リジョイス聖書日課

リジョイス聖書日課

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リジョイス聖書日課 episodes

  • 野獣と一緒におられた主(マルコによる福音書 1章)
    イエスは40日間そこにとどまり、サタンから誘惑を受けられた。その間、野獣と一緒におられたが、天使たちが仕えていた。
    (マルコによる福音書1章13節)
    天からの召命の声を聞かれた主イエスは、聖霊によってすぐに荒野へと送り出され、サタンからの誘惑を受けられました。どのような誘惑だったのか。それは「野獣と一緒におられた」という言葉から推察できます。
    詩編73編22節には「わたしは愚かで知識がなく、あなたに対して獣のようにふるまっていた」との告白があります。野獣とは人間性を失った人間の象徴ということができるのです。
    神を知らず、神に敵対し、愛を見失い憎しみ合い傷つけ合う人間たち。それは私たち自身の姿です。私たちは誰もが皆、自分の中にある野獣性に苦しめられ、同時に野獣のような人びとに囲まれ苦しめられています。
    しかしそのただ中にイエスは身を置いてくださいました。神は、野獣の住むこの世の中を、神が共にいるところとしてくださったのです。この世は見捨てられず、神の希望の場所となりました。神を知り神と交わり、人間同士が互いに愛し合うことができるところとなったのです。
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  • 分断を越えるために(創世記 11章)
    主は彼らをそこから全地に散らされたので、彼らはこの町の建設をやめた。こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである。
    (創世記11章8節~9節)
    互いに理解しあえないという悲しみ…。たとえ同じ言葉を使っていても、バラバラな主義・主張がぶつかるばかりで、話が通じない。この21世紀という時代は、そういう「分断」の悲しさを、ことのほか強く思わされます。そういう争いと混乱は、このバベルの塔の出来事以前にはなかったのでしょうか。
    それ以前は、人間は一つの言葉を話していました。しかし、「神などもはや必要ない」という自信と傲慢においてひとつになった人間の一致団結は、どれだけ高い塔を作ることができても、やがては必ず滅びにいたります。高ぶった者同士は、互いに競いつぶしあいます。全体主義の愚かさということも思い出してください。
    人間のあるべき一致は、神の御心における一致です。おごり高ぶったバベルの人びととは対照的に、主イエスは、へりくだりの道を歩まれました。この主に従い、主にならうのです。神の御前で真に砕かれ、悔い改めた者たちだけが互いに尊敬し合うことができます。真の一致と平和は、そこからしか生まれません。
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  • 虹の契約(創世記 9-10章)
    「雲の中に虹が現れると、わたしはそれを見て、神と地上のすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた永遠の契約に心を留める。」
    (創世記9章16節)
    大洪水の後、神は契約を立て、その契約のしるしとして虹を見せてくださいました。ここでは、契約を「結ぶ」ではなく「立てる」と言われ、神の側からの約束の確かさが際立って示されています。この被造世界をどう扱うかは、創造者であり主権者である神の一存で決まります。その神がまったく自由に立ててくださる恵みと憐れみの約束。人間の側からは決して要求することができない、この約束によって全生命は支えられているのです。
    虹のしるしで思い出したことがあります。ある方の葬儀の時でした。式が終わった時に、大きな虹が出たのです。それを見て、ご遺族の未信者の娘さんと、その友人である教会の姉妹とが抱き合って泣かれました。姉妹は、ノアの契約の虹を思い出したと言います。わたしも、神の憐れみについて考えました。
    この地上で生きて、そして死んでいくすべての人間の営みを、神は、深い憐れみをもって見つめ、ご自身のもとに招き続けておられるのだと悟らされ、胸が熱くなりました。
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  • 二度とすまい(創世記 8章)
    主は宥めの香りをかいで、御心に言われた。
    「人に対して大地を呪うことは二度とすまい。人が心に思うことは、幼いときから悪いのだ。わたしは、この度したように生き物をことごとく打つことは、二度とすまい。」
    (創世記8章21節)
    「ノアは主のために祭壇を築いた」(20節)。箱舟から出たノアが最初にしたことは神礼拝でした。そのノアの姿に、あるべき創造世界が象徴されています。それは人が正しく神を礼拝して生きる世界です。人間は神を礼拝するために創造され、礼拝することで、本来の尊厳を取り戻します。礼拝が失われた世界の造り直しこそが洪水の目的でした。
