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立夏
野山に新緑が増え、夏の気配が感じられる頃。
5月5日〜
七十二候
初侯：蛙始鳴（かわずはじめてなく）
蛙（かわず／かえる）が鳴き始める頃。「かえる」の語源は必ず元のところに帰ってくるから「帰る」、田んぼでは蛙の合唱が聞こえてきます。

今回は【光る君へ】第14話「星落ちてなお」の解説です。
仕え先を探すまひろ（吉高由里子）は、土御門殿からの帰りに道長（柄本佑）と鉢合わせてしまう。久しぶりの再会だったが・・・

１：道長とまひろの鉢合わせ　動揺しつつも互いにスルー。
　　　漢詩の手紙、彰子、道長という地獄の三連打。
２：兼家の出家・ブチギレる道兼　この老いぼれ、とっとと死ね！（NHK改革？）
３：兼家の最期　「明子の呪詛・兼家の死」そして明子の流産（これは創作です）
４：道兼の妻繁子は屋敷を出ていった。（繁子は一条天皇のめのと・尚侍・従三位・源氏物語の源典侍のモデルとも）
５：高階貴子の和歌勉強会はまひろとききょうの再開のためのステージ。
６：突然、ききょうが訪問　宮中に女房として出仕したいと夢を熱く語る。（ききょうの離婚は偽装工作）
７：文字を教えるのは貴族のたわむれか？まひろは黙り込む。
８：検非違使に対する法改正ひとつ通せない現実を嘆く道長。俺は何ひとつ成してはいない。
９：摂政道隆・中宮定子誕生させる　公卿らは総スカン。前例がなければ前例をつくるのは父親譲り。

ほか


制作　表参道コピー塾
語り手　川島司　中川みちえ

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毎月、おついたちは、その月の話をしています。
今月は５月、皐月(さつき)です。

・皐月は旧暦５月、現代でも5月の別名として使われています。
・太陽や月の動きを基に季節の移り変わりを折り込んだ二十四節気では、　
　穀雨、立夏、小満のころ。
・その二十四節気を約5日ごとに初候、次候、末候の3つに分けたのが七十二候です。

ほか
企画・構成　表参道コピー塾
語り手　川島司　中川みちえ

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穀雨4月30日(火)～5月4日(土)
牡丹華(ぼたんはなさく)




今回は【光る君へ】第13話「進むべき道」の解説です。

ひとつの物語が終わって新たな展開が始まるという回。
中宮定子と一条天皇の仲良しさが目を引きました。

見どころとしては
１）藤原宣孝の派手な黄色の上着
２）文字が読めずに騙された母子
３）倫子がまひろに彰子の女房役を勧めるシーン

の３つをピックアップ。気になったことをご紹介します。

企画・構成　表参道コピー塾
語り手　川島司　中川みちえ

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穀雨次候 4月25日(木)～4月29日(月)
霜止出苗(しもやみてなえいづる)

今回は「教えて日本の大事なことシリーズ　2024 葵祭講座」で得られることについて。
表参道コピー塾の「教えて日本の大事なこと」シリーズは、日本各地に伝わる伝統・伝承・芸能・神事などを通して、知っているつもりが、実は大きな勘違いだったことや、本当はそんな意味があったの？という驚き・ときめき・ひらめき・を、めきめき・きらめき・ざわめきの舞として、じぶんの深いところと結ばれていく学びのひとつです。

オンライン上の講義と実際現地に赴いてフィールドワークに近いスタンスで体験していただくハイブリッド型学習法です。
いいかえれば、「知識」と「体験」を「わたしの大事なこと」というフィルターで取り出し、かけがえのないわたし、いとおしいわたし、見違えるようなわたしと遭遇していただくメソッドです。

ご興味あるかたは「中川みちえ」まで、お問い合わせください。

2024葵祭イントロダクション.mp3

穀雨 初候 4月19日(金)～4月24日(水)

葭始生(あしはじめてしょうず)

今回は5月15日開催　講座「葵祭と葵の上」（仮】の

知っておくと便利な基礎知識編をご紹介します。

ここでの内容を一通り頭にいれて受講すると葵祭の中へとささっと入るこむことができるようになるし、葵祭を見学するひとも、「なぜ、それなのか」がわかるので、普段の数倍楽しむことが出来ます。

・葵祭（あおいまつり）は、毎年5月15日に下鴨神社と上賀茂神社で行われる祭事です。

・祇園祭（7月）、時代祭（10月）とともに“京都三大祭”のひとつです。

・葵祭は、約1400年前から続く祭で、6世紀頃、賀茂神の祟りによる飢餓疫病を鎮めるために行われた祭が起源と言われています。

・王朝行列「路頭の儀」（ろとうのぎ）は、平安絵巻のような風俗衣裳に身を包んだ人々が、京都御所から下鴨神社、上賀茂神社へと向かいます。

・行列が上賀茂神社、下鴨神社に到着すると、勅使の御祭文の奉納、東遊の舞の奉納など社頭の儀が神前で行われます。

ほか

企画・構成　表参道コピー塾

語り手　川島司　中川みちえ

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20240327【光る君へ】第1２話を終えて v3.mp3

清明末候 4月14日(日)～4月18日(木)

虹始見(にじはじめてあらわる)

８回〜１2回のまひろと道長のやりとりをトリガーにして、「男と女の間にある模様」について語ってみたいと思います。

こうした複雑に絡み合う男女の関係を、織物が織り成す模様にたとえることばが「人間模様」。

その模様はふたりのあいだに、そのときだけ存在する関係をあらわす紋様、シンボル。

深夜の廃墟での密会という特別な舞台によって、視覚や聴覚が敏感になり錯覚を誘発する。不明瞭な声や相手の顔から意味を読み取り、具体的な事象として認知してしまう。望んでいないことを、運命の赤い糸に導かれていると、勝手にあてはめてしまうのです。

