い」の場面。
(お忍びで来ていた御息所にあとから来た葵の上一団に押しのけられ車を壊され、お忍びもバレて大恥をかかされた。このことをずっと恨むことになる)
ほか。
〓次回は
(大暑 初候)
桐始結花 (きりはじめてはなをむすぶ)
7月23日更新です。