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May 06, 2021ねずみの嫁入り東北地方のむかし話。昔の人々は、ネズミを特別な動物と見ていました。沖縄では、ネズミをウェンチュ(上の人)と言い、浄土から来たものとしていました。また、ネズミを大国様の使者と考えて、お正月には餅を与えて、その食べ方でその年の豊作を占う地域もありました。...more12minPlay
May 05, 2021ナイチンゲールと皇帝童話の王様、アンデルセンの名作の一つに挙げられる、美しい一編です。これは、スウェーデンのナイチンゲールと呼ばれた歌姫、イエンニィ・リンドとの巡り逢いから生まれたお話と言われています。アンデルセンの素朴で清純な気持ちが込められていますね。アンデルセンはこの小さな灰色の鳥が大好きで、このお話の他にも登場させています。慰めと望みのために、そして私の歌を宝としてくださる人々のために歌います。このナイチンゲールの言葉は、そのままアンデルセンの言葉のように聞こえませんか?...more13minPlay
May 03, 2021いわなの怪福島県のむかし話。このお話は昔話と言うよりも、伝説的なお話で、主に東日本に分布しています。岐阜県益田郡萩原町では、僧が団子を食べたというので、その淵を『団子淵』と名付けたという、地名由来の伝説となっています。柳田國男氏は、このお話を、山椒の樹皮から取った液を流して魚を獲る『からかわ流し』が遊行の法師である『ぼさま』によって伝えられたものであるためと推測しています。...more11minPlay
May 02, 2021こうのとりになった王さまドイツの作家ハウフの有名な一編です。ハウフは、およそ200年前24才の若さで亡くなりました。作品の数は少ないのですが、アンデルセンやグリムと並び、称されています。お話が生き生きしていて面白いので、今でも新しく出たばかりの本のように読まれ続けています。ハウフはドイツが生んだ、お話の天才と言えるでしょう。『こうのとりになった王さま』はハウフの作品の中で最も有名ですが、他に『小さいムクの話』や『シュペッサルトの宿屋』などがあります。...more12minPlay
May 01, 2021そら豆の黒いすじ中部地方のむかし話。お伊勢参りに行くというモチーフは、動物昔話や笑い話にも多く使われます。自由に村から出られない江戸時代の人々にとって、お伊勢参りは一生の夢でした。豆・炭・藁にも人間社会と同じことがあるとして語った、昔の人々の優しい心を汲みたいものですね。...more12minPlay
April 30, 2021大沼池の黒竜長野県のむかし話。この伝説が生まれた黒姫山は、長野県北部にある標高2,053mの美しい山です。古代の人々は、天地異変を自然現象として捉えず、神の仕業、竜神の怒りとして、恐れていました。この伝説は、洪水に苦しみ、治水を願う村人の心と、領土の娘の悲劇が結び付けられ、美女の人身御供伝説となったのでしょう。今も信州中野では、『黒姫伝説』にちなんで、毎年7月19日と20日に祇園祭が行われ、この日に黒姫が年に1度だけ里帰りをするとしています。この時期には、必ず黒姫山から中野にかけて、黒雲がたなびき、涙の雨が降ると言われています。...more13minPlay
April 29, 2021アンクル・トムの小屋ストウ夫人によって書かれた『アンクル・トムの小屋』と言えばあまりにも有名ですね。ここに紹介するのは『イライザ編』です。可愛い我が子ハリーを守ために、人買い商人から逃げるお母さんのイライザ、迫り来る追っ手の前で、氷の川を渡る場面には、心が軋みます。ストウ夫人もたくさんの子どもたちに恵まれたお母さんでした。ストウ夫人は、自分の経験から、深い愛情を持って、母と子の気持ちを見事に描いています。このお話には、難しく言うと、自由と平等ということが書かれています。そのため、この本が出た時、大反響が起こったということです。そして奴隷解放のために始まった南北戦争も、実はこの本によるところも大きかったというのは、あまりにも有名です。真の名作は、歴史をも動かすのですね。...more12minPlay
April 29, 2021はなたれ小僧さま熊本県のむかし話。龍神様からの授かり物は、醜い小僧の他、子犬というのもありますが、小僧の姿をしているのは、神霊が少童の姿を持っている、という信仰から来ています。また、富や宝は海の彼方の常世からもたされる、という信仰が、話の根底に流れています。...more12minPlay
April 28, 2021宝島全ての少年たちを夢中にさせた、スチーブンソンのあまりにも有名な名作です。1881年、スチーブンソンは、自分の息子が一枚の地図を描いているのを見つけました。スチーブンソンはそれに『宝島の地図』と名付けて、山や川や入江を描き入れました。これが名作『宝島』の始まりと言われています。宝島に隠された財宝、それを巡る人間同士の争い、出会いがあり、死があり、裏切りがあります。スチーブンソンは、全ての登場人物に、人間らしい性格を与えました。その性格は、現在でも『英国で最も健康な精神』と高く評価されています。このような素晴らしい冒険を書いたスチーブンソンは、常に病気と闘う一生であったそうです。『宝島』は彼の憧れと夢がえがいた物語かもしれませんね。...more12minPlay