「イギリスで検討中の宇宙太陽光発電システム 多くの課題を乗り越えられるか」 【▲イギリスで開発中の太陽発電衛星からマイクロ波で電力を送るイメージ図(Credit: International Electric Company)】宇宙空間から電力を送る「宇宙太陽光発電システム」の新しいコンセプト「CASSIOPeiA(Constant Aperture, Solid-State, Integrated, Orbital Phased Array)」の検討がイギリスで進行中です。宇宙太陽光発電システムは、実現すれば24時間365日電力を生成・供給できる可能性を秘めています。「CASSIOPeiA」計画の背景には、持続可能な発電方法の追求があります。イギリスは2021年に、カーボンニュートラル(※)を2050年までに実現する「ネット・ゼロ(Net-Zero)戦略」を打ち出しました。かつてイギリスでビジネス・エネルギー・産業戦略大臣を務めたGreg Clark氏は、少なくとも30〜40ギガワットの電力を持続可能かつ出力の制御が可能(dispatchable)な発電方式に頼る必要があるという談話を、2019年にタイムズ紙で発表しています。