ほか

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語り手　川島司　中川みちえ

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20240327【光る君へ】第11話「まどう心」v3.mp3

清明次候 4月9日(火)～4月13日(土)

鴻雁北(こうがんかえる)

●二人の密会、月明かりの廃屋は、10話の設定と同じ。

・前回の揺れるカメラ「ハンドヘルド」から今回は一転、固定カメラによるフィクス撮影。

・役者の動きに集中しやすく、安定した見やすい映像に仕上がっています。ている方向を、クリアに開いていきます。

●道長は立ち去り、一人、残されたまひろは涙を浮かべ、呆然とするシーン。

・引きのレンズで、去ってゆく道長、ぽつんとまひろをとらえることで、取り残された感じを空しさいっぱいに映像化しました。

・夢見る夢子ちゃんが条件を並べすぎて婚期を逃すケースは、現代でも観られる設定です。

・道長にキレられて、はじめて「身の程」を知ったまひろ。男からみると、子どもじみた面倒くさい女という立ち位置がよくあらわれています。

●一条天皇の即位式生首事件

『大鏡』によると、天皇の即位式を邪魔しようとする者によって生首が置かれたといいます。

ドラマでのこの場面をもう一度確認しておきましょう。

ほか

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20240327【光る君へ】第10回「月夜の陰謀」.mp3

清明4月4日(木)～4月8日(月)

二十四節気【清明】

物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり

七十二候

玄鳥至(つばめきたる)

つばめが冬の間暖かい南の国から日本へ飛来するころ。

第10回では、兼家（段田安則さん）は、道長たち一族を巻き込んで、秘密裏に

花山天皇を退位させ、孫の懐仁親王（やすひとしんのう）を擁立する計画を進めました。

その頃、まひろは、家に帰ってこない為時を案じ、妾（めかけ）の家を訪ねています。

そして帰宅したまひろのもとに道長からの恋文が届く。という展開。

・花山天皇退位の影の首謀者、安倍晴明。

・手持ちカメラをで、揺れや振動、臨場感が映像に収められた技法に注目。

・「愛があれば怖いものはない」道長と「好きだけど悲しい」まひろ

・『恋に逃げる道長』・『現実をみつめるまひろ』

・ここから「光る君へ」による、前提の完結がはじまりました。

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京都フリー写真素材

2024卯月のはなし.mp3

４月のはなし2024

・4月の和名は卯月（うづき）

・春から初夏に向けて環境が大きく変わる節目の月

・「爆弾低気圧」と体調の関係

・気分転換にYoutubeで「まんがにほんむかしばなし」で気持ちをゆるめる川島

・気分転換に乳児食づくりに没頭するみちえ

4月の浮世絵は、喜多川歌麿の「桃をむく母子」をピックアップ。

クルクルと長くなっていく桃の皮を見上げる子どもの表情、

ばたつかせる両足が愛らしい作品です。

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20240327光る君へ９遠くの国v2.mp3

春分末候 3月30日(土)～4月3日(水)

雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)

【光る君へ】第９回「遠くの国」

９回は、演出部門での神回でした。

この回では、盗賊の正体が直秀（毎熊克哉）ら散楽一座であることが判明し鳥辺野で殺されたとう回でした。

いまとなっては遠い昔の話のようで。「光る君へ」を取り上げるなら、もう少し収録頻度を上げる必要がありそうですね。

コマーシャルのようなフラッシュカットの連続でスピーディーな展開と省略の技で観る側を引きつける。

あいだいあいだで２分ほどの長回しで見る側を落ちつかせ、緩急つけながら鳥辺野の８分がこの回のメインテーマ。

うまく出来ていました。

★全シーンの解析

●９回は20秒〜30秒程度の短いカットの連続。

・直秀と道長

・道長と兼家

・倫子のサロン

・穆子（むつこ）と赤染衛門

・まひろと放免

・道長と検非違使

・道長とつながれたまひろ

●そして2分間の会話中心カット。

・道長とまひろ（廃屋）

・「なぜ直秀を検非違使に渡したの？」

・「そんなに信用ならない者たちを、大臣家では雇っているの？」

　ー道長様！もう三郎とは呼べない

・うちは土御門邸の近くなので（いろいろいわれる）

とまひろのセリフによって、状況解説が続いて

●場面変わって

・散楽たちの小屋で無事を願うしいたげられた人たち

・まひろと惟規（のぶのり）⇒父は高倉の女のところといとが告げる

・花山院天皇と道兼

・実資（蔵人頭）と帝から遠ざけられた義懐（公卿）

・そなたのはなしはくどい＝妻にも同じいわれる

・実資と妻桐（わしが公卿であれば）⇒日記に書けば

・兼家と詮子（あきこ）

●兼家一家で兼家と晴明の策略を開示）ー説明のための２分

●道隆・道兼・道長の会話２分

・牢獄の散楽師たち

・道長の大内裏での警備仲間との会話

・道長の従者百舌彦（もずひこ）とまひろの従乙丸の１０秒程度の会話

・雲に隠れる太陽インサート

・道長と牢獄門番との会話⇒どこへ向かった！⇒鳥辺野

・鳥辺野に連れて行かれ殺される散楽師たち

●殺される散楽師たちを埋葬する道長とまひろ

・にぎししめられた土を落として扇子を握らせる

約８分の長回し　飛び立つカラス・帰るふたり

・御所での怪奇な現象

・晴明と花山院天皇の１分程度の会話

・まひろの家　出発する弟惟規（のぶのり）２分程度

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