リジョイス聖書日課

リジョイス聖書日課

By RCJメディアミニストリーReligion & SpiritualityChristianity
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リジョイス聖書日課 episodes

  • 父の背に負われて(イザヤ書 63章)
    彼らの苦難を常に御自分の苦難とし
    御前に仕える御使いによって彼らを救い
    愛と憐れみをもって彼らを贖い
    昔から常に
    彼らを負い、彼らを担ってくださった。
    (イザヤ書63章9節)
    イザヤ書の終わり近くでも、主の民の苦しみはなお続きます。捕囚は終わりました。けれども長い苦渋と嘆きの後に来るのは、疲労と虚脱、自分はいったい何者かという不安です。
    民は自分が陥った苦境を、自らの罪と不従順に結びつけず、新たな不従順に心を委ねようとします。自分たちの悩みに、主は無関心なのではないか。この厳しい状況の中で、主は、イスラエルの主であることから身を引いておられるのではないか。身勝手な言い分です。しかし私たちも、自分の苦難を「不運」と感じ、神の親切と配慮を疑い、自らの霊的責任を棚上げにすることが多いのです。
    預言者は、神がイスラエルを「子」として選んだ恵みに縋り、神を「父」と呼ぶ信仰に立ち帰ります(8節、16節)。この父と子の絆の中で、主の民はすべてのつぶやきに終止符を打たねばなりません。父は子らの苦難を「御自分の苦難」とされます。苦しみつつ、自らを低くする神です。父の背に負われて歩んだ歴史を、思い起こしてごらんなさい。一年の終わり近い日々、私たちも、主に担われた恵みを心に刻みます。
    4 min
  • ホサナ(詩編 118編)
    家を建てる者の退けた石が
    隅の親石となった。
    これは主の御業
    わたしたちの目には驚くべきこと。
    (詩編118編22節~23節)
    この詩の「どうか主よ、わたしたちに救いを」(25節)という言葉は、原文では「ホシア・ナー」で、これは主イエスのエルサレム入場の時に、民衆が叫んだ「ホサナ」という言葉と同じです。この詩は交唱歌というジャンルで、指揮者と会衆、あるいは行列してきた巡礼とそれを迎える祭司とが交互に歌う節によって構成されています。
    「解き放たれた」、「包囲する」、「激しく攻められて」、「城門を開け」という言葉から捕囚からの帰還、神殿再建が背景として考えられます。神殿再建時には望外の喜びの中からこの叫びが興ったことでしょう。
    「家を建てる者の退けた石が隅の親石となった」という驚きは、イエスのメシア職の証拠聖句としてイエスの弁証に用いられます。「正義の城門」が開かれるためには「主の御名によって来る人」すなわちメシアが到来して、その戸を開かねばなりません。
    主が来られ、光が神殿に満ち、私たちはその光を喜び、献身の心を祭壇まで運び、感謝をささげます。喜びの今日、主の日の礼拝。私たちも「ホサナ」と叫んで、この方を迎えましょう。
    4 min
  • イエスとは誰であるか(ルカによる福音書 3章)
    イエスが宣教を始められたときはおよそ三十歳であった。イエスはヨセフの子と思われていた。
    (ルカによる福音書3章23節)
    これはルカによる福音書に書かれているイエスの系図の書き出しです。マタイとルカの福音書に記された系図は違った書き方がされています。マタイは旧約聖書の預言の実現として、それに対してルカは地中海世界に住む人たちを念頭に置いて書いています。
    ルカの系図はヨセフからさかのぼり、アダムを経て神に至ります。これはマタイのように旧約に預言されていたメシアというより、イエスとは誰であるかということを伝えたいと考えてのことでしょう。
    イエスが全世界の救い主であることを知るためには、すべての人がイエスを救い主として受け入れることができるような書き方が必要です。それでルカはイエスの系図を、イエスがヨルダン川で洗礼を受けた出来事の後に記しました。「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」(22節)。
    この天から声があったということから、イエスは神の子であり、すべての人の救い主として来られたことを強調しています。ルカはこのことによってイエスとは誰であるかを語っているのです。
    4 min
  • 神の栄光と人の平和(ルカによる福音書 2章)
    すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。
    「いと高きところには栄光、神にあれ、
    地には平和、御心に適う人にあれ。」
    (ルカによる福音書2章13節~14節)
    天使が救い主イエス誕生の夜、羊飼いに告げるメッセージは神への栄光と人への平和でした。この二つの言葉が神と人に最もふさわしい賛美であると天使は告げています。賛美とは神に対する信仰の応答です。救い主イエスの誕生は神の栄光を現し、地上では人間のための平和をもたらす出来事です。