    この礼拝を受け入れて、神はご自分に言い聞かせられます。「二度とすまい」と。これは神の恵みの決定です。洪水によって、これまでの悪を流すことはできました。しかし、またすぐに悪くなります。人の心は悪に傾いているからです。外側の汚れを落としても、内側から汚さがしみだしてきます。これを清めるためには、裁きと呪いではダメです。赦しと癒やしが必要です。神は愛をもって辛抱強く人間を清めていく忍耐の道をここで選んでくださいました。
    残念ながら私たち人間は、神が大地を呪わないと言ってくださったのに、自ら大地を軽く扱い、滅びを引き寄せています。神の忍耐を無にしないでいたいものです。
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  • 新しい創造のための滅び(創世記 7章)
    地上で動いていた肉なるものはすべて、…ことごとく息絶えた。乾いた地のすべてのもののうち、その鼻に命の息と霊のあるものはことごとく死んだ。地の面にいた生き物はすべて、…ぬぐい去られ、ノアと、彼と共に箱舟にいたものだけが残った。
    (創世記7章21節~23節)
    洪水が始まりました。「この日、大いなる深淵の源がことごとく裂け、天の窓が開かれた」(11節)。天地創造の際に、光の創造にはじまる神の御手の業によって、「深淵=混沌の海」が制御されました。しかし、それが裂けて氾濫したのです。神が抑えていた手をのけてしまわれました。それは、怒りに我を忘れられた神の全面放棄ではなく、罪の極まった世界をもういちど造り直すという、創造のやり直しです。地上の悪に大なたをふるう決断をされたのです。それは、新しく生かし、希望をつなぐためです。
    それは再び初めを与えるための終わりでした。すべてはぬぐい去られましたが、箱舟にいた者たちを神は残してくださいました。神は彼らを通して、新たな世界を始めてくださいます。
    私たちもノア同様、決定的な破滅が与えられた後の生き残りです。その破滅とは、主イエスの十字架です。神は、全人類の滅びと引き換えに主イエスを死に渡されました。その死によって、生かしていただいた命です。それは私たちがこの新しい命をもって新しい世界を建て上げていくためなのです。
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  • キリストの豊かさ(エフェソの信徒への手紙 3章)
    神は、その力を働かせてわたしに恵みを賜り、この福音に仕える者としてくださいました。この恵みは、聖なる者たちすべての中で最もつまらない者であるわたしに与えられました。わたしは、この恵みにより、キリストの計り知れない富について、異邦人に福音を告げ知らせており、
    (エフェソの信徒への手紙3章7節~8節)
    パウロは、「伝道者」としての働きが自らの使命であることに揺らぐことのない確信を持っていました。それは、自分の能力や才能に自信があったからではありません。むしろ、誰よりもその資格がないことを十分に心得ていました。
    神の御前に、自分は「罪人の中で最たる者」(1テモ1章15節)と告白したパウロは、ここで「最もつまらない者であるわたし」と記し、「神は、その力を働かせてわたしに恵みを賜」ったと、記しています。罪を深く自覚するパウロは、神の恵みと力がなかったならば、わたしはこのようにはなれなかったと言うのです。パウロは、神が福音宣教者としての力を備えてくださった恵みを、ただただ驚きをもって記します。
    私たちの伝道も、自分で計画し、自分で行う働きなのではありません。神の永遠のご計画に基づくものです。この事実を思う時、私たちに託された神の救いの働きがどんなに栄光に富んだものであり、宣べ伝える福音が、どんなに計り知れないキリストの豊かさ(富)であるのかがわかります。
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  • 神に従う無垢な人(創世記 6章)
    これはノアの物語である。その世代の中で、ノアは神に従う無垢な人であった。ノアは神と共に歩んだ。
    (創世記6章9節)
    「神に従う無垢な人」とは非のうちどころのない高潔な義人というよりも、神に命じられるがまま、不器用なまでに従順に生きる人という感じではないでしょうか。
    ノアはほとんど話しませんでした。ですから、彼がどんな人物なのか、よく分かりません。ただ特徴的なのは、「神が命じられたとおりに果たした」ということです(22節他)。晴れ上がった空の下で、海もない所に大きな箱舟を造りなさいという不可思議な命令に、彼は文句も言わず、従いました。
    「ノアは神と共に歩んだ」。神との二人三脚。呼吸を合わせて、神の思いをわが思いとして歩みました。そして彼は「主の好意を得た」。この「好意」と訳された言葉は「愛する者に体が傾く、身を乗り出すこと」からきた言葉とも言われます。洪水前夜の神は、地上に人間の悪が増していくのに心痛められ、もう気が気でならないで身を乗り出しておられるようです。
