ロハスやSDGsは、資本主義という今のシステムを温存するので、

本質的解決にならないと著者は批判します。

ダビデは敵に面従腹背しながら、

イスラエルの利益のために働きました。

イエスの「不正な管理人のたとえ」は難解な箇所ですが、

このダビデの行動にヒントがあるかもしれません。

物質代謝の修復不可能な亀裂とは、何なのでしょう？

マルク協同体という古代のシステムは、

共有地という方法でそれを回避していました。

ダビデがサウルを「愛した」ことを、

イエスは「敵を愛しなさい」と教えたとき、

イメージしていたのではないでしょうか。

脱成長と長期停滞は違います。

長期停滞は格差と貧困を生みます。

過去30年の日本がまさにそれでした。

ダビデは自分がサウルの命を尊重しても、

相手が自分の命を尊重してくれるとは限らないことを学びました。

しかし、神は確実に自分の命を尊重してくれることも信じられたのです。

気候変動と格差問題は根底でつながっています。

補助線に「グローバル資本主義」があります。

アビガイルという女性を聖書は「聡明」と言っていますが、

その聡明の定義は世間のそれとは違うようです。

最後の「リンカーン仮装会」のシーンは、ぐっときました。

ダビデをもてなさなかったナバルは、

なぜそんなにも「重罪」だったのでしょうか？