    栄光とは神が具体的な形をとって現れることを意味し、平和は救い主から与えられる平安のことです。救い主イエスの誕生によって、神はご自身を明らかにしてくださいました。そして、御心に適う人に平和が与えられます。御心に適う人とは、羊飼いたちのように天使が伝える神の御心に応えていく人のことです。羊飼いたちは救い主誕生の告知を聞いて驚き、そしてその驚きは救い主への礼拝となります。
    救い主到来の知らせは、礼拝という出来事となります。これは神からのメッセージを聞いた者がとるべき最もふさわしい応答です。そして主の日の礼拝は、そのたびごとにクリスマスの出来事への信仰の応答になるのです。
    4 min
  • 神に対する信仰と信頼(ルカによる福音書 1章)
    マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」
    (ルカによる福音書1章38節)
    ルカによる福音書に描かれているクリスマス物語は、ザカリアの不信仰と対照的にマリアの信仰について語ります。
    まず、マリアのところに天使ガブリエルが遣わされ、「おめでとう、恵まれた方」と語りかけます。戸惑うマリアに対して、天使は「あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい」と告げます(31節)。
    これを聞いたマリアの驚きは次の言葉に表れています。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに」(34節)。ただし、これはザカリアが天使の言葉を疑ったのとは違います。夫がいないのに子どもが生まれるはずはないという事実を述べたものです。そのようなマリアに、天使は「聖霊があなたに降り…生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる」と告げます(35節)。マリアはこの言葉を受け入れました。
    救い主イエス・キリストの誕生は、マリアの神に対する信仰から始まります。
    「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」。神の言葉への信頼が、クリスマスのわたしへの訪れを確かなものとしています。
    4 min
  • 働き続ける主と共に(イザヤ書 62章)
    エルサレムよ、あなたの城壁の上に
    わたしは見張りを置く。
    昼も夜も決して黙してはならない。
    主に思い起こしていただく役目の者よ
    決して沈黙してはならない。
    また、主の沈黙を招いてはならない。
    (イザヤ書62章6節~7節)
    捕囚の苦しみを解かれ、都エルサレムの再建という歴史の節目に、預言者は焦点を当てています。人々は深く傷つき、疲れ果てています。けれども、荒廃したエルサレムを「シオン」という美しい名で呼ぶとき、イスラエルの民の心は喜びと慰めに満たされたに違いないのです(1節)。
    エルサレム再建は、捕囚からの解放という歴史の一点だけでなく、エルサレムが「新しい名」を冠せられる終末の時も視野に入れています。終末に向かう救いの歴史。神の国完成を目指す奉仕と献身。その大切な使命を担うのは、キリストの教会です。教会は、救いの城壁に置かれた「見張り」、「主に思い出していただく役目の者」です。
    求められているのは、怠惰な沈黙に陥らないことです。祈りと賛美を絶やさぬことです。教会の沈黙は、「主の沈黙」さえ招きかねないからです。主は、イザヤの時代も今も、民の苦難と苦闘を思い出してくださいます。主イエスの誕生こそ、神の記憶の結晶、主が沈黙を破られたしるしです。誕生した御子イエスは、やがてエルサレムで罪と死への勝利を得、新しいエルサレムの基礎を完成します。
    4 min
  • 民よ、今こそ喜べ(イザヤ書 61章)
    主はわたしに油を注ぎ
    主なる神の霊がわたしをとらえた。
    わたしを遣わして
    貧しい人に良い知らせを伝えさせるために。
    打ち砕かれた心を包み
    …
    つながれている人には解放を告知させるために。
    (イザヤ書61章1節)
    イザヤ書が描く救いの道筋は、大きく長い弧を描くように進みます。イスラエルの民は、バビロンからの解放を経験します。しかしそれは、決してすべての問題の解決ではありません。人間の苦しみを終わらせるのは人間自身ではありません。神による介入、神への徹底した明け渡しが必要です。
    神による介入は、歴史を人間の次元から神の次元へ、と引き上げます。主による油注ぎを受けた方、神の霊によって捉えられた方、つまり神からのメシア(油注がれた者)が、救いの歴史に新しい次元を開きます。神ご自身がメシアに油を注ぎ、神の霊を宿らせ、神の徹底した介入なしには決して救われることのない世界に、メシアを「遣わ」されます。