    そのような神の恵みの思いを、悪しき時代の中で、ただ一人だけ素直に受け止めた純朴な人。主イエスもまた、そういうお方でした。
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  • 人類の試練と希望(創世記 4-5章)
    再び、アダムは妻を知った。彼女は男の子を産み、セトと名付けた。カインがアベルを殺したので、神が彼に代わる子を授け(シャト)られたからである。
    セトにも男の子が生まれた。彼はその子をエノシュと名付けた。主の御名を呼び始めたのは、この時代のことである。
    (創世記4章25節~26節)
    兄カインが弟アベルを殺すという人類最初の殺人は、親であるアダムとエバの深い悲しみとなり、人間が味わう大きな試練となりました。アベルは失われ、カインも「さすらう者」となって失われました。広がっていくはずの祝福の歴史が、この事件から失われたのです。これはもうどうすることもできません。神が、憐れんでくださらなければ…。
    そのようにして打ちひしがれているアダムとエバを主は憐れみ、新たな子を与え、新しい歴史を始めさせてくださいました。セトという名からは、「神がこの愚かな私たちに授けてくださった…」という、深い感謝と、悔い改めの響きが聞こえてきます。そして、そのセトの子であるエノシュの時代に、人々は「主の御名を呼び始めた」と伝えられています。
    人間が文化の発展とともに傲慢になり、いよいよ己の力を過信していくカインの系譜の歴史が描かれる一方で、このような、神へと思いを向けた人たちの歴史が始まったことをも聖書は伝えます。ここに、世界の希望があるのです。
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  • 神を信じ切れない弱さ (創世記 3章)
    蛇は女に言った。
    「決して死ぬことはない。それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」
    女が見ると、その木は…賢くなるように唆していた。女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。
    (創世記3章4節~6節)
    エデンの園で、人は何不自由なく、何の疑いもなく、神の愛に包まれて暮らしていました。自由な愛において、純朴に神を信頼し、神との約束を大切にして生きていました。
    しかし、そういう「神と共に生きる人」を皮肉に見つめる世慣れた蛇が「本当にそれでいいの?」と揺さぶりをかけてきます。それは、神の愛を疑わせるものでした。結果、人は、神の言葉より蛇の言葉を信じ、神と人との蜜月は破局を迎えました。
    「神との約束を守っていては、本当の幸せを手に入れることはできないのではないか?蛇の言葉のほうがより現実的で人間的ではないか?」という疑いや傲慢は、私たちの内にもあります。そういう思いで善悪の知識の木の実を見つめた時、今まで気にもしていなかったものが、おそろしく魅力的に思えたようです。神を裏切ることは、いつでも魅力的に思えるのです。
    神はそのような人の裏切りに、「何ということをしたのか」(13節)と、激しく怒られました。怒ったり、悲しむのは、本気でその人を愛しておられるからです。
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  • 神が用意してくださったもの(創世記 2章)
    神が用意してくださったもの
    (創世記2章16節~17節)
    人は神によって、土の塵から造られました。それゆえ人間は、決して神と同じではありません。土の塵にすぎないものであって、高ぶってはならないのです。しかし人はまた、被造物の中で唯一、神のかたちとして造られた尊厳ある存在であって、「神に僅かに劣るもの」とさえ、聖書に示されています(詩8編)。
    神は人間をそのような尊厳ある存在として、まことに大切に取り扱い、エデンの園に住まわせてくださいました。そこは、神が人と共に過ごすために用意してくださった、甘く満ち足りた場所でした。その美しい園を耕し守って、ますます喜びの場所に整えていくということも、人間に期待してくださいました。
    それは決して奴隷の労働ではありませんでした。神が人間に用意してくださったのは完全なる愛の関係でした。愛とは自由なものです。神は私たちに、自由な自分の意志で、神との約束を守ることを求められました。それが人に求められた神への愛でした。
    そうしてなされたのが、16、17節にある最初の「契約」でした。
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リジョイスは「日本キリスト改革派教会 教育機関誌委員会」が毎月発行している機関誌です。リジョイスには聖書日課が用意されており、日替わりで聖書のみことばと解説が紹介されています。

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