先日、NPO法人soarが開催した2日間のイベントsoar conference2020にて、「<組織>と関わり」をテーマにしたセッションで、株式会社ツクルバ代表取締役の中村さんと登壇した安斎。そこで「共在感覚」とideariumキャストの話になった。共在感覚とは、集団とかコミュニティが「一緒にいる」と感じられる感覚のこと。それがどうやって生まれるのかという点に興味がある。あるアフリカの民族では、朝、村長が広場に「腹が減った!」などと叫ぶだけで、それを聞いた村の人たちは「今日は村長にすでに会った」という認識になり、午後などに村長を見ても挨拶しないと言う。ここから、私たちと彼らの共在感覚が少し異なっていることがよくわかる。今年3月に資本業務提携をし代々木に共同でビルを借りたミミ&グリであるが、コロナのせいで基本的にリモートワークになってしまっており、全員で一同に介したことが一度もない。そんななか、このideariumは意外と社内メンバーがこっそり聞いてくれている。これは、アフリカの村長が村の中心でどうでもいいことを叫んでいることと同じではないだろうか?リモートでオフィスが共有できないなかで、社内ポッドキャストの配信は共在感覚を生むための1つの手段となり得るのではないか。