    それがクリスマスの恵み、降誕節の奇跡であることは言うまでもありません。まさしく、神は独り子を与えるほどに世を愛してくださいました。独り子を信じる者が、滅びをまぬかれて永遠の命を得るためです。こうして、貧しい人は良い知らせを聞き、「打ち砕かれた心」は包まれました。飼い葉桶に眠る神こそ私たちの希望です。
    4 min
  • 主は輝いておられる(イザヤ書 60章)
    見よ、闇は地を覆い
    暗黒が国々を包んでいる。
    しかし、あなたの上には主が輝き出で
    主の栄光があなたの上に現れる。
    (イザヤ書60章2節)
    地上を旅する神の民の歩みから闇が一掃されることはありません。いま味わっている悩みと嘆きはいつ終わるのだろうかとの疑問は、教会とキリスト者を悩ませ苦しめます。人間の目に映る限りでは、「暗黒が国々を包んでいる」現実は、21世紀の日本も、同じように思えます。
    イザヤの預言は、失意と落胆の中で将来への希望を失うかに見える神の民への、普遍的な命令であり激励であり教育です。「起きよ、光を放て」(1節)。これが命令です。「おののきつつも心は晴れやかになる」(5節)。これが約束です。教会は、このような命令と約束のもとで、繰り返し立ち上がり、憂いに満ちた心に、晴れやかな喜びの満ちる経験を重ねてきました。おののきながらも、心は晴れやかにされるのです。
    命令、激励に加えて、神の民への教育の言葉も豊富です。特にここでは「しかし、あなたの上には主が輝き出で」に目を留めます。信仰は、「しかし」という言葉を合図に踏みとどまる決断です。大胆な「しかし」が神の御許から訪れました。この「しかし」が、クリスマスを晴れやかな光に包んでくれます。
    4 min
  • 福音は全世界へ(詩編 117編)
    すべての国よ、主を賛美せよ。すべての民よ、主をほめたたえよ。主の慈しみとまことはとこしえにわたしたちを超えて力強い。ハレルヤ。
    (詩編117編1節~2節)
    この詩は詩編全体の中で最も短いながら、その内容はまことに壮大なものがあります。すべての国だけでなく、すべての民が、それぞれの言語で、主をほめたたえる。ここにはマクロとミクロの両方が視野に入っています。
    世界の言語数は約7千語ですが、そのうち聖書全巻が翻訳されたのは531言語、新約聖書は1329言語、そのほか部分訳(分冊)などを合計すると2883言語です(2014年世界ウィクリフ聖書翻訳協会資料)。
    ウィクリフ聖書翻訳協会によれば、世界には文字を持たない民族がたくさんあり、このような世界に聖書を届けるためには、まず宣教師がその民族と長年にわたって生活を共にし、彼らの言語を聞き取って文字化する必要があります。その文字を教えて、初めて聖書をその言葉に翻訳して伝道するのです。何とも気が遠くなるような長い地道な、忍耐強い働きです。
    彼らの熱心はどこから来るのでしょうか。それは「慈しみとまこと」に富む「主」がおられることを知らせたいからです。私たちも今日、この方を礼拝し、証ししましょう。
    4 min
  • 信仰の勝利者(使徒言行録 28章)
    ローマからは、兄弟たちがわたしたちのことを聞き伝えて、アピイフォルムとトレス・タベルネまで迎えに来てくれた。
    (使徒言行録28章15節)
    パウロは暴風を逃れ、マルタという島で助かりました。しかし、パウロはこの島で蝮にかまれて、死ぬと思われましたが、何の害も受けませんでした。主はこのような奇跡を起こし、パウロを救われました(マコ16章18節参照)。それは主ご自身がなさろうとするローマでの異邦人宣教の道を開くためでした。
    生き残ったパウロはやがてローマに着きました。すると、ローマの兄弟たちがアピイフォルムとトレス・タベルネまで迎えに来ました。このアッピア街道はローマの将軍が戦争に勝利したことを、群衆が熱烈に歓呼する道です。本文でも王や将軍を迎えるときに使われる単語が使われています。まさに凱旋する王や将軍の統治が始まろうとしています。
    パウロは数えきれない死の危険や、海の暴風の危機を主の守りによって乗り越えてきました。福音によって新しい統治が開かれようとしているかのようです。福音宣教はローマで終わりではありません。さらに大きく、世界中に広まっていっています。パウロを守ってくださったのと同じ仕方で私たちを守り、主イエスが再臨するまで続きます。
    4 min

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リジョイスは「日本キリスト改革派教会 教育機関誌委員会」が毎月発行している機関誌です。リジョイスには聖書日課が用意されており、日替わりで聖書のみことばと解説が紹介されています。

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