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April 16, 2021ジャックと豆の木イギリスでは、人口の大部分がアングロ・サクソン系民族で占められていますが、この民族は歴史的に新しいので、昔話というものはあまりありません。『ジャックと豆の木』は、その数少ない中の一つで、勇敢で現実的なこの民族の気質をよく表しています。このお話の元は、北欧のイグドラシル神話から来ていると言われています。その神話によると、宇宙を支えるオオトネリコの木があり、その枝は全世界を覆い、その頂には鷲、その根には蛇がいて、両者の間をリスが走り回って争いを起こさせることになっています。そして、クリスマス・ツリーの起こりも、この神話から来ていると言われています。...more13minPlay
April 15, 2021たにし長者岩手県のむかし話。昔の人たちは、タニシは水神様の使いだとしていました。水神様は、田の神様と関係が深かったのです。またタニシは、わらべ歌や踊りにもなっています。田で待っているようなタニシに語らずにはいられなかったのでしょう。...more11minPlay
April 15, 2021ドラキュラルーマニア、トランシルバニア地方の伝説ですが、ヨーロッパの各地にこのような不気味な伝説が残っています。ドラキュラが蝙蝠に変身するのは、吸血蝙蝠からの発想かもしれません。しかし、この恐ろしい化け物にも弱みがあり、光、鏡、ニンニクの花などが苦手で、中でも十字架と来たらどうしようもないのです。キリスト教の世界では、それが当然なのでしょう。...more11minPlay
April 14, 2021地獄のあばれもの埼玉県のむかし話。昔から、嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるぞと言われました。このお話の登場人物は、医者、山伏、鍛冶屋のトリオでうまく仕組まれています。この中の誰が欠けても、このお話は失敗に終わります。このお話を通して『お前も持ち味を活かせよ』と言っているのでしょうか。それとも『どんな困難にぶつかっても、へこたれずに向かって行け』と言っているのでしょうか。...more13minPlay
April 14, 2021がちょう番の娘従順だった腰元が、お姫様と二人きりになると豹変する、なんと悪どい事でしょう。ここでは、この悪どい腰元は、魔女ということになっていますが、グリム童話では、普通の娘なものですから、尚更に恐ろしいお話となっています。...more14minPlay
April 13, 2021びんぼう神と福の神東北地方のむかし話。働いても働いても、貧乏から抜けられなかった昔の人たちは「いっそのこと貧乏神と手を組んでしまおう」という昔話を、たくさん語って来ました。貧乏を笑い飛ばし、自分を励まして来た昔話です。昔の人たちは、その笑いを大切にし「笑う門には福きたる」とか「笑って損した者なし」という諺を作って来ました。...more9minPlay
April 13, 2021ヘンゼルとグレーテルグリム童話の中の代表的なお話。このお話の背景になっているのは、干ばつによる農民たちの苦しみです。実際、大昔にはしばしばこのようなことがあって、ちょうど日本の姥捨伝説のように、飢えに苦しんだ一家では、老人や子どもを森に捨てるようなことが、あったのかもしれません。このような話は、日本だったら子どもに聴かせるには忍びない、陰惨な話になってしまいがちですが、ここでは、森で子どもたちがお菓子の家に出会うという素晴らしい転換になり、そこに子どもたちを食う魔女がいるという設定になっています。これもずい分恐ろしい話ですが、ヘンゼルとグレーテルが機智を働かせて自分たちの命を救い、おまけに魔女の宝物まで奪って来るという結末が、何とも楽しいのです。オペラの名曲にもなっているお話です。...more11minPlay
April 12, 2021ぶんぶく茶釜人々に福を分け与える茶釜というので、分福茶釜と書き、江戸時代の赤本になって親しまれて来ました。昔、茂林寺でたくさんの人たちが集まったので、お茶を出そうとしましたが、茶釜が足りなくて困りました。すると、和尚さんが一つの立派な茶釜を持って来て「これは八つの服を授ける茶釜、それで分福茶釜と言う」と説明したと言います。茂林寺には、狸にあやかって八百八の狸の置物が奉納されています。...more14minPlay
April 11, 2021孫悟空 その2『西遊記』が発刊されたのは明の時代で、作者は呉承恩(1500-1582)と言われています。彼は、江蘇省淮安の生まれで、幼い頃から学問に優れ、地方の役人になりましたが、上役とそりが合わず7年間で勤めを辞めて、郷里に戻り、好きな詩や文章を作ったり、詩人仲間と付き合ったりして暮らしていました。『西遊記』は彼が70才の時の作品と言われています。仏典、歴史、伝説、民話など彼の学問を活かして、想像力と機智とユーモアを十二分に発揮して玄奘伝説を集大成しました。全編百回の大作ですが、この物語の面白さは三蔵法師を取り巻く3人の従者、悟空、八戒、悟浄の欠点だらけの、しかしそれ故に明るくユーモラスな性格にあります。この3人が三蔵法師を守って81の災難をくぐり抜け、天竺(インド)へ行くまでが描かれています。...more11minPlay
April 11, 2021孫悟空 その1今から1300年ほど前、中国が唐と呼ばれていた時代、玄奘という僧がいました。学問熱心な彼は各地で高僧について仏教を学びましたが、僧たちの教えは一人ひとり違っていて、どれが正しいのかわかりません。そこで玄奘は、真の仏教を知るためには発祥地のインドへ行ってみるより仕方ないと考えるようになり、仲間の層と共に政府にインドに行くことを願い出ましたが、許されません。そこで玄奘は国法を犯して、一人でインドに向かって出発しました。新疆を越え、アフガニスタンのバーシャンからガンダーラを越え、釈迦のゆかりの地に着くまで4年もかかりました。こうしてインドの各地で仏教の研究に努め、645年故国の長安にたどりつきました。この時の旅行記を、『大唐西域記』と言いますが、この本が、『孫悟空』の原作『西遊記』の母体なのです。...more12minPlay